2013年1月11日金曜日

ガキ使,ウィーンフィル,ダライ・ラマ,マイケル・サンデル

テレビの地上波番組をほとんど見なくなって久しい。
けど、年末年始はダラダラ見た。

ま、印象に残った番組を軽~く語ろうかな・・・と。

大晦日恒例のガキ使スペシャル、『笑ってはいけない・・・』
毎回、ゲストが凄いね。 まぁよく演ってくれること。

でも、一番笑ったのは、松ちゃんの腹話術。
腹筋断裂するかと思った。

ジミーちゃんと田原総一朗の対談の時、眠っちゃったのが残念。



元日の夜。
ウィーンフィルの毎年恒例、ニューイヤー・コンサートの衛生中継を観た。

素晴らしかった!あれこれと。

で、とりあえず誰が観ても楽しめる演目がYouTubeに上がってたんで、貼っておこう。
見どころは指揮者が指揮をやめちゃうところ。
やめて何を始めるのか・・・ は観てのお楽しみ。

最後、指揮に復帰してからのまとまり感や盛り上がり感は楽しげに感動的。
7分25秒もあってちょっと長いけどね。 問題のシーンは1分40秒あたりから始まる。





そして正月2日。
家族は前日からばーちゃんの家にお泊り。
俺は一人でテレビ独占。

目的もなくダラダラと、箱根駅伝もチラ見しつつチャンネルフリップしていて、昨年11月に日本で行われた『ダライ・ラマ法王と科学者の対話』というトークセッションに行き当たった。
TOKYO MXTV でこういう番組をやるのか。へぇ~。

めちゃめちゃそそられ、チャンネルを固定して見入った。

実に面白かった。

分かりやすく印象に残った話を2つほど。


ある医学博士が、「これは非科学的な話ですが」と前置きした上で、自らの実体験としてスピリチュアル・ヒーリングによって身体の故障を治した話をした。

ちょいと危険な話だな・・・医者がこういうこと言うのは・・・。
ダライ・ラマさん、どんなコメントするんだろう?

「私はそういったものを基本的に信用してません」

ぉおおおお~~~!
誰もがきっとこの人は「そっちの世界」の人だよな・・・って思ってたはず。

「貴方の言うことは本当のことなのでしょう。確かにそういったことは稀にあります。
 しかし、そういう話を一般化するべきではありません。
 それはパーソナルなレベルの話として扱うべきです」

おぉおお~~~、カッケー! 科学者より現実的。

何人もの科学者とのあれやこれや対話は進み、それらがいちいち興味深く面白い。
睡眠の話、トランス状態での脳の状態の話、心の話・・・

最後の方、ある女性科学者。
「人は必ず死にます。100%死にます。人はなぜ生まれて来て死んでどこに行くのか。
 科学はそれを説明できません。
 仏教には輪廻転生という言葉がありますね。 それについて話していただけますか」
みたいな話だった。

するとダライ・ラマさん、

「死んだらどこに行くのか? 天国か?地獄か? 来世は?
 なんて話は、そういう事を真剣に考えてる人たちにまかせておけば良い」

なんと!貴方は真剣に考えてる人じゃなかったんですね!

「問題は、死んでからどうなるとか、来世がどうだではなく、
 この人生をどう生きるかです」

オー!イェ~イ!
やっぱカッケーな。おっとこまえだな。ダライ・ラマ法王様~! ラッケンロ~~~~!

前世も来世もへったくれもあるかいー! 大事なのは今だ。
最期は笑って死んで行けるくらい、ちゃんと生きたいもんだぜ。

で、番組終了。



そしてまたまたチャンネルフリップ。
昨夏、日本で行われたマイケル・サンデルの『白熱教室』の再放送に行き当たった。

実に面白かった。
近頃の日本の若い人らは、結構流暢に英語を使えるんだなぁ。頼もしい限りだ。
色んな事のアリかナシかを会場の人らと議論していく。

サンデルさんの『これからの正義について話そう』(ベストセラーになった本)は買ったのだが、デカくて厚くて持ち歩けず、通勤時に読めないため、半分までしか読んでない。
俺が買ってちょっとしてから電子書籍版が出たのはガックシだった。
でもこの本、実に面白い。

哲学っていうと硬く考えがちだけど、これは身近な話題を扱ってるから面白く読める。
正義とは? 経済・政治・倫理・民主主義・・・多様な側面から「哲学」する。

また読みたくなっちったな。
しょうがないから電子書籍版も買っちゃおうかな・・・



翌3日は家族のリクエストで箱根駅伝復路中継。
国道1号はウチから歩いて行けるもんで、前はカミさんと子供らは駅伝を見に行ってた。
俺は行ったことない。

駅伝ねぇ・・・いや、中継観てて、あぁ、ドラマだねぇ~って認識はあるんだけど、別段感動しない。
どこの大学がどうなろうが知ったこっちゃない。

なんでかな?
今度、なぜ世間の多くは駅伝に感動し、俺はまったくしないのかをテーマに、哲学的思索に耽ってみよう。

駅伝中継がちょうどウチの近所に差し掛かるところで、『白熱教室』の後編にチャンネル強奪。
俺にはこっちのほうが断然おもろい。 ま、カミさんも一緒に見て楽しんでたけどね。



最後にもう一本ウィーンフィル。
『ラデツキー行進曲』
曲名で分からなくても聞いてみれば、誰もが「あ、これか」ってくらいの曲。
嫌いな人は居ないと思うけど、特別大好きな人が多いとも思えない。

けど、このバージョンは楽しくて良いよ~。
凄い指揮者ってのは、こういうのを言うんだね・・・かな?・・・的な?・・・みたいな?
少なくとも俺は、そんなに好きな曲でもないけど楽しく感動できた。



今年も楽しく過ごしたいってことで。

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