12年越しの実現:ハーレーみちのく一人旅
と思うと同時に、12年前にレンタカーで青森の奥入瀬渓流をドライブし、「いつかハーレーで走りたいぜ」と思ったことを思い出した。
『十和田湖&奥入瀬渓流 息子とドライブ&ハイク』
行けるうちに行っておかないと行けなくなっちゃうぞ。
もうそんなことが頭をよぎるお年頃なのさ。
そんな訳で2024年の紅葉の時期を狙ってみちのくツーリングを挙行した時のお話。
以前、一泊二日のツーリングの話を3回のトピックに分けて書いたこともあったが、今回は4泊5日を1トピックで書く所存。
おそらく俺のこのブログの中で最長のトピックになるだろう。 お覚悟召されませ。。。
思い立ったのは昨年2024年の夏の終わりが匂い始めた頃だった。
奥入瀬渓流。距離にして約700km。
ルートを考え休憩ポイントや立ち寄り先候補や宿泊地候補を上げていく。 こういうのがまた楽しい。
計画をつらつら考える一方でハーレーの整備も着々と進めた。
久々のロングツーリングなのであれこれ部品交換も含めた整備を念入りに。もちろんDIYで。
だが、大丈夫だろうと思ってたバッテリーが決行日の11日前に寿命を迎えた時は焦った。 発覚が前日や当日だったら行けなかったし、出てからヘタってたら大惨事だった。
職場の休みを木曜金曜と2日取り、その前水曜日に早上がりして午後3時に出発!
この日は宿泊地も宿も決めてない。 行けるところまで行ってどこかに泊まる。
途中、雨に降られ、サービスエリアでしばし雨宿り休憩。
そこであれこれ検索し、福島県の白河が良さ気なのでExpediaを当たってみたら上手いことビジネスホテルが取れた。
お城もあるし、日本最古の公園もあり、とある軽自動車のCMロケに使われたレトロな駅舎もあるころらしい。
雨の中の走行で疲労も広がる中、無事ホテルに投宿。
夕飯は美味かったし心地良い一晩を過ごせた。
この日の走行大体250kmくらい。
翌朝、ホテルをチェックアウトしてまずはお城へ。
白河小峰城。
日本100名城の1つだそうだが、まぁ復元だ。戊辰戦争の時に消失したらしい。
時間的に中には入れないが、外から眺めて写真撮った。 綺麗なお城だな。
石垣もイイねぇ。
白河駅の駅舎ってのも見てみるべ。
ほほう、大正ロマーン。
なんか工事中だったのがちと残念。
そして次に日本最古の公園、南湖公園へ。
方角的には戻る形に。 うん。順番をトップにするべきだったんだが手違いでな。
ペロペロっと写真撮ってすぐに出発。
そのうちの一枚、なんか変なのが飛んでると思って撮った写真、鶴だった!
鶴が空飛んでるよ~、おい! いやそりゃ飛ぶでしょうけどねぇ。
次の目的地は、以前家族旅行で行った五色沼。
東北道から外れて気持ちの良い有料道路を通って到着。
いくつかあるうちの一つの沼を目指すもなぜか到達できず、ただ辺りを徘徊。
以前来た時に停めた反対側の駐車場への移動を試みるもゴーストタウンに迷い込み、ようやく到着したものの以前の記憶と合致するところが無い。
そんな訳無いんだが無いもんは無いんだからしょうがない。結局そこでも徘徊おじさん。
じゃ、いいですー と、結局五色沼を見ずして走り去った。
福島県は広い。
福島県はデカい。
ずーっと走ってるのにいつまで経っても福島県。
なんなんだ福島県。 嫌いじゃないぞ、むしろ好きだぞ、福島県。
など思いながら走っていると対向車線のバイカーがちょいちょいピースサインを放って来てた。
どうやらここ数年、バイカー同士のピースサイン交換が復活の兆しを見せてるようだ。
調べたところそれを「ヤエー」と言うんだそうだ。
Yeah! (イェー)と書こうとして間違えて Yaeh! と書いたやつが居てそれがウケて定着したとか。 昔の2ちゃんのノリだな。
スペルミス由来の呼称って恥ずかしい~。俺は「ヤエー」なんて呼称はぜったい使わんぞ。
とは言え何十年か振りに見知らぬバイカーらとサインを交わし(俺はサムアップ派)、なんだか楽しい気分。
40年近く前まではみんなやってたんだけど、慌ててピースを返そうとして転倒して亡くなったバイカーが居て、その悲劇を受けて全国的に「ピースはやめようぜ」ムーブメントが起きてパタっとみんなやらなくなったという経緯がある。 バイクブームの終焉とともに無くなった説は間違いだ。
その辺も踏まえてか今は、無理に返さなくてOKとかコーナーリング中はすなとか返して貰えなくても落ち込むなとか色々お達しが出てるようだ。 お達し?誰が出してんだ?
