2012年2月14日火曜日

ハーレーカスタムその3 さらにローダウン,その他

また一段とかっこよくなっちった(当人比)

Dyna Super Gride Custom 2007
先週日曜日。ちょっと陽気もぬるくていい按配だったので、ハーレーカスタム第3弾だ。

ショップでのカスタム含めたら5弾なんだけどね。
ま、自分でやるカスタムとしては第3段ってことで。

前々回のカスタムでは、ハーレーのリアショックをちょいと短いものに交換してローダウンを図った。
やり過ぎて乗り味や性能に影響が出るのもどうかと思ってほんのりね。

しかし、少し落としてみたら、「どうせなら」って、もっと落としたくなってしまったのだ。
そんな訳で、今回は、もうちょっとローダウン作戦。




● ロワリングキット

もうちょっとって、またリアショックを変えるのかって? いやいや、そんな。もったいない。
ショックを変えずにローダウンする方法がある。
それが、これ。

L.A.チョッパーズ社製、ロワリングキット。

これでリアショックの下側の位置をずらすことで、約1インチ(25.4mm)ローダウンするって寸法さ。


さてそれでは・・・

ジャッキアップしてからリアショックを一旦外す。
ショック下側、スイングアームとの取り付け箇所が左右で微妙に違っていて、右はボルトだけで止まっているが、左は裏にナットを咬まして止めてある。

ショックを外したらボルトのネジ山や穴を軽く掃除しておく。


さてと、スイングアームにロワリングキットのブロックを噛ます訳だが・・・どうやって嵌めるのかな?と。

取説を見てみっか。

え゛ーーー! 図解なしかよ! 字だけかよ! 日本じゃあり得ないな。

ひっくり返してみたらいい按配に収まった。


元々ショックを止めていたスイングアーム上のネジ穴とロワリングキットの穴を合わせてボルトを通す。
ここには元々ショックを止めるのに使っていたボルトを使うのだが、ロワリングキット側の穴はネジ穴じゃない。ただの穴。
なんと!元々左側のショックを止めるために付いていたナットをこっちに使う。
左用のロワリングキットはネジ穴切ってあるんでナットは必要なくなるのだ。

裏にナットをかまして・・・って、こんな狭いとこでナット締められるかよ!
と思ったら、めがねレンチであっさり締められた。

(もしかして貴方がこのトピックを参考にしようとしてるなら、ロックタイトも忘れずに)

左側にもロワリングキットをボルト止め。

短い方のボルトだな


さあリアショック。
上部にロックタイトを付けたボルトを通して、ショックが回る程度に仮止め。

そしてリアショック下部を、ロワリングキットのもう一つの穴の方に止める訳だ。
そのままだと穴に届かない。


ジャッキを少しずつ下げて、ショックとロワリングキットの穴が一致するところまで調整。
おぉ、大分落ちる感じだぞ。

ロックタイトを塗ったボルトを入れて、上のボルトと下のボルトをトルクレンチで締める。
サービスマニュアルによると、上も下も適正トルクは 40.7 Nm ~ 54.2 Nmだ。

ジャッキを外してみた。

おぉ~、すこぶるいい按配だぜ!
ショック交換前と比べると大分落ちた。
↓交換前との比較写真をば。
納車の日に撮った写真
リアフェンダーの下、タイヤの黒い部分が良く見えてる

ショックを交換した後
リアフェンダーの下、タイヤの見える部分が狭くなっている

さらにロワリングキット導入後
リアフェンダー下のタイヤの黒い部分はほぼ隠れた
マフラーも左下がりに斜めになってる
最初の写真に比べると、スイングアームが恥ずかしいくらいに見えてる

跨ってでみたら、これまたすこぶるいい按配。
スニーカー履きで、両足が踵までべったり地面に着く。
ショック交換前はブーツ履きでも踵は浮いていた。
ショック交換後は気合を入れるとなんとか踵まで着く程度だったのが、フツーに着くようになった。

ポジションも良いし、申し分なし。 素晴らしい!
俺が求めていたのはコレだよ~! テンション上がるわ~!


● サイドスタンドの長さが問題

さてと。
ローダウンしたのは良いんだけど、車高が低くなった分、サイドスタンド出して停めた時の傾きが浅くなってしまった。
直立ではないけども、傾きが浅いと、ちょっとしたことで反対側に倒れそうで怖い。

こういう場合、サイドスタンドも短いモノに交換しなきゃならない。
やっぱそうかぁ・・・交換しなきゃダメだったか・・・

はい。 ショートサイドスタンド~。 抜かりねえぜ。


再びジャッキアップ。 作業しやすいように高めにリフトアップした。
ちょっと不安定で怖い。 慎重に作業しよう。


サイドスタンド交換はかなり大変そうな感じがする。
サービスマニュアルを見てみると・・・
どうしてアメリカ人ってこんなにテキトーなんだろ?
図解説明はあるものの、図の中で各パーツに振ってある番号と説明中の番号が一致してない。
さらに図解と解説で同じ物を別の名称で語っていたりする。
なので説明が分かりにくいったらありゃしない。

良く分からないまま、とりあえず着手。

サイドスタンドに付いてるスプリングを外さなければならない。
外すための道具は800円ほどで買った。

サイドスタンド側から引っ掛けて引っ張ってみたが、びくともしない。
あれこれ試したが、こりゃ無理だと判断。
反対側に回って、フレームに掛かっている部分に引っ掛けて引っ張ってみたら、あっさり外れた。 こっちが正解だったか!


