光り輝く世界で
前回のトピックで巨大ハナミズキについて書いたが、良く考えたらハナミズキの花のシーズンってもっと後、4月中旬~5月初旬あたりだ。
今頃咲いてる訳がねえ。 やっぱ違う木だったんだ。
ってんで調べてみたら、どうやらハクモクレンのようだ。
被子植物門 双子葉植物綱
モクレン亜綱 | モクレン目 | モクレン科 | モクレン亜科 | モクレン属 | ハクモクレン |
バラ亜綱 | ミズキ目 | ミズキ科 | ヤマボウシ属 | ハナミズキ |
亜綱から別れっちゃってる。 こりゃ全然違う種だ。
だって似てたんだも~ん。 あらら?・・・よ~く見たらやっぱ違うわ。花でけぇし。
ってことで、ありゃハクモクレンだ。お詫びして訂正するぜ!
さてさて、、、
去年の暮れくらいから、右目の視覚に軽微な異常を認めるようになった。
視点付近に黒っぽくぼやけた小さなドットが見えるのだ。
眼球を激しく動かすとドットの位置がずれるのだが、やがてまた視点付近に戻ってくる。
何なんだ!?
眼球に付いた汚れかと思い、水でジャブジャブ眼球を洗ってみるも状態変わらず。
う~ん・・・・
飛蚊症(ひぶんしょう)というのがあるが、あれは半透明のいくつものドットが見えるやつだ。
俺のは黒っぽくて一つだ。
とりあえず眼科に行こう。
しかし、何なんだろう。
10億人に1人の割合しか出てこないすんげー珍しい病気だったらどうしよう。
”ヘタレ網膜性突発硝子体異常グリグリ症候群”とか難しい病名だったり・・・(そんなんあるかーい!)
どっかの医学部教授のモルモットにされて、医学生たちに晒されちゃったり、、、
あー、どうしよう・・・
「手術しないと助かりません」とかもヒエーだし。
よもや、
「残念ですが、もう、手遅れです」
「ご家族を呼んでください」
「もはや手の施しようが・・・」
なんてえことはあるめえな。
ハーレーやアルファに乗れなくなるほど悪化したら嫌だな・・・
微妙に悲しいのは、「まったく異常は認められませんねぇ・・・」ってやつだ。
症状があるのに異常なしとか言われると、安心な反面悲しい。
最悪なのは
「眼癌です。脳に転移してます」
ガンガンてぇ! へ~っへっへっ!脳に?やっぱね。なんちって。
で、結局、そんなに激しく鬱陶しい訳でもないし・・・で眼科行きは保留に。(ビビってんじゃねーよ!)
だが、近頃ちょいと鬱陶しさが増してきた。
症状自体は変わらないのだが、妙に気になる日とそうでない日があって、気になる日が多くなってきたのだ。
仕事でPCのモニターを見てる時が一番気になる。
しょうがないので腹を括って仕事前に眼科へ行くことにした。
なにしろ10億人に1人の割合の珍しい症状なので(勝手に決めるな!)、きちんと説明しないといけない。
どういう順序でどういう風に詳細まで説明するか、段取りを組み立てつつ眼科へ向かった。
受付で予備問診。「どうされましたか?」
「右目の視点付近に黒っぽい点が・・・」
「あぁ、はい。いつからですか?」
お・お・お・おい!、俺の説明まだほんのとば口だぞ。高尾山登山で言えば、JR高尾駅出たとこのお土産屋さんでトネリコの杖を買ったあたりでしかないんだぞ!(買わねーだろ!フツー)
「あぁ、はい」って、そんなぞんざいな・・・
とは言え相手は医師ではないので、とりあえず相手のペースで問診を終えた。
診察前に視力と眼圧の測定。共に異常なし。
次に、まっすぐに延びる道の向こうに気球が浮かんでる絵を見る検査。 ぼやけたりはっきりしたり・・・ピントが合ったところで勝手にランプが光る。
一体俺は何を検査されてるんだろう?・・・どうリアクション取って良いのかも分からず、落ち着かない。
え?リアクションとか気にしないでイイの?そうなの? あぁそう。
