2011年12月16日金曜日

10円パンチキズの直し方 - 軽症の場合

今回はちゃんと直し方を書くぜ

君はふたご座流星群を観たか?
俺は仕事がど偉いことになって職場にお泊りだったんで観られなかったぜ!
ついでに言うと今日は0時出社で、もう19時間働いてクルクルパーだぜ!イェ~イ! 奴隷労働じゃねーか!(今、ちょっと勝手に休憩時間)

さてと、
今回のネタは、『ロング10円パンチを2本食らった時は』の関連トピック。
今回はちゃんと直し方を書くぜ。
精神論とかジプシーの呪いとかじゃなく。

ちなみに愛車の2本のロング10円パンチキズは、綺麗に消した。
ブログのために作業工程を写真に撮っておけば良かったなぁ~。




本題の前に、、、

実はこのブログ、2ヶ月ほど前から検索エンジンに公開する設定になっている。
以前は非公開だったので、GoogleやYahoo!で検索しても、俺のブログの内容は引っ掛からなかった。
今はURLを教えた人だけでなく、GoogleやYahoo!での検索結果からの訪問がある。(ようこそ!)
ついでにそのお陰で、20年近く音信不通だった友人とコンタクトが取れた。

そして、
このブログをモバイル版で見てる人は分らないと思うが、PC版だと右側に『閲覧回数が多かったトピックTOP10』というのが表示されている。

これを出すようにして以来、不動の1位だった『パンダコパンダ』がついに2位に陥落、おっと3位にまで。
そして1位に躍り出たのが『スティーヴン・タイラーとジェニファー・ロペスの仕事っぷり』。
これ、アメリカのオーディション番組『アメリカン・アイドル』の話題なんだけど、なんでそんなにアクセスが?
エアロスミス来日でスティーヴン・タイラーの検索が増えたのかな?

そしてなんと2位が『ロング10円パンチを2本食らった時は』
これ、つまり、10円パンチを食らった時の対処法についての世間での関心の高さの反映ってことだよね?

「うぉ~~~!やられたー! 10円パンチ食らったー! どうすりゃいい? とりあえずネットで検索・・・」

って人が、『ロング10円パンチを2本食らった時は』 ってタイトル見て、「何何?ロングで2本も? で、どうしたの?」と、対処の参考になるかと期待しつつリンクを踏んで訪問してくれたわけだ。

そしてトピックを読むと・・・
「怒ったり凹んだりしたら負けなのだ。」 などと、どーでもイイ精神論。
さらには、ジプシーの呪い。
挙句の果てに、公園の池のタニシ・・・
何じゃそりゃ?

「70%くらいは綺麗に消せるだろう。」
って、まだやってないのかい!
「俺の磨き技で」ってどんな技なのか書けや!ボケェ~!役立たずめ!死ねー!  くらい言われてるかもしれない。

直し方を期待して訪問していただいた方々には、本当~~~に申し訳ない。
まさかこんなにアクセス来るとは思わなかったもので。

ということで、今回、そんな残念だった人たちへの懺悔の意味も込めて、ちゃんと直し方を書こうと思う。

って、ようやく本題かよ! 前置きなげーよ! と突っ込んでいる方たちの魂が浄化されますよう神に祈りを捧げます。
ま、前置き長いのは俺のスタイルなので、、、いや、スタイルというより俺のシステム・・・・あ、はい、いい加減にします。



軽症10円パンチ傷の直し方
(『嵐にしやがれ』風に行きます)

塗装の概要を理解しやがれ~

車の塗装は大まかに分けると3層になっている。
下地層、塗装層、クリア層だ。 いや、実際は5層とか6層なんだが、大まかに括るとこんな感じだ。 うん。感じが大切だ。
今回紹介する「軽症」キズは、クリア層までのキズ。
塗装層や下地層、地金までまで行ってるキズもDIYで直せなくないが結構大変。説明も大変。


