2014年12月24日水曜日

いつか生で聴いてみたいJ.S.B.

J.S.B.の作品でいつか生で聴いてみたいと思っていた曲のコンサート情報がポロっと舞い込んだ時はテンション上がったー!
行く行く!行くに決まってんじゃん!

会場はみなとみらい大ホール。
今年の10月、カミさんと二人して行ってきた。

すっっっっげー良かった。 昇天したぜぇ~! オー!イェ~イ! J.S.B. はイイよな!

J.S.B. ってのはもちろん、Johann Sebastian Bach - ヨハン・セバスティアン・バッハだ。

俺の中のいつか生で聴きたい曲リストの上位にランキングされていた『ブランデンブルク協奏曲』のミュンヘン・バッハ・管弦楽団によるコンサートに行ったのさ。

この曲はバラエティ番組やCMでちょいちょい使われているんで、誰でも聴いてみると知ってるフレーズがちょいちょい出てきたりするはず。


1番から6番まで6曲あって、1番は4楽章まで、それ以外は3楽章まである。
なので、6曲すべてとなるとかなりの時間。 全曲の場合のCDは2枚組になる。

全曲通しで聴くのは、ちょっとした気合が必要なのだ。

○~・~○~・~○~・~○~・~○~・~○~・~○

会場ではほとんど席は埋まってた。
しっかし・・・・ クラシックのコンサートって年齢層高いよね~。 俺も今やかなりのおっさんだけど、全然ひよっこレベルだった。



さて開演。 第1番の軽やかな演奏が始まった。
のっけからチョー感動。 ホルン、凄い!
軽やかで綺羅びやかな演奏に心は洗われ得も言えぬ感動。

だがしかし、、、

俺の隣には杖をついてようやく歩いているかなりの高齢の女性が座っていた。 開演少し前から咳をしていたんだが、開演後も咳止まらず。
だが周りに配慮して抑えた苦しそうな咳・・・ 大丈夫かなこの人? コンサート中に召されたりしちゃわないかな?・・・

やがて咳は治まり、俺は演奏に集中できるようになった。


1番第4楽章まで終わり、大きな拍手。 指揮者と楽団員、拍手に応えてお辞儀。 そして舞台袖に引っ込んだ。

それぞれの曲で編成が異なるため、一旦引っ込んで、次の曲の編成で出てくる。
これがあるので、1曲1曲の区切りがハッキリして、CDで続けざまに聴くよりもメリハリが付いた。

楽団員がまたわらわら出てきたが、今度は弦楽器がメイン。
3番が始まった。 演奏順は番号順ではないのだ。
3番は俺が特に好きな曲。 イイですね~、このドライブ感♪ あ~チョー幸せ・・・

第2楽章は本来チェンバロのカデンツァ(カデンツァ=プレイヤーが自由に弾いちゃう部分)なのだが、この時はリュート(琵琶みたいな弦楽器)のカデンツァだった。 へぇ~。
なかなかのリュートソロが終わって、これまたドライブ感のある第3楽章へ。 オーイェーイ!

隣のご高齢の女性、舟を漕ぎ出した。 まぁ~気持ち良いからね。


3番が終わり、拍手、お辞儀、はけていく指揮者と団員。

そしてまた団員たちがステージへ。
おっと、リコーダーを持ってる人が。 次は何番? パンフで確認。 4番だ。
2番と4番にはリコーダーが入っているのだ。
演奏が始まった。
メインのリコーディスト、凄い。 なんか良く動く。 おもろい。  もう一人のリコーダーは1番でオーボエを吹いていた人だった。


第2楽章の途中で、なんだか妙なノイズが聞こえるようになった。 何だ?・・・
隣のご高齢の女性のいびきだった。 マジか! マジですかー!
おっさんならどついちゃうんだけど、俺は女性はどつかない主義だし、仮にどついたらその場で召されちゃうし・・・で仕方なく放置。

第3楽章でいびきは止まった。
止まったのはいびきだけか? 呼吸まで止まってない?大丈夫? 俺の隣で召されないでよ。
って、なんでこんな余計な心配しなきゃならねーんだよ! 演奏に集中だ。


次は6番、イイですね~。
隣の女性も目覚め、以降は眠ることなく召されることもなく演奏を楽しんでいた。

そして5番、
5番も大好きだわ~。いいわぁ~。

最後は2番だった。
編成的に2番が最後だとイイ感じだったんだろう。 ま、曲的にも最後にふさわしく明るいノリだ。
トランペットが真っ赤な顔してハイトーンを出していた。すっごいな。


そして6曲すべて終了。 全曲聴いたのにあっという間な感覚。
万雷の拍手!拍手!拍手!
指揮者も楽団員も引っ込んだが拍手はもちろん鳴り止まず。
拍手に応えて一旦ステージに出てくるもお辞儀だけして引っ込む。
更に高鳴る拍手。

俺は拍手しながら俺の周りの人が軽く聞こえる程度の声で呟いた。
「G線上のアリア演って~! 主よ人の望みの喜びよ演って~!」
もうかなりいい歳ぶっこいてるんでね、叫びはしませんよ、そりゃ。
この2曲もいつか生で聴いてみたい曲の上位にある曲で、この楽団はバッハを主に演奏しているので洒落で言ってみたのだ。


再び出てきて、、、スタンバイ、、、拍手が鳴り止んだ。 何が始まるのかな?・・・

『主よ人の望みの喜びよ』 が始まった! 思わず息を呑んだ。 カミさんと目を見合わせる。
いや~ん、もう素敵!チョー素敵! 俺が召されそう!

そしてまた万雷の拍手! お客さん、再度アンコールのおねだり。
何度か出てきてお辞儀で引っ込んで、、、、楽団員も楽器持って出てきてスタンバイ。
アンコール2曲目は何だろう? ワクワク・・・
『G線上のアリア』だった!!! ぬぉぉぉおおお~! ウルトラ感動!


やんややんやの拍手と共に演奏会は終了。
いや~、幸せ! もう~~~~幸せ!


ホワイエではCD即売会&サイン会がセッティングしてあり、既にそこそこ並んでいた。
あれね、サイン入りCD欲しい気持ちはあるものの、並ぶの大っ嫌いなのでパスなのね。

アンコールで出番の無かったリコーディストが一人だけ席に着いて仏頂面してたのが笑えた。


いつか生で聴いてみたい曲は他の作曲家にも色々あるが、J.S.B.だとオルガン曲も生でガッツリ聴いてみたいな~。 BWV578とかBWV565とかBWV645とか


貼り付けた動画は別の楽団の演奏による ブランデンブルク協奏曲第3番
FullHDどころか4Kでアップされてる!

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