法螺吹いて行こう
夏がちょっとよそ見をしてる間に、こそっと秋が半身を入れてきた感じな今日この頃だね。
夏は向き直って、「おいおい」って一旦は秋を追いやるだろうが、時間の問題で取って代わられるだろう。
今年の夏は随分と遠慮がちな夏だった。
梅雨前線に退去を申し入れることもなかなかできず、秋からはすでにプレッシャー掛けられて。
『ノーと言えない夏』 だったんだな。 ま、『無法者な夏』よりゃイイかな。
さて、
ティム・バートンって映画監督が好きでね。
いや、彼の作品が好きなんだな。
というか、彼の、ヒネた感じで現実を包むファンタジー的世界観が好きなのね。
いや、難しいな。 ファンタジーだけどリアル。ファンタジーだけにリアル。
屈折感がファンタジーを通して現実を見据える。そこに時々垣間見える純粋さや美しさや愛。 みたいな。 あー、そんな感じ。
初めて観た作品は『シザー・ハンズ』だった。 もう随分前だな。
当時、米国映画は日本では半年遅れで公開されていたので、クリスマス映画なのに真夏のロードショウで観たもんだった。カミさんとね。
あの作品はイイな。ほんと。
俺、DVD持ってて何度か観てるけど、内容を知ってると冒頭のシーンでいきなり泣ける。
「おばあちゃん、雪はどうして降るの?」
「あぁ、昔はこの辺じゃ雪は降らなかったんだよ」
うっ、、、うぅ~・・・・
あれは只のファンタジーじゃないぜ。
人間の持つ醜さや暴力性なんかを倫理を超えた純粋さとの対比として描き出しながら、どこかに残る純粋で美しいものへの、渇望・憧れで心を満たしてくれる作品。
ファンタジーだからこそ、押し付けがましくも説教臭くもなく、凄く現実に訴えてくる。
と言うよりやっぱ、物悲しくも温かく純粋で美しくて、堪らない。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』もウルトラ大好き。これはティム・バートンは原案とプロデュース。
ホラーでファンタジーなハイパー人形劇ミュージカルだ。
同じノリで『コープスブライド』もイイ。
『チャーリーとチョコレート工場』、イイねぇ。何じゃそれ!なんだけど、あぁ~イイねぇ。イイなぁ~。実にイイ。
『バットマン』は観たけど『ビートルジュース』は観てないなぁ。
『スウィーニー・トッド』も観たいんだけどまだ観てない。
で、
ず~~~っと観たいと思っていた『ビッグ・フィッシュ』をとうとう観たのさ。
内容、よく分かってなかったんだけど、ノリでDVD買っちゃってね。
日曜日に家族揃って観てみたので、ネタバレしない程度に紹介してみようと思う。
ビッグ・フィッシュって言葉には、法螺話って意味もある。 逃した魚の話には尾ひれが付くってとこから来てるんだろうな。
楽しい法螺話ばっかして、誰からも好かれているおっさんが居ましたとさ。
でも、何千もの法螺話を聞かされて育ってきた、もういい歳したその息子は、法螺吹き親父にいい加減うんざり。
結婚して出て行ってお父さんとは疎遠に。
3年後、お父さん病気で倒れる。
息子、妊娠中の奥さんと実家へ。
お母さんがあれこれ取り持ちつつ父子の対話。
「父さんの話は法螺ばっかで本当のことは何も話してくれてないじゃん」
おっとっと、
あらすじはこの辺でやめておこう。やっぱネタバレになりそうだ。
映画の舞台は現実の世界だが、お父さんの語る「法螺」話がファンタジーとして描かれている。
笑えて、笑えて、不気味で、笑えて、えー!って笑えて、おー!って感動して、ギャーって笑えて、んーって込み上げて、笑いつつ、ぅぅぅうううう
そしてね、これを観て、俺の心は温かい涙の噴水になったねぇ。
あぁ、心から溢れ出すように涙が出たもんさね。
子供たちには俺やカミさんの涙の訳が全然わからない。そりゃそうだ。無理もねえ。 25年後くらいにもう一回観てみな。
でもファンタジーな部分では結構楽しんでいたようだ。
お父さんが健在な人、すでに他界している人、
お父さんとの仲が、良好な(だった)人、普通な(だった)人、良くない(なかった)人、
もしくは、
自分がお父さんな人、お父さんになろうとしてる人、
さらにもしくは、
配偶者が居る人
これらのどれかに当てはまる人には、この映画、オススメだ。 (ほとんどの人が当てはまるじゃん!)
