2015年1月5日月曜日

才能

才能っていうのも、DNAに支配されてるんだろうな。
親から受け継がれる際に微妙に塩基配列が変わって、親より高い能力を持ったり、その逆だったり、はたまた、どこかの塩基配列がたまたまいい按配になって両親に無い能力に秀でたり。 

持って生まれた「才能」を活かしたり伸ばしたりできるかどうかは環境が大きく影響する訳で、親としては子どもにそれをなるべく提供してやりたいと思う訳だけども、そもそもの「才能」の判断も容易じゃなかったり、親の目論見とは別のところにその環境が用意されてたり、まぁ色々だよね。

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去年の年末、クリスマス過ぎてから息子がA4用紙に羊の絵を描いて俺のところに持ってきた。
「お父さんお父さん、これ、スキャナーで取り込んでください」

今から年賀状作るのかよ! ん。。。 おぉ、お前、上手いじゃないか。
イラスト用のペンやマーカーを使って良い感じに描いている。

息子の普段のアホアホな所業は近頃では大御所レベルの安定感だが、絵は上手い。

実は俺もそこそこ絵はいい感じなのだが、それはテクニカルな部分だけでアートな部分じゃない。 わっかるかな~?

カミさんも漫画やイラストを書くのは上手だ。

息子は俺らのこの辺りのDNAをいい感じに引き継いでいるようではある。


だが面白いことに、娘は絵を描くことを得意としてない。と言うか、、、下手くそだ。 デザイン力や構成力はありそうなんだがなぁ。

一方で娘は音楽面での感心や感性は聴くにしても演るにしても高いが、息子はその点、まるで無し。
俺もカミさんも音楽好きなのに。 色々と面白いなぁ~。


さて話戻って・・・

息子の描いた羊の絵、胴がちょっと短いかなってのはあるものの、カミさんと二人して、良いねー、上手い上手い・・・などと親ばか批評を展開しているところに娘が帰ってきたので、見せてみた。
おい、ほら、こいつの描いたこの絵、上手いだろ?


弟のことは基本ディスるのが娘のスタイルだ。
「へったくそ~! へったくそ~! 猿に見える! 猿!

さ・・・猿と来たか!!! いや~笑った笑った。
例えば、軽く下手な意味でヤギに見えるとか、かけ離れてるって意味でも牛とか犬とか、四足系ならありがちな発想だ。
それを咄嗟に「猿に見える!」って!!! しかも自分は絵ぇ下手くそなのに。

弟の所業をディスることに関しては、、、「お前天才だな!」 と褒めてやった。


どんな才能でもポジティブに伸ばしてくれたら良いなぁと思うね。
弟をディスる才能? いや、その発想力の方さね。


さてさて、
冒頭に貼った絵は一体何なんだ?と思われた方も居るだろう。
ここに改めて大きめに貼りましょう。
実はこれ、俺が小5(小6に近い時期)の時に描いた鳥の置物の絵。
小5の画力としては悪くはないでしょ? 息子の芸風と全然違ってて面白いな~と。

テクニカルだけでアートじゃないっていうのは、テクニカルな部分だけで描いてた方が楽しかったからなんだな。 わっかるかな~? 今思えばそれはそれで全然アリだと思うんだけどもね。


「才能」って言うと、その能力で飯食うとか成功するとか大袈裟に捉えがちだけど、そういうことだけじゃなく、パーソナリティの一部として、人間の幅や厚みを構成する部分として大切にして行けたら良いやなって思うのね~。

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