 傷の程度を見極めやがれ~

見た目がキツくても実は軽症ということもあるし、深過ぎると別の手段ってなるので、しっかり見極めよう。

まずパっと見、白いキズなら見込みアリ。クリア層で留まっているかも。
キズの部分に水を掛けてみよう。 濡れて傷が見えなくなるならOK。自力で消せるキズだ。


 コンパウンドと研磨スポンジを買いやがれ~

キズを何で直すかってね、コンパウンドよ。 研磨剤ね。
コンパウンドで研磨して落とす。

いやいや、ご心配なさるな。キズの深さに周りを削る訳じゃない。
キズのエッジを丸くすることで見えなくするのだ。 顕微鏡で見れば丸残りのキズでも肉眼では見えなくなる。
コンパウンドで何度もゴシゴシ磨いても、クリア層は簡単にはなくならない。

カー用品店に置いてある、コンパウンド以外のキズ消し系ケミカル商品はダメだぜ。
俺も随分騙されて来た。 どれもこれもろくなもんじゃない。 シンプルにコンパウンドが一番だ。

で、道具だ。
使う道具は己の腕と手、そして研磨用スポンジ。 安上がりだぜベイベー。

ポリッシャーやサンダーや電動ドリル+バフ掛けビットなんかを使うと効率は良いが、初心者は手を出してはいけない。
かなりの確率で失敗する。 それも、取り返しの付かないような。

なので、気合で己の腕と手で磨き倒して消しやがれ~。
ま、それでも参考までに。
ポリッシャーは安物だと騒音が酷いとか、ワックス掛けにはいいが研磨はできないとか問題が多い。
高価なやつは目ン玉飛び出るくらい高い。
電動ドリルがあるなら、バフ掛けビットを付けるのが安上がり。
いずれにせよ、最初は必ず失敗する。 どういう失敗があるのかはネットで検索すればあれこれ出てくる。
でも、読んだだけでは感覚としてピンと来ない。
失敗して、その時、「あ~、こういうことか」と分かる。そして上達する。
最初は古くなった原付を磨き倒したり、要らなくなった車(あるかいー!)で練習したりするといい。
俺は原付磨き倒したり、車を買い換える時の下取り車を慎重に磨いたりで慣らした。
愛車にバフ掛けする時は今でも緊張する。 あ、ちなみに俺は電動ドリル派。

コンパウンドは細めと超極細(鏡面仕上げ)の二種類あればOK。
細目・極細・鏡面仕上げの3種類ならなおよろし。

研磨用スポンジはコンパウンドの種類ごと必要。同じスポンジで別のコンパウンドを使ってはダメー。
使った後で分らなくならないように、マジックで「細目用」とか「鏡面仕上げ用」とか書いておくと良い。
いや、書いておかないと確実に分からなくなる。

これらはホームセンターやカー用品店に行けば確実に置いてあるし、Amazonでも買える。

Amazonでざっと探してみたところ、

これなんか、スゲーイイぞ。 恐怖のAmazonで1,600円。
初心者・初級者にはうってつけ。 いや、俺も欲しいくらい。
細目・極細・鏡面仕上げ用のセットで、なんと、専用スポンジまで付いてる。

でもどうなんだろ? 大きさが判らんな。

ちなみに、通常、鏡面仕上げは液体コンパウンドで、それ以外はネリネリが多い。 これは3本とも液体コンパウンド。

この商品のAmazonのページ  (アフィリエイトとかじゃないよ)



研磨用スポンジはこんなやつ。 588円。
この商品のAmazonのページ


さて、道具が揃ったらキズ消し作業に・・・


 その前に、綺麗に洗車しやがれ~

汚れてるまま磨くと、余計なキズが付いたり、汚れが刷り込まれたりで悲惨なことになる。
キズの部分だけ洗うのもOKっちゃOKだが、後で、そこだけピカピカで恥ずかしいことになる。
全体をきっちり洗車することをオススメするぜ。