さて、
ようやく宮城県に入り、ひた走り、午後2時前に「馬の背」に到着。
観光用に整備された階段道を降りていくと、「馬の背」に出る。
→ 写真のグニューっと突き出たところの付け根のところが結構細い。
他に女性同士の観光客が居たが、一人の女性は「いやー無理無理無理! あなた一人で行って来て」と、そこで連れに別れを告げていた。
突端までつらつら歩き、テキトーに写真を撮っていたら、海の向こうにただならぬ動きが!
お?・・・おぉ~!
なんと、ブルーインパルスが編隊飛行を演ってたのだ。スゲー!その日、何かのイベントがあったのか、それとも演習だったのかは知らん。
しばらくブルーインパルスに見惚れてから馬の背を後にした。
駐車スペースは未舗装で土だの砂利だのギャップだのって感じ。
ハーレーをこういうところに停めるのは気を使う。
出ようとした際に小さなギャップに前輪を取られた。やっば! あわや立ちゴケって体勢から右足を死ぬほど踏ん張ってどうにか切り抜けた。 ふぅ~。
つまり、これができなくなったらもうハーレーを降りる時なんだろうな。
次の目的地はひょっこりひょうたん島のすぐ近くの宿。
明日の朝は島へ上陸するのだ。
三陸縦貫自動車道という、東日本大震災からの復興プロジェクトとして整備された概ね海沿いの道をひた走る。
最初のうちは片側2車線だったのが、1車線道路になった。
そして時々「チキチキ追い越しコーナー!」みたいな2車線区間が2kmほどあってまた1車線になるというクセのある道だ。
追い越しコーナーが来るたびに激走してごぼう抜きの快感。
この有料道路、S.A.もP.A.もない。 食事・休憩・トイレの場合は一旦降りて道の駅へ行くようにと、ちょいちょい道の駅の案内看板が出てくる。
三陸縦貫自動車道のパーキングエリア |
試しに1回入ってみたのだが、本当にパーキングのためだけのエリアであってトイレも自販機も無かった。
単なる駐車場。凄いノリだ。
時々右手側に見える海を見たりしながらひたすら走る。走りながら写真撮りたい。
あらら? 待てよ・・・
俺の単純な考えでは日没前までは余裕の行楽タイムで日没過ぎに投宿すればOKのつもりだった。
ところがどうだ。
10月も下旬。その割には寒さもキツくはない・・・というのも大体午後3時くらいまでなんだな。
そこからどんどん寒くなってくる。
初冬用の革ジャンは着ているのだが、走っていて「寒っ!」って思えるほどに冷えてきた。
初冬の東北を舐めてたぜ。日没まで行楽タイムとか言ってる場合じゃなかったね。
日没(午後5時くらい)を過ぎて震えながら宿に到着。
民宿『あかぶ』だ。東北大震災の時のニュース映像で、屋根の上にそこそこ大きめの船が乗ってしまった民宿があった。あれはかなりのインパクトだったよね。
あの民宿、あの後場所を移動して復活したのだ。
それがこの『あかぶ』って訳。
宿の真ん前にどーんとハーレーを停めて中へ。
まず入った印象は、明るくて綺麗。
女将さんの笑顔に出迎えられ、あれこれ説明を受けながら部屋へ案内された。
共用の洗面所もトイレも「綺麗」で気持ち良い。 部屋も綺麗な民宿って感じでイイねー。
しばし部屋で休息してから夕食のため食堂へ。
旦那さんは漁師さんで、民宿で出している海の幸は旦那さんが捕って来ているそうだ。
そのことは事前の調べてで知ってはいたのだが、、、
最近は本当に少食になって夕飯は茶碗一杯しか食べてないのだが、お櫃すべて - 写真の茶碗に山盛り三杯 - を食べ尽くし、女将さんに「あら?足りませんでした?」と心配された。
アワビは煮物と刺し身とダブル攻撃。中央白い器はマンボウだそうだ。
食事を始めてから出てきた汁物はカニ汁だった。10月下旬にデザートでスイカというのもポイント高し。
女将さんは話好きというか話し上手というか聞き上手というか、色々楽しく会話もできてナイスなひと時が過ごせた。
一泊2食付きで7,700円!安いにもほどがあるぜよ! と思わず似非高知弁で唸るほどだった。
大変美味しゅうございました。
お風呂はまぁ民宿のお風呂って感じ。 他にも宿泊客は居たが風呂は一人で満喫。
そして明日のルートなどを確認してから早めに就寝した。
早朝、町内放送で起こされた。
なんと町内放送用のスピーカーが宿の極めて近くにある。いや、宿そのものに付いてたんじゃないのか?
