ハーレーダビッドソン＆マルボロマン

ダサく生きるよりカッコ良く死のうぜ

日曜日、
カミさんと娘は野暮用で渋谷に出かけた。
娘がいつもツルんでるお友達とそのママも一緒だ。
おい、娘よ、生のアゲ嬢見られるとイイな。 ってそれが目的じゃないんだが。

一方、俺と息子はハーレーで宛ての無い旅へ・・・と思っていたのだが生憎の雨。
う～・・・残念至極！

カミさんと娘を車で駅まで送って行った帰り、ハーレー駄目だからアルファでこのままドライブ行くかと息子に提案するもさして興味も示さず。
家でまったりしていたいみたいなことを言う。　雨だしな・・・。

そんなこんなで帰宅してまったりと・・・。
俺は革ジャンと革コートとブーツの手入れをしたり、息子は wii で遊んだり、 その後一緒に wii で壮絶なバトルを繰り広げ、そして二人で昼食。

午後は、その日のハーレーライドが潰れた代わりに、二人で映画『ハーレーダビッドソン＆マルボロマン』(DVD)を観た。


遂に観た。
以前から観たいと思っていた映画だ。
ハーレーオーナーになってもまだ観てないとは何事か！？と思っていた映画だ。

で、どうだったかっつーと・・・
コレは人にはオススメできないね。

でも、俺は大好きだ！　いや～、大好きだ！　うん、カッコイイ！
息子も楽しんでいた。


この映画、ぶっちゃけ、ストーリーから何から全編ツッコミ所。
ツッコミ所満載のその物語の微妙な”位置”に、自分の身を置けるかどうかで面白いと思えるかどうかが決まる作品だ。
ファンタジーだと思えば文句なしかも。　ま・・・ある意味ファンタジーだし。
うん、”痛快娯楽活劇（ある意味ファンタジー系みたいな系？）”みたいな感じ。

女性の裸やオッパイが出てくるシーンがあるのだが、そんな時、妙にクールな息子が可笑しい。
俺はそんな時、、、妙にはしゃいでいる。

なんつーてもハーレー、カッコイイ！ 痺れる！
ミッキー・ローク、かのネコパンチ事件で男を下げちゃってはいるが、いやいや、カッコイイ！
ドン・ジョンソン、俺が非喫煙者になって7日後に見た夢に出てきたマルボロマンそのまんまだった。 カッコイイ！

映画の中で、とある日本企業の重役達とテレビ会議で契約について話しているイタリア系アメリカ人のビジネスマン（←悪い奴）が、べらぼうにデタラメな日本語を喋るシーンがすんげぇ笑える。
こんなデタラメな日本語教えたの誰だー！
2回もリプレイして息子と大爆笑した。

ミッキー・ローク演じるハーレー・ダビッドソン（←役名）の拳銃の扱いの下手さは好感が持てる。
大抵のアメリカ映画は主人公の拳銃捌きはしっかりしてるし。

でも、

「ダサく生きるよりはカッコ良く死のうぜ」

ってセリフは心に響いたな。 単純でバカっぽいけど。
これは尊厳死にも通じるな。ん？違うかぁ？　ま、”尊厳死”については近々書こうと思ってるテーマだ。

マルボロマンが何かってえと引き合いに出す、亡父の遺した格言シリーズが結構おもしろい。


まぁとにかくこの映画、人にはオススメできないが、俺は大好き。


ハーレー物ってことでは、『WILD HOGS / 団塊ボーイズ』も観たい。どうやらもうDVDが出てるようだ。
廉価版が出るまで待とうかな・・・


夕方、
カミさんと娘、娘のお友達母子と皆で外で夕食を摂るため、合流ポイントの地元駅へ。
外は雨だが大して寒くもない。しかし、映画の影響で革ジャン羽織って出かけた。 ・・・暑っ！


娘は生アゲ嬢が見られなかったそうだ。
「そっか、雨だとあいつらアガんねーんだよ、きっと」
娘のお友達のママが妙～～～に納得していた。

雨の日アガんねーのはハーレー乗りの俺も一緒か・・・