2013年7月30日火曜日

竜馬ツーリング 司馬遼太郎記念館篇

先週金曜日に休みを取り、金曜日土曜日と2日間で、東大阪~京都伏見~京都東山とハーレーで廻って来た。

司馬遼太郎記念館、寺田屋、竜馬と中岡慎太郎とその他勤皇の志士たちの墓、どれもこれも感動したぜ~!



「いつか」がやってきた

2つ前のトピックで、司馬遼太郎記念館で『竜馬がゆく展』をやってるのでハーレーで行きたいと書いた。

実は、2008年9月25日付けのブログトピック『司馬遼太郎』でも、

「大阪に司馬遼太郎記念館があるので行ってみようと思っている。
 いつかハーレーで・・・」

などと書いている。

その「いつか」が約5年後の先週末にやってきたのだ。


2週間前から発表される天気予報は、微妙な予想が続いていた。
「来週は梅雨の戻りでハッキリしない天気が続くでしょう」
なんだと~! 梅雨の戻りって何だ!意味わかんねー!戻ってんじゃねー!コノヤロー! と叫び続ける毎日。

宿の予約は当日の2日前まで保留した。
2日前、当日の降水確率予想が20%~30%になったため、ようやく決行確定!

しかし京都周辺の宿はどこも高いねぇ~!

宿は琵琶湖の東側に取った。
素泊まりで5,800円だったが、今年は家族旅行のプランが無いので、じゃらんポイントを独り占めし、2,500円に。
ポイント独り占めに関しては、カミさんは笑顔で了承さ。 オーイェーイ!シュガーベイベー!


海老名SA名物メロンパン

05時00分起床。
身支度整え、ダジャレおじさん(カミさんの親戚の叔父さん)から今年もいただいた福島産プラムを一つガブっと皮ごと丸かじり。美味い!

荷物を積み込む。
サドルバッグはアタッチメントの装着でツーリングモードとなり、いつもの約3倍の容量に変身。
こんな按配。


05時30分。 いざ、司馬遼太郎記念館に向けて出発!


東名高速海老名S.A.で朝食。 サンドイッチと海老名S.A.名物のメロンパンを買った。
ここのS.A.は随分利用してるんだが今まで名物のメロンパンを食べてなかった。
そんなに美味いってんなら食べてみよう。

中身がメロン色。ふむふむ。

外はサクっと、中はしっとり・・・ ふむふむ・・・・ だから? 何?・・・

半分食べたら飽きた。
そこで大変なことに気付いた。
俺、そんなにメロンパン好きじゃなかったんだった!


スマホのナビを起動して司馬遼太郎記念館をセットし、繋いだステレオイヤホンの左側だけを耳に入れてヘルメットを被る。 両耳入れると海の中みたいになっちゃうからね。

電話が携帯できるだけでも凄いのに、さらにそれがカーナビになっちゃうんだもの。 便利な世の中だよねぇ~。

一人礼拝室の大混雑により、出発予定時刻を15分も過ぎてから海老名S.A.を後にした。


西に向かって気持よく走りまくる。 いや~、本当に気持ち良い。 ハーレーで走ってるってだけでテンション上がる。

休憩、食事、給油。 すべて、どこのP.A./S.A.に入るかは事前に段取り済み。
長丁場なんで休み休み行かないとね。


関西風「こんにちは」

ナビの音声案内に導かれ、御殿場を過ぎてから新東名高速道路へ。
ほとんど車が居なくてチョー気持ち良く走れた。

しばらく走って藤枝パーキングエリアで休憩。

またしばらく走って東名に入り、三河湾の北あたりで伊勢湾自動車道に入る。
伊勢湾手前の刈谷P.A.にて休憩&給油。

名古屋港・伊勢湾を抜けて行く。

東名阪自動車道で鈴鹿を横目に、新名神高速道路を激走し、名神高速道路に入り、渋滞を抜けて、食事休憩を予定していた草津S.A.へ。

渋滞のおかげで、到着時刻はそこを出発する予定時刻だった。
あまりゆっくりしてられないのでS.A.内のコンビニで昼食を調達することに。

「いらっしゃいませ、こんにちはー」
おぉ! 「こんにちは」が、関西弁の「こんにちは」だ!
スゲー!俺、関が原より西に来てる!ハーレーで!!!
なんだか生関西弁聞いてテンション上がったー!

さっさと飯食って水分補給して、出発。

京滋バイパスに入り、第二京阪道路を経て近畿自動車道を東大阪荒本で降り、右行って左行って駅超えて・・・・

無事に司馬遼太郎記念館に到着!
走行距離480kmあまり。

高速だけでも道のり複雑。 ナビがなければ無理だろ、これ。
地図を事前にチェックしてても、ジャンクションのたびに迷って、ゼブラゾーンに停車してコイントスだっただろうな。(そこで地図見ろよ!)