というか、なんでこんな朝っぱらから町内放送? あ゛ー、この辺りじゃこの時間は早朝じゃないのかー。じゃしょうがねえや。ハッハッハ
窓の外、ちょっと先に海。そしてひょっこりひょうたん島も見える。
朝食も美味くてバクバク食べた。
身支度整えてチェックアウト。
チェックアウト時も女将さんと会話を楽しんだ。
料理美味い、女将さん話し(聞き)上手、早朝の町内放送 の3点が印象的なナイスな民宿。
機会があればまた来たいと思わせるものがあるね。 ちっと遠いけども。
いざ、ひょっこりひょうたん島へ。
もちろん『ひょっこりひょうたん島』は正式名称じゃない。 ひょっこりひょうたん島のモデルになった島、蓬莱島のことだ。
実は娘が高校生の頃、その高校の吹奏楽部の先輩たちが東日本大震災の折に、「何か自分たちで目に見える支援はできないか?」と考え、その流れで被災地の高校の吹奏楽部と音楽を通した交流を持った。
それがまさにこの地域、岩手県大槌町(おおつちちょう)にある高校で、お互いに行き来があったりジョイントでチャリティーコンサートをしたりといったことがあったのだ。
「ひょっこりひょうたん島のモデルになった蓬莱島のある大槌町から来ました」という自己紹介コメントが俺には印象的だった。
また、復興のシンボルとして大槌町に音楽ホールを建てよう!という『槌音(つちおと)プロジェクト』なるものも起こり、もちろん俺はそれにも寄付をしている。
そんな高校生たちの心意気に打たれ、プロの演奏家もチャリティーで一緒にステージに立ってくれてたりしていた。 テレビで見たことある指揮者や◯響のトロンボーン奏者とか。
で、
当時の俺は情報が頭の中でこんがらがってしまい、ひょっこりひょうたん島に音楽ホールを建てようという壮大なプロジェクトなのかー と勝手に理解してしまったのだ。
違う違う、大槌町にホールを建てるんであってひょっこりひょうたん島じゃない。
しかし俺はこのツーリングの詳細を詰めるまでずーっとひょっこりひょうたん島に建てるものと思い込んでいた。
調べてみるとどうやらひょっこりひょうたん島へは船ではなく堤防を歩いて渡れるらしい。
なんと?堤防を歩く?
堤防は車やバイクは乗り入れられないらしい。 仮に乗り入れて渡ってもUターンできないのでバックで帰ってくることになるらしい。
海が荒れると渡れないらしい。
ん? どういうことだ? ホールを建てようってのに建築資材をどうやって搬入するんだ?
ホールが出来たとしても海が荒れて渡れなかったらコンサートキャンセルじゃん?
よくよく調べてみたら、蓬莱島はめーっちゃめちゃ小さい島だった。音楽ホールなんか建つ訳ねーし。
あの話は一体?・・・
折よく娘が帰って来てたので話をしたら笑われた。 ホールは大槌町に建てるんだよ!ひょっこりひょうたん島には建てらんないよー!
う~む・・・これはますます行かずには居られないじゃないか。
ほれ、赤い小さな灯台が立っている、↗あそこがひょっこりひょうたん島だ。 ちっさ!
