その流れから、リアルに「死」を意識する体験をした。
事件レベルとしては大したことないが、リアルに死を意識するってのはなかなかのインパクトだった。
ガキの頃から今まで、ちょっとしたことで口にしていた「びっくりしたー!死ぬかと思ったー!」の思いの総和よりも、リアルな一発の方が大きい。
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ブログ復活!とか息巻いていながらまたまた長いこと放置状態になってしまった。
何しろ忙しくてねぇ。 公私共に。 いや、毎日楽しく過ごしてますよ。ハッハッハ。
さて、余計な話はまた別のトピックに書くとして、今回のメインテーマ、行きましょう。
実は俺、もう随分前から『逆流性食道炎』という持病を持っている。
これは治らないらしい。 薬で抑えられるので、ず~っと薬を飲み続けなけりゃならないそうだ。
薬を飲んでると、完治したと思えるほど調子が良くなる。
そうなるともう病院に行かなくなる。
暫く経つとまたあれこれ症状が出てくる。
病院に行く。 薬を飲むようになる・・・ の繰り返しだ。
今年4月のある肌寒い夜のことだった。
薬を飲まなくなってから大分経っていて、また調子が悪くなり掛けて来ていたので、週末にでも病院に行こうかなと思っていた頃だった。
仰向けの体勢で熟睡していた俺の喉のちょっと下に、何かが突き刺さるような焼き付くような感覚があって強烈に目が覚めた。
さては誰かが藁人形を? じゃなくて何だ?これ?
呼吸ができない・・・
ベッドの上で上半身を起こした。
ちょっと待て。。。 今、俺、呼吸できてない。 あ、呼吸困難ってやつか。 いや、困難でもできるだけ幸せだろ。 全く出来てない。 呼吸不全? どーでもいいわ!
困ったぞ。 なんだか判らんけど、呼吸できないってことは、、、
俺、死ぬのかな?・・・
そうなるとやっぱり家族の事に思いが行くね。 一人ひとり。
いや、まだ死ねないだろ。 しかもこんな急に。
重苦しい咳が出た。 そのため息を吐くことはできた。 さて今度は吸わないとな。
大きく口を開けて、なんとか吸い込んでみる。 少しずつ、気管を押し開くようにして空気が染みこむように肺に送られて来た。
声を出すつもりはないのに声帯が震えて悪魔のうめき声のような音が出る。
もうちっと早く空気が入らないかな。 苦しくなって来たぞ。
「あ゛・あ゛・あ゛・あ゛・あ゛・あ゛・あ゛・あ゛・・・」
俺の悪魔のようなうめき声に、カミさんが目を覚ました。 「どうしたの!?」
ある程度吸ったので今度は吐いてみよう。
普通には吐けない。 また咳が出た、、、あぁ苦しい。すぐ吸わないと。
「あ゛・あ゛・あ゛・あ゛・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・・」
あれ? さっきよりちょっとだけ楽だ。 傍らで心配そうに見守るカミさん。
吐く。 少し抵抗はあるが吐くことはできるようになってきた。
すぐに吸う。
「あ゛あ゛(ヒュー)あ゛あ゛あ(ヒュー)゛あ゛あ゛あ゛・・・・」
更にまた少し楽に。 危機は脱したかな?
何度か繰り返すうちに音を立てずに呼吸ができるようになった。 詰まっていた気管が元に戻ったようだ。 あぁ、助かった・・・
どうも就寝中に胃液が逆流して気管に入ってしまったようだ。
それで気管狭窄を起こして呼吸不全って訳だ。
また起きたらやだな と思いつつすぐ就寝。 無事に朝を迎えられた。
こんなことが起きた俺のリアクションは、怒りだった。 あったま来た。 テメー、コノヤロ、ふざけんじゃねーぞ だ。 ちなみに甲高い声モードだ。 テメーコノヤロー
怒りの矛先は掛かり付けのドクターに対してじゃない。
逆流性食道炎に対してだ。
ひたすら病院通って薬出して貰って飲み続けるしかないという事に対してだ。
俺の身体に対してだ。
もう~あったま来た!
ってことで、病院には行かず、怒りによるアグレッシヴな抵抗運動を試みた。
その日以来俺は、
● 怒りを以って食事はよく噛んで食べるようにしてやったぜ
今までは、ろくに噛まずに早食い王者だった。 あの日以来、テメー、承知しねーぞコノヤローと怒りながらモグモグ良く噛んで食べている。
● 腹八分目だぜ
もっと食べてえな~と思っても、う~るせぇ~!食べるか、コンチクショーめ!と怒りで食欲を抑えている。
● 水分を多めに摂るようにしてやったぜ
元々あまり水分を摂らない派だったのだが、ふざけんじゃねぇーぞーと怒りながら水などを良く飲むようにしている。 特に、寝しなにコップ半分の水を「コンニャロメー」と飲むのはかなり良い。
● 歩いてる時も怒ってるぜ
腹筋と背筋に力を込め、まっすぐ前を見ながらアグレッシヴに歩く。 冗談じゃねーぞ、コノヤロー、逆流してんじゃねぇぞ~ と怒りながら。
● マックフライポテトは食べねーぜ
マクドナルドに行ってもポテトは頼まない。 「一緒にポテトはいかがですか?」「なんだとコノヤロー!もう一回言ってみやがれ~」 などと怒りはしないが、あれを食べるとかなりの確度で胃にダメージがあるので、怒りを以って遠ざけている。
● 寝る体勢にも気をつけているぜ
枕を縦にして背中から頭までが少し上がるようにして寝ている間の逆流に備え、かつ、怒りで逆流を抑止している。
まぁね、ああいうことがあってすぐに病院行って薬出して貰って・・・なんてのは、癪に障るじゃん?
とりあえず抵抗を試みたい訳よ。
最善(?)を尽くして、それでもダメなら病院行こうかって感じね。
ところが、このレジスタンス作戦が奏功してるみたいなのだ。
以来、胃や食道の調子がすこぶる良いし、逆流もほとんど無い。 あの時はそろそろ病院行かなきゃなぁ ってくらいに調子が落ちていたのに。
色々な事の対処・対症方を独自に編み出してきた俺だが、また新たに一つ編み出してしまったぜ。
さて、
冒頭の写真にウケてくれた人がどれくらいいるだろうか。
あの頃の彼、好きだったなぁ~。 あのLP持ってたし。
そっちかーーーーーーい!!!
返信削除アルバムタイトル見落としたぜぃ
悔しいぜぃぇぃ
> 悔しいぜぃぇぃ
削除ギャハハハハハハ!
写真、ナイスなチョイスでしょ。 ブハハハハハハ!