そしていよいよ医師と対面。
何も聞かれず、すぐさま診察。
なんだかサイバーパンクにSFチックな診察マシーンで俺の両目を仔細にスキャンされた。
微妙にテンション上がっちゃうじゃんか、おい・・・
医師が俺に、確認するように問いかける。
「・・・・ですね?」
あぁその通り。 「はい」
「・・・・ですね?」
うん、まったくその通り。 「はい、そうです」
「・・・ではないですね?」
まさしく、その通り。 「はい。 ~~~ではありません」
俺が用意した説明トークはまったく出番がない。
だが、医師の問いかけがすべてその通りだと、妙に安心感が沸いてくるもんだ。
もっと詳しく調べるために、瞳孔をバカにする目薬を点眼したいと医師が言う。
瞳孔をバカにしてパッカーっと開き、眼球の中や網膜をもっと詳しく調べるのだそうだ。
点眼後4~5時間はバカ瞳孔状態が続く。
「その間、車の運転とか、視力が弱まると困ることとかありませんか?」
大丈夫だと答え、その目薬を右目に投入! 20分ほどすると右の視界がボヤけ、光が痛いほど眩しくなった。
そしてまたあのサイバーパンクな診察マシーンで仔細にスキャン。
「うん・・・ これだな・・・」
医師のこういうセリフは安心するね。「あれぇ?」とか「なんだかなぁ・・・」とか呟かれた日にゃ、不安は真夏の積乱雲だものねぇ。
医師は診察を終えると、まるで身体をもぎ取られた鬼太郎のオヤジのような眼球模型を使い、解説を始めた。
ふむふむ・・・ふむふむ・・・
なるほど・・・はいはい・・・
あー、そうなんですか。
俺は眼球の表面に近い方 - 水晶体とか - に何か異常があるのかと思っていたのだが、問題は眼球の中、硝子体にあるそうだ。
そこに歪みとか濁りとか空洞とかそういったものが出てきて、その影が網膜に当たっている状態なのだと。
対処としては、、、慣れること。
そのうち消えるかもしれないし、消えないかもしれない。(視界の外に移動するという意味)
もっと大きくなるかもしれないし、そのままかもしれない。
また別の点が出てくるかもしれないし、出てこないかもしれない。
網膜などの異常や病気に起因することもあるのだが、眼球には何も異常はないとのことだ。(硝子体のちょっとした”問題”の他は)
あぁ~、とりあえずその点は良かった良かった。
「で、この症状は何と呼ばれるものですか?」
「ひぶんしょうです。飛ぶ蚊の症状と書きます」
な~~~んだ。飛蚊症の1バリエーションだったのか。
・・・ポピュラーじゃん! 軽微なものも含めれば、飛蚊症じゃない人の方が少数派だ。
「こうなる原因なんかはあるんでしょうかね?」
「病気や異常に起因するのでない場合は・・・加齢によるものですね」
か・・・か・・・加齢・・・。
加齢による症状・・・か。 症状よりその方がショック・・・
外に出ると、、、
瞳孔がバカになっているせいで、世界は光り輝いていた。
中央付近に俺の見た目のドットを入れてみたのだが、画像を縮小したら目立たなくなってしまった
視点付近くに見えるドットだが、
慣れるしかないんじゃしょうがない・・・と思ったら、そんなに鬱陶しく感じなくなった。
単純だな、俺。
これは加齢により柔軟性が高くなったおかげかも。
ま、、、悪いことばかりじゃないやね、年齢を加えて行くのもよぉ。。。コンチクショーめ!(どっちなんだよ!)
大事に至らなくて良かったですね。
返信削除ちゃんと病院で病院で診てもらうと安心ですね。
私は2年前に、今話題のレーシックを受けました。
幸い話題のクリニックではなかったのでよかったのですが(汗)
今は花粉症のためひどいかゆみでしょっちゅうこするため、常にマスカラが落ちて眼の下が黒くなっています。
(そこまでしてアイメイクは必要なのか?)
