朝散歩と健康とカワセミ

2022年秋頃、長きに亘るリモートワークの影響による運動不足と食べ過ぎで太りまくった上、超絶ヤバヤバ体調不良に陥った。
内科や脳神経外科を渡り歩くも「特に異常なし」。
「いわゆる男性の更年期ですかねぇ?」がドクターの診立てだった。
ですかね~ か。あ~そうかい。

これまで花粉症や金縛りを自力で組み伏せて来たこの俺だ。今回も自力でどうにかするしかないだろう。

かくして始めた朝散歩。その効果は絶大かつ付加価値ありまくりだった
 というお話。

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なんとこのブログ、5年ぶりの更新かー。 まぁ色々ありましてな。
以前は更新のたびにSNSで告知をしてたが、SNSもアクセスしなくなって久しい。
そんなんで「ブログ更新しましたー」もへったくれも無いので、今後は細々とただ上げて行こうかなと。


さて朝散歩。

最初は少し歩いただけで脚がパンパンになって痛くて泣きそうになっていたが、頻度と距離を少しずつ上げて行き、日課として定着したのは翌年2023年になってからだった。
その頃は街中の様々なルートを徘徊して新たな発見に心躍らせたりしていた。

その年の4月頭、とある筋から近所の川にカワセミが生息しているという情報を入手。
マジで?あの川に?えー!  朝散歩で行ってみますわー!

我が家から歩いて10分ほどで行ける浅く穏やかな流れの川。
水は意外にも綺麗で多種な魚が生息し様々な種の鳥も見かける。白鷺青鷺はともかく鵜まで居るのはたまげた。
どうやら5月にはホタルも見られるらしい。

川沿いの遊歩道は河津桜やソメイヨシノの並木があったり、スイートピーやらパンジーやらダリアやら紫陽花やら菜の花やら巨大サボテンやら南国の花風な花やら侵略的外来種の変な花やら様々咲き乱れる。
(水辺を守る会というボランティアの人たちが川辺の広範囲にわたり色々やってくれている)
時々竹林からリスも顔を出すし、夏にはオニヤンマがアゲハチョウを咥えて飛んでたりする。
めっちゃナイスな散歩コースなのだ。

バックパックに水筒とデジイチ入れて毎朝足繁く通うもなかなかカワセミくんとは遭遇できなかった。
どこをどう探したら良いものかも判らない。
ごっついカメラにいかついレンズ付けた撮り鳥のおっさんを見掛けた時はしばらく尾行して行動観察してから声を掛け、情報収集したりした。

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通い初めてちょうど30日目。
どこに居るんだろなー と歩いていたら川辺の柵の上にコバルトブルーとオレンジ色の美しい鳥が! ぬ゛ぅお~~~!
距離は5mほどだったろうか。 そんなに近い距離で見られるとは思ってなくて驚き、美しさにうっとり、やっと会えた喜びで感情が沸き立った。
はっ・・・カメラ!
カメラを取り出しているうちに飛び立ってしまったカワセミくんを30mほど追いかけ追いつき、なんとか撮ったうちの3枚がこれ。

腹が減ったぜ
パシャーン
ビューン!







もっと引きで撮ったものを強引にトリミングしているのであまり綺麗じゃない。


翌日からは 50-500mmのデカズームレンズを装備して朝散歩に出るようにした。


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慣れてくるとカワセミくんにちょいちょい会えるようになった。
鳴き声も判るようになり、声がした時はそれを頼りに居場所も判る。
いや、あいつ絶対俺のこと判ってる。 歩いてて素通りしようものなら呼び止められるし。ヘイヘーイ!って。
春に桜を撮ってたら「何撮ってんだよ!こっちだよぉ!」と後ろから呼ばれたり。いやマジでマジで。いやマジだって。