さてこの後どうすれば良いんだろか。
サイドスタンドの頭にボルトが見えるがフレーム内なのでレンチが使えない。
てことはそれを外すのは不正解だろう。

もう一度サービスマニュアルを見てみる。
コッターピンを外してピンを引き出せとある。解説図には「プレッツェルピン」って書いてあるし。 わかんねー!
とにかく割りピン探したらエンジン下部、前から見たところにあった。
こいついを抜いて、太いピンを押し込み、反対側、つまりサイドスタンドがある方から抜き出すと、サイドスタンドが外れた。

なるほど。やってみれば意外と簡単。 改めてサービスマニュアル見てみたら、確かにそのまんまなことが書いてある。
手順が分かってれば、その通りな記述だけども、分かってないと、判り難い。


サイドスタンドの頭に付いてるブロックを新しい方に移し、これをセットしてピンを入れてコッターピンで止める。

そしてスプリングだ。
これが物凄い大変だった。
サイドスタンドに引っ掛けておいて、グイっと引っ張ってフレームのフックに引っ掛けるのだが、これがなかなか引っ掛からない。
あれこれ試行錯誤しているうちにポロっと引っ掛かった。
サイドスタンドを上げた状態にしておいて、スプリングに手を添えながら引っ張ると、結構簡単に引っ掛けられる。

ちょい短めのサイドスタンドになって、停めてる時の角度も良い感じになった。




● もう一つついでにカスタム

ところで、
この人、あちこちいじってるのに、なんでハンドルグリップは味気ないノーマルグリップのままなんだろ?と思った人も居るかもしれない。

さしたる理由はない。 優先順位が低かっただけさ。


ってことで、ハンドルグリップ~!

やたらクロームクロームしてるよりも、サラっとクロームで、レザーで編みこみ入りって微妙なところをチョイスしたぜ。

さあ、取り付けるぜ!

ハンドル周りのあれこれを星型レンチでバラす。



右のハンドルグリップは当然のことながらアクセルワイヤーが引っ掛けてある。

ワイヤーエンドに小さな真鍮のストッパー金具が付いてるんだが、外す時にこれがすっ飛んでしまい、地面を這うようにして探したがなかなか見つからず、焦った。
いや、もう、執念で探し出したけどね。

ワイヤーを外すと、グリップがスポっと抜ける。
新しいグリップを差し込んで、逆の手順で組み上げればOK。

左のグリップも同じようにバラしていくと・・・
おっと、こっちはボンド止めだった。

細いマイナスドライバーを奥まで挿し込んでグリグリってのを何度かやって、グリップを抜いた。
ボンドカスをスクレイパーでこそぎ落とし、最後はサンドペーパーで綺麗にした。

新しいグリップもボンドで固定しなけりゃダメなんだろうか?

とりあえず差し込んで仮組みしてみたところ、新しいグリップ(左用)には、スロットルみたいにブインブイン回らないようにストッパーが付いていた。
これならボンド止めの必要はない。

そのまま、位置合わせしてから本締めで組み上げた。



いや~、素晴らしい!
見た目も素晴らしいが、握った感じが素晴らしく素晴らしい。
なんでもっと早く交換しなかったんだろ?


で、全体写真。
背景が情けなかったんでデジタル加工したぜ。


クァッッッッッッッケーーーー!
いや~、カスタムはテンション上がるな~。
あんまりハマり込まないようにしようとはしてるんだけどもねぇ。

6 件のコメント:

  1. カスタムいいね~

    カスタムすると、自分のバイク的な感じが強まるよね!
    それにしても、海外通販の説明書解らないよね!

    究極には、工具にも凝る様になるからご注意!

    返信削除
  2. うわぁっ
    タイケ・・・
    虎クゥァッケェーぞな!
    ここまでくるど美だね
    芸術品に跨って風になっているのが
    素晴らしいと思います
    いや、ため息が出るほど綺麗だ。

    返信削除
  3. Eiichi~! コメントどーもありがとー!

    > カスタムいいね~
    いいよね。

    > カスタムすると、自分のバイク的な感じが強まるよね!
    うんうん。強まる強まる。 自分でやると更にね。

    > それにしても、海外通販の説明書解らないよね!
    わっかんないねー。母語の人でもわかんないじゃねーの?

    > 究極には、工具にも凝る様になるからご注意!
    アハハ。俺はその心配はないわ。
    道具は選ぶけど凝る方じゃない。

    返信削除
  4. 川上ぃ~! コメントどーもありがとー!

    > 虎クゥァッケェーぞな!
    虎って何だ。ブハハハハハ! 虎クゥァッケェー っておもろいな。

    芸術品ってのはオーバーだべ。
    でも、テンション上がるぜ~。

    > いや、ため息が出るほど綺麗だ。
    マジで? そんなに? こりゃ~どうも。

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  5. 初めまして。ロワリングキット、その後いかがですか?メリット・デメリットあれば教えてください。

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    1. 匿名さん、コメントありがとうございます。
      ロワリングキット導入してから3年か~。 その後、特に問題ありませんよ。 

      メリットとしては安価にローダウンできることですね。 ローダウンは妙にテンション上がります。

      デメリットとしては、、、これ、この商品のデメリットってことじゃありませんが、右コーナーで簡単にマフラーの下側のステーを擦るようになりました。
      右コーナーは常にリーンインで回ってましたが、あまりに鬱陶しいのでステーを外してしまいました。
      ステーというか2本のマフラーをまとめてるだけでフレームに止められてる訳じゃないのでいいかな?と思って。
      それで擦らなくなって調子に乗ってたら、こんどはマフラーそのものを擦ってしまいました。

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