2012年5月21日月曜日

君は金環日食を見たか?

奇跡のクルクル日食

金環日食、見たかい?
ウチの辺りは大雨降っちゃって、こりゃ見られないのかと思ったけど、大分欠けてから雨も上がり、雲の合間からチラチラ見えたぜ。

テンション上がったなー。
うっとりもしちゃったなー。

写真? 撮ったぜ。 ある意味ナイスなワンショット。



朝は5時40分に起きた。
何しろ世紀の金環日食ショーだし。

娘は毎日部活の朝練なのだが、この日は遅れて来ても良い日になったそうだ。
全国的にそうなんだろうな。
息子はいつもより早く学校に行って、観測会ってことになっている。

娘の友人で、同じ部活のテナー・サックス(カッケーっ!)プレイヤーの子が、娘と一緒に日食観察をするためという名目でウチに泊まりに来ていた。
みんなで賑やかに朝食。

しかし、まぁ、なんで曇りなの?
おいおい、雨降ってきたぞ!
どひゃー!土砂降りかよ!
誰の行いが悪いんだ? お前だな! と息子が責められるのはお約束。
しかしまぁ、この近所にどんだけの極悪人が住んでるんだろ?と思わせるほどの雨。

なんでだよー!見られないじゃんかよー!

食が始まる時間になった。
テレビを点けたら、各地からの日食中継。
いいな~、見られて。


おっと、小雨になってきたぞ。

7時前、まずは息子が学校へ向かう。

そして娘らが家を出た。
娘らは近所の高台の公園(以前、流星群観察をした公園)に行く予定だったが、どうしただろう?
中学行ったかな?


俺は三脚とカメラとカメラ用フィルターと俺用観察グラスを持ってベランダに上がってみた。


う~ん、、、まだ僅かに雨が降ってるし、雲ってて観察どころじゃなさそうだな~・・・
しかし、雲は流れている。
待っていればチャンスは来るか? 来ないか?・・・

身支度を整えながらチャンスを待った。

金環になる数分前に、再びベランダに出てみた。
カミさんは家の前の道路で観察だ。

雨は上がったが太陽はまったく見えない。
だが、太陽のある辺りは雲が薄くなってきて、かなり明るくなってきている。
こりゃいけるかも・・・
カメラのセッティングをあれこれいじっていると、近所で観測している人らの声がアチコチから上がった。 「おー!」「見えたぞー!」「わーーー!」
え!マジで?

雲のベール越しに薄っすらと三日月のような太陽。
わー!スゲー!日食だー!

慌ててカメラにフィルターを付けてファインダーを構えるも、まったく見えず。
裸眼で眩しくなく見えるくらいだから、フィルターは必要無かった。
またまた慌ててフィルターを外して三日月様の太陽をシュート!


おー、危ねえ危ねえ。

また雲に覆われて見えなくなった。
数分後には金環食だが、見えるだろうか?

お~っと!雲が切れたー!
まだ金環食じゃない。

今度は良く見えるため、観察グラス越しに観察しつつ、カメラにもフィルターを付けて、
お~っと、アホなことに俺、三脚をセットしてなかった。
とりあえず手持ちで撮影。
あ゛ー!結局カメラセッティングもテキトーなまま! 写ってちょーだい!お願いします!

ま、ちょっとブレたけど一応撮れた。

そしてまた雲のカーテン。
オー、ノー!

いや、今のうちに三脚セットして・・・あたふたあたふた・・・
カメラを据え付けて太陽の方向を狙うも、雲に覆われているとフィルター越しには真っ黒けでどこを狙って良いか分からない。
焦ってフィルターを外し、太陽の辺りを狙ってズームとピントを調整。
わ!雲が切れそうだ!
慌ててフィルターを装着。近所や、中学から歓声が聞こえてくるも、カメラセッティングのために観察用グラスをしてないので太陽を見られない。

カメラのファインダーを覗く前に、観察グラスで肉眼で見た。
おぉ~~~~!金環!スゲ~~~~!
カモーーーン!ラッケンロォ~~~~~~!

とテンション上げながらカメラのシャッターを切った。
おっと、もっとカメラのセッティングをちゃんと設定し直して・・・なんてやってるうちに、また雲のベール。

その時撮った写真がこれ。


三脚で撮ってるのにブレてんじゃん!!!
ブハハハハハハ!ダメだ、コリャ!

いや、写真的にはダメだけど全然アリかなと思って。
俺のテンションの上がりっぷりがそこに現れてるって感じでね。
微妙に間抜けなところもイイな。奇跡のクルクル日食みたいなとこ。
こりゃとても、金環日食写真コンテストに出せるようなシロモノじゃないけど、俺的にはナイスなワンショットだ。

まぁ、金環日食を綺麗に撮影した写真なんて、ネットで探せばいくらでも見つかるんだからイイや。

何しろ、この目で見られたのは良かった良かった。
カミさんも家の前でしっかり見られたようで良かった良かった。
子供らもちゃんと見られたかな?

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント記入後、コメントの記入者:欄で ◯ 名前/URL を選びます。
名前を入力してください。 URL: 欄は空白でもOKです。
[ 次へ ] をクリックしてから [ 公開 ] でコメント投稿できます。