2013年7月12日金曜日

デジタル竜馬がゆく

やっと来た!ついに来た!
司馬遼太郎先生の作品が電子書籍化!

第一弾はなななななななんと!!!『竜馬がゆく』だ!

うぉ~~~~!テンション上がるぜぇ~!
嬉しかったことオブザイヤー2013、エントリー間違いなしだ!


『竜馬がゆく』 文庫で全8巻。
俺の愛読書の一つ。 今まで何度読み返したか分からない。
変色し、ボロボロになったために廃棄処分してしまったのが・・・あれ?子供生まれる前だったかな?
買い換えようと思うも、、、、やはり問題は保管スペース。

世の中に電子書籍が出始めてからずっと、司馬遼太郎先生の作品の電子書籍化を渇望してきた俺さ。

司馬遼太郎先生の作品は結構読んでるんだけど、まだまだ未読作品が沢山残っている。
大体が複数巻だから、リアル本で買うには保管スペース問題がねぇ。

とりあえず『竜馬がゆく』。 電子書籍化は本当~に嬉しい!


6月21日(51年前の連載開始日に揃えたそうな)にまずは1巻から3巻が発売され、その後順次8巻までリリースされる。
それが発表された6月3日、その情報を目にした0.25秒後には、恐怖のAmazonで予約を入れていた。 もちろん全巻。 当然、雄叫び上げながら。

これを皮切りに司馬遼太郎先生の作品すべてが電子書籍化されたら良いなぁ~。
未読作品にも期待したいけども、とりあえず『世に棲む日日』ももう一回読みたい。
これは文庫で保管してあるんだけど、もう近頃は文庫でさえ持ち歩くのが億劫なのでタブレットで読みたいのだ。


6月21日の発売日に自動でドロロロ~ンとダウンロードされた『竜馬がゆく』だが、あれこれあって読み始めたのは最近だ。 4巻から6巻は今日発売。今朝ダウンロードされた。
今、3巻の頭の辺りを読んでいて、竜馬は土佐を脱藩したところ。


朝食の時、竜馬の話をした。
近頃我が家は空前の『レ・ミゼラブル』ブームで、息子も映画を観ている。
「革命」や革命運動についても、朧気ながらに理解してはいる。

日本の幕末、「革命」のために沢山の命が絶たれ、いよいよ倒幕って段で、長州や薩摩は徹底的にドンパチやって幕府を叩き潰し、全部ぶっ壊してチャラにしてから新しい世の中を作るという絵を描いていた。 「十段目は砲撃芝居」なんつってね。

のだが、そんなノリの中、これ以上無駄な血を流すことを好まない竜馬は、まんまと無血革命を成功させてしまう。
薩長に討幕の密勅も下っていて世の中爆発寸前のところでの大政奉還 という部分での無血革命の意
もちろんそれまでも、そして竜馬の死後も、各地で戦いはあって幾多の血が流れていることから明治維新がすなわち無血革命であるとは言えないことは重々承知
大政奉還をプロデュースしたのは竜馬だ。(薩長同盟もだけどね)
竜馬! 凄いな! なんてカッコイイ!

まぁ、なかなかこの辺の事情を短時間で語るのは難しい。
話の半分も理解されないかもしれないのは承知の上で語った。

特に、ガキの場合、単純に戦うことがかっこ良く、そうでない方を選ぶことはヘナチョコだなどと、浅い考えで物事を判断することも大いに有り得るし、仕方ないことだとは思う。

のだが、
俺の語り口から、竜馬カッコイイ!おっとこ前!って思っていることくらいは察しが付くだろう。
いい加減、小学6年だ。

ところがだ、 ところがだ、、、、 あろうことが我が息子が差し挟んだコメントは、

「竜馬、かっこ悪っ」

・・・・・

真剣にあったま来た!真剣にあったま来た!もう一度言う。真剣にあったま来た!

フォルテッシモから始まってクレッシェンドで「バーーーカ!」を3連発してやったさ。
大人気無い? あってたまるか、そんなもーん!


いつか娘や息子が竜馬のかっこ良さを理解する日が来ることを祈りつつ・・・


『竜馬がゆく』はイイな。
読むたびに発見がある。読むたびに感動がある。テンション上がるし。

俺は作家の中では唯一司馬遼太郎先生だけは「先生」と敬称付きだ。
色んなことを教わったからね。
作品を通して色んな「日本人」を見てきて、自分の日本人としてのアイデンティティに自信と誇りを持てるようになったことも大きいな。


ちなみに、7月28日まで、大阪の司馬遼太郎記念館にて、「連載・出版50年『竜馬がゆく』」と銘打った企画展をやっているそうだ。(昨年から始まり、会期延長で今年7/28まで)

何とか行けないかな~。 休み取ってハーレーで行きたい。
片道478km 6時間くらいかな。 行きてぇ~。


司馬遼太郎「竜馬がゆく」電子書籍化特設ページ
http://hon.bunshun.jp/sp/ryoma-ebook

司馬遼太郎記念館
http://www.shibazaidan.or.jp/index.html

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