神社も建ってる。(弁天神社)
神社サイドと灯台サイドでひょうたんってことだな。
灯台側に渡るのはなかなかスリリング。
コケたら海にドボンだ。
先述の、娘が高校時代に交流していた高校にも行ってみた。
そのうち学校関係者に不審に思われて声を掛けられたら、「いや実はね・・・」と娘の時代の交流の話をしようと思っていたのだ。
教職員と思われる人の出入りはあったのだが、みんな俺に会釈したりしっかりお辞儀して通って行く。
えー? こんなに怪しいのに? OBかなんかだと思ったんだろうか。
結局誰からも声を掛けて貰えず、寂しく現場を後にした。
メインの目的地である奥入瀬渓流の前にまだ2箇所ほど寄りたいところがあった。
まずは八戸市民会館だ。
冒頭にも書いた12年前の話は娘が中2の時の吹奏楽コンクール東日本大会で八戸に来た流れだった。『涙の・・・吹奏楽コンクール東日本大会IN青森』
2年生の時に吹部史上初の最上位大会進出。そこで金賞を逃し銀で涙したことが翌年の連続最上位大会進出かつ金賞&1位受賞というドラマティックな流れになった。
『唇を噛み締めて~吹奏楽コンクール東日本大会2013中学B』
親ばかな話といえば全くその通りだが、親としてもそりゃ大変なインパクトだったのだ。
何しろそのおかげで俺は今でもその中学の吹奏楽部の手伝いを続けてるんだからねぇ。
ってことで思い出の八戸市民会館へ。
←背景は会場の向かいの建物。余裕で路駐できそうだったので停めて、ついでに写真撮っただけ。
ホールはというと・・・
「おぉ~、懐かしい~!」といった感情はまったく起きなかった。
あー、ここか? ここだねぇ。あー、こんなだっけ? いやこの部分はあの時には無かったか? どうだ?
くらいなのでここに掲載するほどの写真は無い。
何枚か写真を撮って、家族と当時の講師たちと、このブログでもたまーに名前が出てくる、娘と同期のF川ちゃんに送ってみたが、みんなだいたい同じようなリアクション。ハハハ
おい待て。娘と同期のお嬢さんとなんで直接繋がってんだ?このおっさん と思われた方も居るだろう。
説明しようと思ったが面倒なのでやーめた。 色々あるんだよ。
さて、奥入瀬渓流に向かおう。
だが、これまた12年前に息子とのドライブで寄った『道の駅 奥入瀬ろまんパーク』にも寄ってからな。
いくつもの山々を抜けて行くような山道の連続。 イェーイ!素晴らしいぜ!
だが、今回紅葉目当てなのにほとんど紅葉してない。 たまーにちょっと赤みが差してる木々がある程度。
奥入瀬渓流はどうだろうか?・・・
走り続けてようやく道の駅へ。
12年前に息子に「デイビッド・リー・ロス張りにジャンプしてみろ」と言って写真を撮ったところでパチリと。
そうそう、多分この玉だな。
この写真、ハーレーのあちら側の地面には黄色い線で四角く囲われた中心に「駐車禁止」とペイントされている。
俺のハーレーはギリギリ黄色線の四角には入ってないのでセーフだ。よな?
この時、車から降りてこちらに向かってきたカップルが居て、女性の方が俺のハーレーを指差しながら彼氏に「入ってない!入ってない!アハハハ!」とウケていた。
楽しんでいただけたなら何よりだ。
そしていよいよ奥入瀬渓流へ!
道の駅からはそう遠くないと思っていたが結構あった。
段々段々景色がそれっぽくなっていく。イェーイ!カモーン!
そして遂に奥入瀬渓流突入!
ィヤッホーーーイ! 美しい木々。渓流もチラっと見える。おぉ 素晴らしい!
だが、残念なことに紅葉(こうよう)はまだだった。 時々チラっと赤い紅葉(もみじ)が現れるくらい。 こうよう と もみじ が同じ漢字なのはどーにかならんか。
奥入瀬渓流脇の道をほぼトリップ状態で走っていくと、あらら?前方にライトサーベル振ってるジェダイの戦士が。 そしてそこには「迂回路➡️」の看板。 なんだとーーー!