感動の司馬遼太郎記念館

駐車場は正門からちょっと離れたところにある。 車5台分と自転車置場。

ハーレーは・・・ 端っこに寄せて、門にチェーンで繋がせて貰った。
パンチレザーのジャケットは自転車用ワイヤーロックで袖を通してフォークに巻きつけてロック

記念館。 門番のじーさんが2人立っていた。
「司馬遼太郎記念館」のプレートの写真を撮ると、


一人の門番のじーさんが、「こっちも撮りなはれや!」(←関西弁には違いなかったけどこれは脚色)と指さしたのは、司馬遼太郎先生の表札。
おぉ~、もちろん撮りますともさ! 本名は福田定一さんなのねー。


関西弁で促され、自販機でチケットを買って、

「雑木林」のような庭を抜けて行く。
自宅の庭だよな。スゲーな~。

おっと、自宅の建物の中、書斎が見える。
奥が、亡くなる直前まで執筆していたテーブルと椅子
ガラス越しで反射光を抑えられず、見難くてすんません

おぉ~~~!
原稿を書きながら亡くなった、その時のままの状態で残してあるそうだ。
あそこで書いてたのか~・・・・


記念館館内へ

記念館の建物は敷地内に別棟として建っている。

建築家、安藤忠雄の設計によるものだそうだ。 あのおっさん、面白いよな。

ゆるいRの通路を抜けて、入り口へ。

館内は写真撮影NGだと告げられた。
マジっすか!? 以前、館内の写真を撮ってネットにアップしてる人の記事だか何だかを見たことがあるので、撮影OKなものとばかり思ってた!

昔はOKだったのに、どこぞのアホアホ自称写真家らの迷惑な振る舞いによって禁止になったってパターンだろうか。 だろうな。 どの世界にも居るんだよな~、アホアホな奴って。


さてとどこから何を見れば・・・とフラフラ歩いて、、、ん?
「ぅおおおお~~!」って叫びたかったね。 我慢したけどさ。

地階から2階まで、3階分の吹き抜けのスペースの両側の壁が上から下まで本棚になっていて、そこに司馬遼太郎先生の蔵書がびっしり収まってる。(一角には出版した本のディスプレイ)

凄いぞ、あれ。 いや、その部屋のことは事前に調べて知ってたけど、実際見たら感動だぞ。
後で調べたら、あれでもまだ蔵書の1/3だそうだ。 ハンパねー!

司馬遼太郎記念館、そんなに広くないし、展示物もそう多くはないけど、あれを見るだけでも行く価値大有りだ。

写真は撮れなかったが、パンフレットに掲載されてる写真をスキャナー撮りしたので、アップしておこう。
サイズ感覚が麻痺しがちなんで、下方中央のテーブルと椅子に注目して欲しい。
これで人のサイズを確認し、改めて全体を見ると、、、凄いでしょ~。

この写真だけでも十分凄そうだけども、実際そこに行って見てみたら、こんなもんじゃない。
圧倒されるよ。ほんと。 こりゃ見た方がいいね。


地階に降りて展示物を観て廻る。
『竜馬がゆく展』の展示ももちろん見た。 年表とか乙女姉さんに宛てた手紙の複製とか。
『人斬り以蔵』の自筆原稿もあって、おぉ~~~!だった。

竜馬は、計り知れないな。 幕末には色んなタイプの天才が出てきてるけど、竜馬はほんと凄いな。


常設の展示の中に、司馬遼太郎先生が使っていたメガネ3つ とか、愛用していた執筆用万年筆や推敲用色鉛筆が何本も とか、懐中時計とか、バンダナとかがあって、一々感動して声出そうになった。
「おぉ~~~!メガネ~!」「万年筆~!」「バンダナ~~~!」なんちって。

なんだろね? 実際に本人が使っていたものを見ると、グッと来るな~。


館内にカフェもあってゆっくりできるのだが、予定が押しているので後ろ髪をむしられながら外に出た。 うっ!暑い!

庭をアチコチ見て歩いてから記念館を後にした。


司馬遼太郎記念館、司馬遼太郎ファンであれば一度は行くべきところなんだろうなぁとは思っていたが、本当に、まさしく、紛れもなく、掛け値なしにその通りだ。
ファンであるなら行くべきだ。


感動のあまり、天井に出た竜馬に見える染みを見るのを忘れてた。 もう一回行きたい。


スマホナビの変

次の目的地は伏見寺田屋だ。
竜馬ファン幕末ファンにはお馴染みの、あの寺田屋だ。 ワクワクするぜ!

スマホのナビに伏見寺田屋をセットし、ルートが表示されたのを確認して、俺はハーレーを走らせた。

しかし、なんと、あろうことか、俺のスマホが攘夷倒幕熱に冒されたのか、反乱を起こしていたのだ。

反乱に気付かぬまま走り出している俺。
土地鑑まるでなし。 気楽なれど助けのないソロツーリング。

果たして・・・・


『竜馬ツーリング 池田屋篇』へ続く・・・

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