俺って可愛いぜ!
昔っからずっと観たいと思っていながら、なぜかずっと観てない映画が沢山ある。
「イージーライダー」もその一つだ。
バイク乗りなのに、ハーレー好きなのに、なんたることか。
ただ、イージーライダーの場合、バイク好きや'60sロック好きの目に触れるさまざまなメディアで紹介、引用、そして語られるため、なんとなく観たような気になってしまうってのもある。
事実、監督・脚本・主演・概要・ノリ・主人公らの結末まで知っている。
が、観ないことには何とも言えないでしょう。
ハーレーが納車される前に観ておかなきゃいかんぞ、これ・・・
ってことで、観た。
映像美しい。音楽素晴らしい! 全体のノリやトーンもええ('60sらしさプンプン)。
ハーレー、かっちょ良過ぎ!
60年代アメリカが描かれている('69年の作品だし)が、60年代アメリカ賛歌では決して無い。
俺的に印象に残ったセリフ。(正確じゃないが)
主人公の一人、ビリー、
「あいつら、長髪ってだけで俺達が気に入らないんだ」
そこに脇役のジャックニコルソン(若い!役名忘れた)、
「いや、連中はあんたに自由(Freedom)を見るんだ。連中には自由は恐怖なんだ」
自由ってのは与えられるものじゃないやね。
与えられた自由ってのは、まやかしなんだってことに気付いてない人多いやね。(しかも「身勝手」と履き違えてたり・・・)
でも実のところ自由なんてのは幻想だったり妄想だったり茶番だったりもする訳で、
それでも希求して、対価(努力だったり他との軋轢だったり、時には血だったり)を払って得ることに意味があったり無かったりする訳だわね。
そこには底知れない葛藤やら軋轢やらがあるから、おいそれとは・・・ってのがあって、それでもそっち側に行っちゃう奴らは場合によっちゃヒーローだけど、概ねアウトローみたいな・・・。
その辺りがグルグルのシャバシャバになって、色~んなモノが生まれて来たのが60年代なんだろな。
蛇足ながら・・・
昔、「イカすバンド天国」に、Born To Be Wild の替え歌を披露したバンドが出た。
「Born To Be 謙虚」とか歌ってんの。 しょーもねー!
満場一致でワイプアウト。
その時、あのデイヴ・スペクターが、一切のジョークも、しょーもない駄洒落もなしにコメントしたのが印象的だった。
「あなた、映画イージーライダー、観ましたか?」
「いいえ」
「観たらそんな歌とても歌えませんよ」
うん。確かに。
ま、どんな替え歌歌うのも「自由」だけど、思い入れを汚されて文句言うのも「自由」だね。
ハーレー購入を決意してから、「俺の心はフリーだぜ!」なんて言ってる俺って凄く可愛いと我ながら思う。
可愛いし、ほんと幸せだね。
そんな、ささやかで大層な「自由」への扉なのよ、ハーレーって。
“自由”ムツカシイよね
返信削除自由を難しいと言っちゃう事自体が変なんだけれどね・・・
この映画「イージーライダー」のラストに
ボブディランの作品を流す予定だったのだけれども
ディランはラストシーンを見てNGをだしたらしいんだ
だぶん“自由”の観点のズレからじゃないかとも言われてるらしいんだ
“自由”ってなんでもしていいってこととは違うと思うんだよね。
学生の頃
「自由時間」とか「自由行動」なんていうとすごい嬉しかった思いであるけれど逆に何したらいいかわかんなくなっちゃう時もあったりしたっけな・・・
そんでタイケの言葉なんだけれども
>そんな、ささやかで大層な「自由」への扉なのよ、ハーレーって。
うん、やっぱハーレーって凄いよね、マジでね!
話が車になっちゃうけれどイタ車やドイツ車ではこの感覚は感じてはさせてくれなだろうな・・・
あれだよね、話戻るけれど
大草原の中ひたすらハーレーでドローーーッと流していたら、夕日とか超マジで泣くだろうね
んー、ハーレーで旅がしたいっす・・・
コメント投稿なのに長レス、すいませんでしたm(__)m
いえいえ、長くたって全然OKっす。毎度どもです。
返信削除自由ってのは本当にムツカシイっすね。
なんでもしていいってことじゃ絶対にないし、それってああた、本当に自由なの?ってのもありますね。
定義するのも難しいし、捉え方も人それぞれな部分もあって、奥が深いっす。
> ディランはラストシーンを見てNGをだしたらしいんだ
へぇ~。なるほど。
ラストシーン、知ってたけど、やっぱ「アラー」でした。
っていうか、怖いね、人の心って。
> 超マジで泣くだろうね
心が「自由」になる瞬間だわね。
> んー、ハーレーで旅がしたいっす・・・
だよねぇ~。