いや、紅葉ピークの頃に奥入瀬渓流にマイカー規制があるのは知ってたさ。
チェックが甘かった!実は第1期第2期とあって、俺が見たのはその片方だけだったのだ。
12年越しで、ここまで来て、迂回かよ・・・
マジかよーマジかよー と心で唱えながら迂回路へ。
奥入瀬渓流脇の道は概ね真っすぐ美しい緑の道だが、迂回路は山に入って峠道。 それなりに走って楽しいのだが迂回で峠道はキツい。
いやー、キツい。 めっちゃキツい。
かなり時間も消費して失意と傷心の中、十和田湖畔に到着。
なんかすっげー疲れた。
十和田湖畔や土産物屋内は日本とは思えないアジアの言語の喧騒だった。
駐車場はどこもいっぱいで、不貞腐れてハーレーを道端に停めて奥入瀬渓流へ歩いて突入。
12年前は息子と二人で静謐を楽しみながら散策したが、何せうるさいんだよな、あの国の人たち。
いや、うるさいうるさくないで言えば俺もうるさいけどさ。
静かに歩こうよー。渓流の声を聞こうよー。森の囁きを聞こうよー。鳥の歌を聞こうよー。
紅葉もほとんどしてないしうるさいし混んでてゆっくり写真も撮れないしで途中で引き返した。
温暖化&オーバーツーリズムかぁ・・・
でも迂回前の短い間だけでも楽しめたのは良かった。それだけでも来た甲斐はあるってもんだ。と思うことにしよう。
そして今日の宿へ向かう。
山の中をガンガン走って太平洋側へ戻るルート。
緑が綺麗で楽しい道を走り倒し、外界に降りてきたところでコンビニ休憩入れたりで宿に到着。
国民宿舎くろさき荘。
チェックインを済ませて部屋に向かう途中で浴衣を来た西洋人の妙齢の女性二人がちょうど部屋から出たところに出くわした。
するとその二人、笑顔で「コンニーチワー」。 俺は日本語ネイティブ発音できっちり「こんにちは」と笑顔で返した。
そして心で「もしかしてだけど~♪」などと口ずさみながら自分の部屋へ。
もしかしてもへったくれもあるもんかぃ。
めっちゃ食べた。
太平洋を臨むオーシャンビューの大浴場が売りの宿なのだが、夜に入浴しても景色は真っ黒だった。
まぁそりゃそうだ。
翌朝、めっちゃ早起きしたついでに大浴場から見えるはずのオーシャンビューを眺めた。
右側の写真に写っているのが大浴場の建物だ。
朝食は和食のビュッフェだったような気がする。あ、そうだ。バッハが掛かってたんだ。BGMで。
宿のおばちゃんにチケットを渡しながら、「BGMのセンスが良いですね。バッハじゃないですか」と言ったら、「あーそうですかー。ハハハハ」 ワロてるでー。
地元の内科クリニックでの会計の際、お金を渡そうとしたタイミングで待合室のからくり時計が定時になって鳴り出した曲がバッハのBWV 645(←オルガンバージョン。元はカンタータBWV140)だったため、俺、お金持ったままフリーズ。
「バッハじゃないですか!俺この曲大好きなんですよ!」と言ったらその場に居た看護師や事務全員が笑った。
ということをその時思い出した。 なぜバッハで笑う?
宿の駐車場でハーレーの汚れを落とした。それ用のウエスも持ってきてて1枚は宿で濡らして来てるのさ。
ピカピカにして、はい出発。
走ってすぐの「北山崎」の駐車場に停めてリアス式海岸を見に行く。
結構歩いたなー。上り下りもあって、太腿は乳酸でパンパンになった。
普段朝散歩してなかったらもう動けなくなってたな。
そしてまたまた例のチキチキ三陸縦貫自動車道をひた走る。
この日寄ったのは、
奇跡の一本松だ。
この崩れた建物と奇跡的に残ったあの松をモニュメントとして残そうと思った訳だよね。 敢えて多くは語らん。 グっと来るね。
綺麗な建物だった。
この日はビジネスホテル。 夕食に名物なんちゃらカツカレーを食べたが、まぁ普通のカツカレーだった。
翌日は曇り。朝食ビュッフェはそこそこ良かった。
汚れたハーレーを綺麗に拭いて、さあ出発。
スマホの Googleマップナビはこんな状況(城址公園内)でも役に立つだろうか?
と試してみたら、
ハーレーみちのく一人旅も大分終盤だ。
それが目当てで行ったのだが何せ全然紅葉してないもんでしょうがなく、なんだかなーって雰囲気を楽しんで来たぜ。
ま、こんな橋 |
巨大な橋を後にし、さらに奥に入ったところにある小さな吊橋にも行ってみた。
はい。これでツーリングはほぼおしまい。
最後の写真が笑う金具かよ。
大分疲れたけど行って良かったなー。行けて良かった。
このブログのタイトル『いつかハーレーで・・・』に相応しいトピックだったねぇ。
ほんと、長いトピックにお付き合いいただきありがたき幸せ。
最後まで読んでくれたあなたに、たくさんのささやかな幸せが降り注ぎますように。
(ジプシーの祈り)
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