2006年11月6日月曜日

大型自動二輪免許交付

崩壊と再構築

運転免許試験場での免許交付は平日しかやってないため、仕事を休んで試験場へ行った。

試験場と言っても、試験を受ける訳じゃなく、申請・視力検査・写真撮影・交付てな段取りだ。
平日だってのに、交付申請する人がわんさか集まり、ごった返していた。

ま、そんな訳で、交付された免許↓

二輪の交付年月日が平成04年になっているが、実際は高校三年の頃。
これ、更新を忘れてて、一時失効したため、「ちょっと待った」申請の時の日付になっている。
さて、待望の大型二輪免許が取れたので、ハーレーに乗りに行こう。
てな訳で、ディーラーへ。
ショップの社長から祝福を受け、早速試乗へ。
っつっても、大型で路上は初めてだし、慣らしの意味で、まずは少し小振りな「スポーツスター」ファミリーの1200CCのハーレーに乗ることに。

ちとドキドキしつつ路上へ。
俺の好みでないファミリーのハーレーとは言え、ハーレーはハーレーだ。
おぉ~・・・・・ なるほど~・・・・・
操作や感触に慣れることに重点を置いてひとしきり走る。
慣れてきたところでショップに戻り、次の試乗車にチェンジ。
次は「ソフテイル」ファミリーの1450ccのハーレー。「ソフテイル・カスタム 2006」。
前に川上が試乗したハーレーだ。
「ソフテイル」ファミリーと言うのは、ハーレーの伝統のデザインを受け継ぐ系統。
ワクワクしつつ跨る。
おぉ、
グっと来る重量感と存在感。
走り出す。
「うぉおおおおおおおおおおおお」
ヤバい。
超ヤバい。
いや、、、ヤバいですって!
川上は「言葉では言い表せない」と言っていた。
敢えて言葉で表現するなら、一番的確な表現が「言葉では言い表せない」だ。
ほんとにヤバい。ヤバ過ぎる。
とりあえず俺に起こった事、つまり現象面の記述に努めてみよう。
感情が、、、
崩壊して、、、、
再構築された、、、
ってな感じ。
もう本当に、、、、「あぁ、、、ハーレー、、、」って感じ。 って何が本当なんだ?
もう、なにもかもOKな感じ。
試乗してて道がまったく分からなくなっちゃったんだけど、そんなの全然OK。
だって、ハーレーに乗ってるんだもん。


ちょっと行ったところに、長~い銀杏並木の道がある。
ハーレーで走る。
俺が、
この俺が、
ハーレーで美しい銀杏並木の道を走ってる。
ハーレーのヘッドライトのクロームメッキに、風景が映り込む。
涙が出そうになる。
ひた走る。
ゆっくりで良いんだ。
でも力強く。
すべてOK。
何も問題なし。
愛だな・・・
すべてに感謝だ・・・
あぁ、どうしよう。
本当に泣きそう。
でも泣いたら危ないから我慢我慢。
1時間以上乗り回してショップへ帰還。
俺が買う予定のハーレーは「ダイナ」ファミリー で、ソフテイルとは味付けが違う。
よりスポーティでありながら重厚な感じ。

試乗車にダイナファミリーのハーレーは無いのだが、特別にナンバー付きのデモ車に乗せて貰った。
試乗車じゃないので、試乗保険が利かないとのこと。
近所を軽く一周だけってことで。
う~ん! 素晴らしいぃ~~~~!
ライディングポジションが全く違う。
乗り味も違う。
振動も違う。(大きい)
でもコアの「ハーレー」は共通だ。


とにかく、ほんとヤバい。
俺、おかしい。
ハーレー乗る前と後で、違うよ、俺。
血液型も生まれた月の星座も名前の画数も手相も、み~んな違ってるはず。
ほんと、ヤバい。

帰りの車の中、感情がグルグルのシャバシャバになってて、もう訳分からない。
カーステでスプリングスティーンの「River」が掛かった。
マジで泣いた。
次にキース・リチャーズの渋いボーカルが・・・
「Slipping Away」 スローな味わいある曲。 ほんのり熱く泣けた。
次は何だ?
ザ・フー 「Sunrize」
アコースティックギターのアンサンブルとピート・タウンゼントのボーカルに泣けた。
続いてドゥービー・ブラザース 「Sweet Maxine」 ノリの良い曲だ。
何度も聴いてる曲なのに、妙にテンション上がってハイに。
さて、お次は?
マディ・ウォーターズ 「Cupper Brown」
思いっきりブルースになった。
次は・・・
エアロスミスだ! 「Dude (just like a lady)」
超ハイに! サビはシャウトだ! Dude like a lady! ♪

なんだかね、
無理な追い越し掛けられても、ノーウィンカーで割り込みされても、
もうそんなの全然、、、俺の埒外。
すべてOK.
みんな、何をそんなにセコセコ急いじゃってるの?
おっかしいよ、ほんと。

1 件のコメント:

  1. 川上、コメントありがとう。
    最後の賞賛は、いやいやそんな、滅相もねぇ、いゃはは でございます。

    試乗とは言え、ハーレーに乗った今、川上の言うことはよ~っく解る。
    凄いな、川上。素晴らしいよ。
    引用すると全引用になっちゃうからしないけど、ほんとに良く解る。
    まさに生き物、魂を感じるね。
    特に、

    > こちら側もそれなりのエチケットがないといけないんだよね

    うん。それだよ。
    テクで乗るんじゃなく、心意気で乗るっていうか、心が要求されるっていうか、そんな感じだな。

    川上は素直だな。そして純粋だね。
    ハーレーがそうさせちゃうのかな?

    ちなみに俺のイメージはね、

    じゃ、行くか?相棒。 乗れよ。
    (ほい。んじゃ、行こうか)
    おいおい、そんな乗り方じゃ俺は走らないぜ
    (え・・・マジで・・・ じゃ、こうして・・・)
    そうそう、それだよ それなら俺も こう だぜ
    (うぉ~・・・ そう なのか~)
    うっはっは・・・ごきげんだな 相棒!
    (うっひゃ~ ごきげんだぜぇ~)

    って感じ。
    今までは俺が主体だったな。
    「じゃ、行くぞ、相棒」ってのは俺だった。

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