枝に止まってる写真は結構撮れるようになった。

ヨダレ垂らして獲物を狙う食いしん坊なカワセミくん













脚がめっちゃ赤


















葦の間を狙って撮ったらぼんやりいい感じに















こっちをめっちゃ見てた



美しいなぁ~、かっけーなぁ~・・・
羽の白いスポットが綺麗なのでスポッティーくんと名付けた。

魚捕まえて食べてるところの写真も撮りたいなぁ。。。

と思ってたら撮れたのよ~。エビやら魚やらを食べてる写真。感動したわ~。

捕まえてからどこに飛んで行くか判らず、枝に止まるとすぐ食べるので
その瞬間を捉えるのはなかなか難しかった この頃はね
















災難から逃れようともがく魚くん
カワセミくんは枝に打ち付けて大人しくさせてから食す
もっと大きい魚も頭からペロっと食べちゃうぜ


















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ちなみにカワセミは英語で kingfisher。キングフィッシャー、イェーイ!

ある日、メスのカワセミちゃんをかなり間近で撮ってたら、ん?おい、どうした

この前から吐き出すまで連写したが、なかなかエグかったぜ

ペリット吐いたー!マジかー! フクロウが吐くやつお前も吐くんかー!
よーし今日からお前はペリータだ。(←ボス口調で)


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2025年正月から5月初旬までは、なぜかほぼ毎朝カワセミくんたちに会えるようになった。

羽が黒っぽく、木枯らし紋次郎のような佇まいの個体を確認。
この子の名前はブラッキーくんとした。(紋次郎でも良かったな・・・)
あっしには関わり合いのねぇことで・・・
幼鳥は羽が黒っぽいらしい

その兄弟かと思しきもう一羽は・・・良い名前が思いつかず、スポッティーJr。
2羽一緒に居るところを撮れたのもイェーイだ。

たまたま飛んでるところが撮れた 超絶ラッキーショット



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川の中にダイブしたり水から飛び上がるところも撮りたいぞ。
かなり高度な技が必要だ。
カメラのセッティングや撮り方の研究と修行、そして失敗と試行錯誤を重ねて・・・

シュィーン!

ボチョン
サッバー!

せっかくダイブしたのに空振りで残念












こちらは成功時  獲ったどー












ウェーイ

撮った瞬間は手応えなんか無い。その場では確認もしない。撮れてたらイイな~・・・
家で撮った写真をパソコンに落として・・・「おぉ!撮れたじゃん!!!」の高揚感ったらもうあーた!


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よーし、飛んでるところも狙って行こう。



































かーっけぇー! 戦闘機だ!ミサイルだ!わーわー



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カワセミくんは稀にホバリングして狙いを定める時がある。
めったに見られないもんで遭遇するとコーフンしてしまい、撮るのは難しい。
撮りたいと思い続けてようやく撮れたのがこれ(2回)。ホバリングからの急襲。

ホバリング中のバックショット













こちらは微妙にピンボケ 惜しぃ~~~













そして呑気なエビくん目掛けて・・・













ィヤッホーィ















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撮り鳥の人たちのスゲー写真のレベルには及ばずとも、夥しい数の屍(失敗写真)を乗り越えての「うまく撮れた写真」の高揚感たるや!
さらにもっと、あんな感じこんな感じで・・・ そんなんで楽しめてりゃ幸せってもんよ。

カワセミは本当に美しいし可愛いしカッコいい。
飛んでる姿なんか堪んない。ピューンって。ゾクゾクしちゃう。
カワセミ見ると幸せな気持ちになる。まさに幸せの青い鳥だぁねぇ。

ちなみに5月中旬以降は以前のようなたまに会えるくらいの頻度になった。
おそらくだが正月から5月初旬は子どもたちの研修期間だったんだろう。
研修を終えてそれぞれ自分のテリトリーを作りに旅立って行ったんじゃないかな。


