2018年3月23日金曜日

タキシードとリコーダー 再び

娘のピアノ発表会で娘とリコーダーで共演したのが2015年11月。

その2年後、つまり去年の秋、再びリコーダーで共演した。 今度もモーツァルト♪

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

スーパーハイパーエクストリーム久々のブログトピックだぜ。
2017年はついに1本も書かなかった。 ネタはいくらでもあるんだがいろいろと忙しくてねぇ。
俺のハーレーも相変わらずピカピカで元気だぜ!イェーイ!ラッケンロー!

さて・・・

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

「とーちゃん、次のピアノ発表会、また出る?」
「何だとぉ!お前次は出ないって言ったじゃねーか!」
「出ないとは言ってないよ」
「言ったじゃんか!もう3ヶ月しかないじゃんか!」
「じゃあ出ない?」
「うぅぅぅぅぅぅ・・・出るー!」

娘が通っていたピアノ教室の発表会は2年毎。
前回の発表会後、娘はピアノ教室はやめているのだが、10年以上続けた生徒はやめた後も希望すれば発表会は出られるというシステム。

おっとそうそう、娘も今や花の女子大生。
これまで吹部少女で忙しくしていた分を取り返すかのように遊びまくっているぜ。

話戻って・・・
もう出ないものと油断していたところ出ることになってさあ大変。
前回、オーディエンスに鮮烈な印象を与えた我らとしてはイージーモードな曲はできない。
前回のステージ(『タキシードとリコーダー そしてトルコ行進曲』)は練習に1年費やした。
なにせ1日の練習時間は朝家を出る前の15分ちょっとしかないのでね。
今回、練習期間は3ヶ月しかない。

実はかなり以前、パッヘルベルのカノン/リコーダー四重奏に続く第2弾としてモーツァルトのオーボエ協奏曲第1楽章を密かに練習していたことがある。
レコーディング段階で諸事情によりボツになったためYouTubeにはアップしてない。
あれなら3ヶ月あればどうにかなりそうだ。

娘に提案し、決定。
全部演ったら8分近くになる曲をあっちを切りこっちを縮め、なんとか4分20秒ほどに収めた楽譜を用意した。
これには無料の楽譜浄書ソフト MuseScore が大いに役立った。(入力は大変だったけどね)
無料ソフトだがこんなに綺麗に編集・印刷できる


そして毎朝出勤前の朝練の日々が続いた・・・


ピアノ教室での相変わらず褒め上手な先生のレッスンやアドバイス、本番2週間前のスリリングなリハーサルなどを経て迎えた本番当日。
リハがあるので朝一番で会場入り。
大所帯のピアノ教室なため発表会は6時間に及ぶ長丁場。 その大分終わりの方に出番がやってくる。

本番前、リハーサル室で何度か合わせた。
最後の演奏が会心の出来だった。これ、なんつーか、なんつーんだろ、本番関係なしに、ちょっと思い出深い演奏になった。

本番の時間が迫ってきた。
楽屋でタキシードに着替え気合を入れる。 It's show time!
そしてリコーダー(今回はソプラノ)を手に、舞台袖へ。
俺たちの出番は休憩明けトップ。
前回ほどの緊張は無いが気分は高まっている。 まぁ今回は走ることは無いだろう・・・多分。

舞台袖で娘と合流。 そのブロックの出演者が数組待機している。
1ベルが鳴り、そして2ベル。 俺たちの名前がアナウンスされ、先生や次に出演する知り合いの励ましの言葉を背にステージへ。

OK, Hit it!


エンディング前の最後の山場で指がもつれたのが悔やまれる。あー悔やまれる!
だが気持ち良く演奏できたので良しとしよう。
前回同様、お辞儀する前から拍手が鳴り出したのが嬉しかった。
舞台袖に戻ると先生方(先生と若先生(先生のお嬢さん))にチョー褒められた。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

発表会の最後に出演者全員がステージに上がって記念撮影。
俺の隣りに立っていたお父さんが声を掛けてきた。
「前回はトルコ行進曲でしたよね。今回も楽しみにしてたんですよ~」
「こりゃどうも、ありがとうございます」

全て終えて楽屋で着替えていたところ、小学4年生くらいの男の子が入ってきて俺を見つけるなり、
「リコーダー、すっごい上手でしたね!」
「おぉ、ありがとう」
「自分はあんなに上手には吹けません」
この子、小学生くらいで一人称が「自分」なのかー。
「いっぱい練習すれば吹けるようになるよ」
「そうですか。(ニコ) ではさようなら」
「さようなら」
可愛いじゃねえか。

かくして長い一日は終わった。
3ヶ月に及ぶ練習、タキシード、そしてリコーダー。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

しばらく経って、先生から発表会の時の写真が届いた。
メッセージも同封されていて、嬉しい内容が書かれていた。

そして娘曰く、「とーちゃん、やっべ、次も楽しみにしてくれてるファンが居るって」
「ハハハ!ファンは大げさだよな」
「じゃあ次は何演る?」
「マジか!次も出るのか?!」
「だってファンが居るんじゃ出ないと」
「そしたら・・・あの曲はどうだ?」
次の曲はあっさり決定。次はベートーヴェンだ。
来年の秋に向けてそろそろ練習始めっかな~♪

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