 マスクしやがれ~

コンパウンドは乾くと超微細粉末状になって飛ぶから、マスクして作業した方がいいぜ。
俺の場合、マスクなしでやると、終わってから鼻と喉がいや~な感じになる。


 コンパウンドでキズを磨きやがれ~

さあ、いよいよ磨き。研磨によるキズ落としだ。 緊張しなくても大丈夫。手作業で細目以下なら失敗はまず無い。

基本は、コンパウンドの荒い方から順番に磨き重ねて仕上げるのだが、
キズの程度によっては、いきなり鏡面仕上げコンパウンドでも綺麗に消える。

そんなにキツくないキズなら鏡面仕上げでトライしてみよう。
大体20センチくらいの長さを1単位として、こまめに消して行く感じ。
一気に長距離はダメだぜ。

それを意識しつつ、研磨スポンジにコンパウンドを適量乗せる。
って言われても、適量なんてわかんねーよ! まぁやってればそのうちつかめるからテキトーにやってごらんなさい。

コンパウンドを乗せたスポンジで、キズのところにコンパウンドを乗せ広げて行く。 ピタピタピタ・・・って感じ。

よし!磨け!
力を込めて磨きやがれ~。
いや、クルクル回さない。前後運動で磨く。
精魂込めて磨きやがれ~。
キュっ・キュっ・キュっ と音が出るくらい力込めて磨きやがれ~。
スポンジがブレないように手首を固定して磨いた方がいい。
スポンジがブレると、磨き面のウレタンが剥がれてベロンベロンになってしまう。
(遅かれ早かれベロンベロンにはなる。なったらボンドで接着すればOK)

さぁ、どうよ? キズの様子見てみ?
消えた? 綺麗に消えた?
スゴイヨー!マホウノヨウダヨー!
だろ~~~?

まだ完全には消えないって場合は、もっと精根尽き果てるまで磨くか、太め(番手の低い)のコンパウンドに切り替えるかだ。
慣れてくると、どのレベルのコンパウンドから始めればいいか、見極めてから始められるようになるぜ。

太めのコンパウンドに切り替えるなら、スポンジも変えるんだぜ。

さっきとまったく同じように磨いてみる。
ギュンギュン磨きやがれ~。

どう? 消えた? 良かったね~。
太めのコンパウンドを使った場合は、磨いた部分をよく拭き取るなり洗うなりしてから、細目のコンパウンドで仕上げる。
まぁ、細目→鏡面仕上げ でも十分だけど、 細目→極細→鏡面の方が、手間数は多いけど磨きは楽。

ちゃんとスポンジをそれ用に変えて、磨いて仕上げる。

さてご注意!
細目で磨いて傷取って、磨き面をチェックしても、「これなら仕上げの必要ないじゃん」って思えるかもしれない。
曇り空だったりすると、まったく問題ないように見える。
だからと、仕上げ磨きをしないと・・・晴れた日、日光の具合で、その部分が磨き傷でギラついてるなんてことになる。
だからちゃんと仕上げ磨きをしておきましょう。

こんな調子で、およそ20センチずつ、小まめに磨いて行きやがれ~。
長いキズを一気に消そうとすると作業が雑になって綺麗に仕上がらないぜ。

磨き終えた部分は綺麗なウェスで拭いてコンパウンドの微かな残りを落とす。


はい。おしまい。
思ったより簡単だったろ?
キズの按配はどうよ? 綺麗~~~に消えた? そりゃ良かった~。

ぐるっと回ってボディーチェックしてみると、結構小キズが付いてたりする。
傘で付けたキズやら荷物を擦ったキズ、垣根で擦っちゃったドアミラーのキズとかね。
そんなレベルのキズなら楽勝で落とせる。 テンション上がるぜ~。

ドアノブの周りのキズの場合、ドアノブの下にスポンジが入らないなら、コットン製のウェス(俺はいつもLevi'sの古Tシャツ)にコンパウンドをつけて、指で磨き倒す。

面白いように小キズが消えるだろ~?

水垢なんかどうよ?
気になってるならコンパウンドで磨いてみ? ちょっと力要るけど、ウソみたいに消えるから。
これもおよそ20センチ四方単位でやっていくんだが・・・・ボディー全体となると、か~な~りの重労働になるぜ。
今日はボンネット、来週はルーフ みたいに分けてやるといいかも。

アルミホイールのくすみ汚れなんかもコンパウンドで綺麗になるぜ。

ボディー全体をコンパウンド掛けしたら、最終仕上げはワックスだ。
もう、そしたら、あ~た。 自分で「新車かよ!」って突っ込んじゃうこと請け合いだぜ。

Good Luck!


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