さて体調の話に戻るんだが、
朝散歩を始めて数ヶ月で超絶好調に転じた。
散歩と併せて間食絶ちした上で食事の摂り方も塩梅(無理はしてない)したら体重もどんどん落ち、コロナ前よりもさらに痩せ、ジーパンのサイズは2サイズダウン。
ちなみに元々酒は飲んでない。アセトアルデヒド脱水素酵素を持たない体質なのにアルコール分解能力は高いため、飲むと身体中毒だらけになって地獄なのだ
腰回りのタプタプ肉も消えて遠い昔に失っていたくびれが蘇ったのは感動的。
ジャンプしないと履けなくなっていたジーパンも今はゆっるゆる。
カミさんに「ほら、これ、ゆっるゆる 余裕でグーが入るぞ ほらほら」と見せると「ちっ!憎たらしぃっ!」という反応。

そしてそして、あの歳でニューアルバムをリリース(2023年秋)したローリング・ストーンズと椅子からすっくと立ち上がれるミック・ジャガーに刺激を受け、友人に相談し勧められた四股を踏んだりもしてる。
もう俺は「どっこいしょ」は口にしないと心に誓ったぜ!

ここ何年も軽~い肝脂肪で「要観察」だったが綺麗に解消しドクターに褒められた。
逆流性食道炎も治ってはいないが薬ナシで余裕で凌げている。
ついでに散歩で遠くを見るためか視力も回復。 次の運転免許更新危うしレベルから1.0と1.5になった。

朝散歩はカワセミくんその他諸々のおかげで「今日も行くぜ!行きてぇぜ!」なのが幸いし続けられている。

Thank you so much, カワセミくーん!
あっしにゃ関わり合いのねぇことでござんす

コメント

  1. リモートが続くと身体動かさず体調崩しがちです。
    また、ダルさもアップ。
    嫌でも外に出た方がいいですよね。
    鳥の写真素晴らしいです。
    鳥はすぐ逃げる印象があります。
    いつも同じ鳥と分かるものなんですね。

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    1. たかおちゃーん、こりゃどうも! コメントありがとうございまーす

      外に出るのも考えもので、近頃は暑くて暑くてヤバいですね。
      熱中症には気をつけないとねぇ。

      写真、お褒めいただき恐悦至極です。

      鳥たちはすぐ逃げちゃいますが、カワセミくんとは顔見知りになったので、かなり間近で写真撮らせてくれるようになりました。

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    2. 青い鳥は幸せの象徴と言われている通り、きっと心が癒されていると思います。
      自分も癒されることができれば癒されたいです。(笑)

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    3. Yeah, ofcourse you should be!

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  2. なんと!
    いつの間に鳥見の人になられてとは✨️
    こちら自称鳥好きで住まいは千葉の田舎ですが、カワセミは未だ遭遇したことがありません(´;ω;`)
    個人的にカワセミの正面顔が特にツボ(笑)
    はぁ…お友達なんてホント羨ましいです。

    お散歩の継続で一挙三得?!
    いやぁ、この年齢で検査の数値他が改善って凄いですね!
    実は仕事をやめて数ヶ月、食べたい物を食べていたところ、この夏同居家族全員で保健指導を受けることになりました(泣)
    運動しないとと思いつつ、この暑さではねと秋に先延ばししてましたが、
    いよいよカーブス入っちゃいましたよ(笑)

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    1. 粟の穂さん、コメントありがとうございまーす

      カワセミの他にもいろーんな鳥が見られるんで楽しいっす。
      正面のやつイイでしょ? ね。
      うん。友だち友だち。

      以前、俺の前方を歩いてたおっさんがカラスから執拗な攻撃を受けてまして、あらら、あいつ俺にも襲いかかるんだろうか?と思いながら歩いて行ったらそのカラス、フェンスの上に立って俺を見て、「あ、タイケーさん、おはようございます! ア゛ー」っつって通してくれました。

      いやー、歳取ると運動が大事なんだねぇ。お互い健康に留意してなるべく長生きしましょう。

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