一人語り

ヤバいよ、ハーレー

ハーレーで走った感動と興奮覚めやらぬって感じ。
乗った3台のハーレーのインプレでも書こうかと思ったんだけど、興味ない人が読んでも面白くないし・・・
でも語りてぇ～。
んだ。語っちゃおう。


いやね、免許取る前にさ、サイドスタンド掛けられてるハーレーを起こして跨ってエンジン掛けてアクセル吹かしてってとこまではやらせて貰ったのよ。
もうね、これだけでも「来る」んだよ。ほんと。

「よ！相棒！　何だい？走るのかい？」
「いや、まだ免許ないんで、、、走れないっす。」
「ああ、そうかい。いつでも来な。待ってるぜ。」

いや、「来る」ってこんなもんじゃ無しに、ほんと、圧倒的に「来る」。


ハーレーって重いんだろうなって思うでしょ？
重いよぉ。300kg以上あるし。
サイドスタンド掛けてある状態から起こすだけでも「重っ！」って感じ。
そして、ゴツいよぉ。
でも本当～に美しい。
うん。
圧倒的重量感。
圧倒的存在感。
圧倒的美しさ。

クラクラ来ちゃうよ。

で、この前、俺、試乗したじゃん。
いや、ほんと、ヤバいのよ。
川上がコメントに書いてくれたように、厳しくも優しく寛容。
教えてくれるし褒めてくれる。
本当に器が大きいって感じ。
まさにその通りなのよ。
この辺は理屈じゃ説明できないところなのよね。

んじゃ、もっと解りやすい面を。


力強～い加速感が堪らないんだわ。
っつっても0～400mとか、0～100km/h とかのやんちゃな加速のことじゃなくて、普通に加速が必要な時の、頼りになる加速感。
これは本当～に素晴らしい。
俺を「持って行って」くれる。
これだけでも涙出そうになるわ。

んでもね、なにしろハーレーの味としては、80km/hも出せば、もう十分OKな感じにさせてくれるってことなのね。
とっても幸せ。　っていうか、街中で80km/hは確実に違反ですけど・・・
いや、60km/hでも十分幸せ。
30km/hでもそれなりに幸せ。

とにかくトルクが太いってところが、この辺の味を出してるんだねぇ。

近頃のハーレーは、エンジンが変わって「ドコドコ」感が薄いって言われてるんだけど、ちょっと高めのギアで走れば、そこそこの「ドコドコ」感が味わえて、これがええんだわ。


で、ハーレーは重いけど、重心が低いんで、直進安定性が高いのよ。
2台目に試乗したハーレーは、さらにタイヤ径が小振りな分、直進安定性は凄まじく良いのね。

超低速走行を試してみたら、これなら教習所の一本橋、20秒台は堅いって感じだったよ。
前後に車が居ないところで、ローリングもしてみたんだけど、真っ直ぐになろうとする力が優しく力強く働くのね。
自分が地球ゴマになったような感覚だったわ。

コーナーを抜ける時の加速感と起き上がり感は得も言えぬ感じだったなぁ。

3台目に乗ったハーレーは、俺が買う予定のハーレーに極めて近いタイプのやつで、これはややスポーティな味付けなんで、2台目のよりもコーナーリング特性が良いんだわ。
でも、「コーナーを攻めたくなる」んじゃなしに、「コーナーを楽しみたくなる」って感じ。


どのハーレーも、ギアを1速に入れる時の感触がね、堪らないよ、これ。
ゴツン！と入るの。
ほんと、堪らない。


でね、何しろ重いから、止まってる時にバランス崩したら、持ち堪えられず転倒しますわ。
こういうのを「立ちゴケ」って言うんだけどね。
安全確認不足で、走り出し際に何かに気付いてフロントブレーキをキュっと掛けたりしたら、おそらくバランス崩して立ちゴケですわ。
そういう事を意識すると、安全確認が凄く慎重になるし、車間距離を保って走るし、すり抜けもしない。
それ以前に、かっ飛ぶ気はさらさら起こらない。
なんて安全なバイクなんだろうと思ったね。


でね、でね、
今まではバイクに乗ってて綺麗な風景を目にした時ってさ、「バイクで走りながら見る美しい風景」だったのよ。
ところがハーレーだとね、「美しい風景の中を走るハーレー。 それに乗っている俺」 なのよ。
この、あからさまな圧倒的な絶対的な違い、解って貰えるだろうか？
感覚の違いを超越して、世界観の違いだよ、マジで。
しかもだよ、ハーレーのクロームメッキに美しい風景が映り込んで流れて行くのよ。
えぇ、どうよ？
涙出ない訳ないでしょ？
川上的に言えば、「出るに決まってんじゃん！」でしょ？

ん？　「良いねぇ～」ってか！　「良いねぇ～」って言うたか、今？　言うたな！
そしたら悪いこと言わないから、速攻でハーレーディーラー行って予約しなされ。
そしてその足で教習所に行って入学手続きとりなされ。
うん。これが正しい順番。

な～んちて。　押し付けは良くないやね。

あぁ～・・・ヤバいよ、ハーレー・・・