目下の悩みはサングラスとマスクを同時に装着すると、視界が真っ白で危険なることです。
なんてそんなことはさておき、目ってほんと大事だと思います。
体のどの部分も大事ですが、目には一目置いている私です。
(なんじゃそりゃ?)
スミレさ~ん! コメントどーもありがとー!
返信削除> 大事に至らなくて良かったですね。
あい。ありがとございます。
> ちゃんと病院で病院で診てもらうと安心ですね。
なんやかんやでやっぱそうですよねぇ。
> 私は2年前に、今話題のレーシックを受けました。
おー!スゲースゲー!
世界が変わるって言うけど、、、そりゃ変わるんでしょうねぇ~。
花粉症、相当お辛そうですねぇ・・・なんだかつられて涙出そうです。
今は治っちゃってるけど、昔は結構な花粉症だったもんで。
> なんてそんなことはさておき、目ってほんと大事だと思います。
いや~、ほんと大事ですよね。そりゃ大事ですともさ。
> 体のどの部分も大事ですが、目には一目置いている私です。
> (なんじゃそりゃ?)
フハハハハ。 そりゃ一目置きますよね。
目はやっぱ最大の入力装置だからなぁ。
どもです
返信削除いや冗談抜きで
大事じゃなくて良かったです
それにしても今回のトピはリアルさを感じました
>10億人に1人の割合しか出てこないすんげー珍しい病気だったらどうしよう。
俺もよく考えます同じように 笑
加齢でしたか・・・これからも色々あちこち
ガタがくるんでしょうね。。。
でも、考え方だけれどありがたく受け止めたいですね。
川上ぃ~! コメントどーもありがとー!
返信削除> 大事じゃなくて良かったです
どもありがとございます。
> 俺もよく考えます同じように 笑
思うよねー。仮に診断の結果がちゃんと出ても、実は俺の場合は違うんじゃねーか?とかね。
> 加齢でしたか・・・これからも色々あちこち
> ガタがくるんでしょうね。。。
ポンコツ化ですわ。ウハハウハハ。
> でも、考え方だけれどありがたく受け止めたいですね。
言ってる意味わからん。
そこまで行くともはや宗教だよ、川上ぃ。
俺は俺の心意気を以ってそれらを受け止め、折り合って行くってこったよ。
タイケーさん こんにちは
返信削除おー、タイケーさんも飛蚊症の仲間入りですね!
私はかれこれ20年位前からですw
年を取るに連れてどんどん増えてきていますw
最悪眼球のなかの液?を取り替えるしかないですね
と言われましたw
本とか読んでると、丁度邪魔なんですよね〜
最初は気になってたけど、最近は増えてきても気にならなくなりました。
そのうち見えなくなっちゃうのかな〜?
あっか~ん! こんにちは。 コメントどーもありがとー!
返信削除> おー、タイケーさんも飛蚊症の仲間入りですね!
仲間ってか! あっかんもか!
> 私はかれこれ20年位前からですw
> 年を取るに連れてどんどん増えてきていますw
ありゃりゃ~、そうなの?
20年も前から? 増えてるって? アジャパー!
> 最悪眼球のなかの液?を取り替えるしかないですね
> と言われましたw
人工硝子体なんてあるの? スゲーね。
手術すれば治るとは俺も聞いたけど、フツーやらないよね。
病気じゃなくて症候群だし。
どーしても気になって気になって・・・ってんじゃなければねぇ。
保険も利かないんじゃないの?もしかして。
金も暇も大して掛からないんだったら手術で治したいとこだよね。
> 本とか読んでると、丁度邪魔なんですよね〜
あ、そうそう。
そんな時は視線を急激に上向けたり下向けたりして、ドットの位置をずらしたりしまさ。
> 最初は気になってたけど、最近は増えてきても気にならなくなりました。
慣れるもんなんだねー。
> そのうち見えなくなっちゃうのかな〜?
定常位置がズレると見えなくなることもあるっつってたよ。