2015年1月17日土曜日

大河ドラマにソソられて

NHK大河ドラマ2015『花燃ゆ』の第1回の放送、視聴率が歴代ボトム3だったらしい。 ここ20年では最下位。
2回目の放送はさらに低かったそうな。

原因は何だろう?
・キャストにソソられない?
・題材にソソられない?
・タイトルをストレートに変換できない? 『花も湯』違~う!

俺は題材的にヒジョーにソソられてるんだどね。
吉田松陰の妹を中心に据えて、松蔭やその家族、門下生たち、長州藩、幕末の動乱を語るって感じ? 面白くない訳がない気がしてならないね。

始まる前から楽しみにしていたところに恐怖のAmazon教団から魂の救済メールが届いた。
司馬遼太郎先生の『世に棲む日日』が電子書籍化されたぞ。お前、欲しいだろ?買うだろ?ほれ、ここポチれ。
マジか~~~!ぬぅぉぉぉおおおお~~~~! かーちゃん!大変だーーー!

と叫び終えた時にはポチっていた俺さ。

『世に棲む日日』は文庫本(全4巻)で持っていて今までに2回読んでる。

吉田松陰とその門下生である高杉晋作を中心に、思想・行動・人柄?による他者への影響力を考察しつつ、二人の人生や幕末の動乱(特に長州藩)を描いた作品・・・って感じで間違いなかったかな?

これは何しろ熱い。 いや、文体が熱い訳じゃないんだけど、淡々と語られる松蔭や晋作の人生も思想も行動もノリも、すべてが熱い。ロックだぜ!オーイェーイ!


ちなみに吉田松陰。
松蔭って実名じゃなくて雅号なんだな。 いわゆる元服名である実名は矩方(のりかた)。

実名と言えば、高杉晋作の実名もあまり知られてないと思うんだが、なんと、春風(はるかぜ)だって。高杉春風。 こっちが雅号みたいだな。


おい、『花燃ゆ』の話じゃなかったのかい!
いや、大分被るもんでね、『世に棲む日日』が。
大河ドラマの次回作に合わせて『世に棲む日日』の電子書籍化を急いだのかな?と思うと出版社えげつねぇ~とも思うけども、何にしても俺としちゃ歓迎だ。

『花燃ゆ』の原作もちょっとソソられてるんで、電子書籍化されたら読もうかな。



さて、大河ドラマ『花燃ゆ』、家族揃って観てますとも。

吉田松陰演じる伊勢谷友介は、龍馬伝では高杉晋作を演じてましたな。 なんかおもろいな。

主人公の文(ふみ)は、松蔭門下生の久坂玄瑞に嫁いだ人ね。
久坂玄瑞ってのはそーとー賢くスゲー人だったらしい。しかも過激。
久坂玄瑞のお墓 撮影:俺
でも、元治元年の蛤御門の変で進退窮まって自害しちゃうんだな。 これ、ネタバレじゃないよね? 歴史的事実だし。

なもんで、文さんは若くして未亡人になって、その後が色々とあるんだけども、その色々~の後に繋がる布石が第1回目と第2回目で描かれてた感じ。


ドラマ第1回目のクライマックスで、寅次郎(松蔭)が明倫館の塾生や藩役人たちに向かって語るシーン。

「人はなぜ学ぶのか? それは職を得るためでも出世するためでもなく、教えるためでも尊敬されるためでもない、 己のためじゃ!己を磨くために学ぶんじゃ!」

この時、俺とカミさんと二人同時に息子の方を向いた。 聞いたか?お前・・・ってなノリで・・・

そこにはステレオイヤホン付けてスマホをいじり倒しているヲタ少年が・・・   見ちゃいないってか! お前こそ観ろー!!!

世の中、面白いもの、素晴らしいもの、沢山あるんだけど、ガキの頃って大人に推されると逆に避けたりしてねぇ。 俺がまさにそうだったし。
あ~、もったいないねぇ。


で、話戻って『花燃ゆ』。

描かれる人物や時代背景としちゃ面白くない訳がない訳だが、ドラマ自体の面白さという点では今のところ微妙かな。
まぁでも期待して観て行こうかなと。

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