これは本当に見事な作品。
ビッグ・フィッシュってタイトルが堪らん。 凄く効いてる。
ファンタジーだけど、現実を見据えてるってところの、”ビッグ・フィッシュ”の利かせ方がニクい。素晴らしい。
ファンタジーな部分も、舞台は現実ってのもニクい。
ファンタジーだからこそ、つまりは「ビッグ・フィッシュな話」だからこそ、見えなかったけど見えてくる真実とか。
なにしろ根底にあるのは、ティム・バートン作品らしい、純粋さとか思いやりとか愛 だな。
観てしばらくは、思い出しちゃ涙し、思い出しちゃ涙し。
今、このトピックを書きながらも、思い出して涙し。
いろんな事に対して思いを深くしたり、良い気持ちになったり、
なにしろ本当に良い作品だったぜ。
俺もこれからはもっと法螺を吹いて行こうと思うのさ。
そうね、最低一日に10,000個は法螺吹いて行こうと思うね。(← これ自体が法螺)
夏は向き直って、「おいおい」って一旦は秋を追いやるだろうが、時間の問題で取って代わられるだろう。
今年の夏は随分と遠慮がちな夏だった。
梅雨前線に退去を申し入れることもなかなかできず、秋からはすでにプレッシャー掛けられて。
『ノーと言えない夏』 だったんだな。 ま、『無法者な夏』よりゃイイかな。
さて、
ティム・バートンって映画監督が好きでね。
いや、彼の作品が好きなんだな。
というか、彼の、ヒネた感じで現実を包むファンタジー的世界観が好きなのね。
いや、難しいな。 ファンタジーだけどリアル。ファンタジーだけにリアル。
屈折感がファンタジーを通して現実を見据える。そこに時々垣間見える純粋さや美しさや愛。 みたいな。 あー、そんな感じ。
初めて観た作品は『シザー・ハンズ』だった。 もう随分前だな。
当時、米国映画は日本では半年遅れで公開されていたので、クリスマス映画なのに真夏のロードショウで観たもんだった。カミさんとね。
あの作品はイイな。ほんと。
俺、DVD持ってて何度か観てるけど、内容を知ってると冒頭のシーンでいきなり泣ける。
「おばあちゃん、雪はどうして降るの?」
「あぁ、昔はこの辺じゃ雪は降らなかったんだよ」
うっ、、、うぅ~・・・・
あれは只のファンタジーじゃないぜ。
人間の持つ醜さや暴力性なんかを倫理を超えた純粋さとの対比として描き出しながら、どこかに残る純粋で美しいものへの、渇望・憧れで心を満たしてくれる作品。
ファンタジーだからこそ、押し付けがましくも説教臭くもなく、凄く現実に訴えてくる。
と言うよりやっぱ、物悲しくも温かく純粋で美しくて、堪らない。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』もウルトラ大好き。これはティム・バートンは原案とプロデュース。
ホラーでファンタジーなハイパー人形劇ミュージカルだ。
同じノリで『コープスブライド』もイイ。
『チャーリーとチョコレート工場』、イイねぇ。何じゃそれ!なんだけど、あぁ~イイねぇ。イイなぁ~。実にイイ。
『バットマン』は観たけど『ビートルジュース』は観てないなぁ。
『スウィーニー・トッド』も観たいんだけどまだ観てない。
で、
ず~~~っと観たいと思っていた『ビッグ・フィッシュ』をとうとう観たのさ。
内容、よく分かってなかったんだけど、ノリでDVD買っちゃってね。
日曜日に家族揃って観てみたので、ネタバレしない程度に紹介してみようと思う。
ビッグ・フィッシュって言葉には、法螺話って意味もある。 逃した魚の話には尾ひれが付くってとこから来てるんだろうな。
楽しい法螺話ばっかして、誰からも好かれているおっさんが居ましたとさ。
でも、何千もの法螺話を聞かされて育ってきた、もういい歳したその息子は、法螺吹き親父にいい加減うんざり。
結婚して出て行ってお父さんとは疎遠に。
3年後、お父さん病気で倒れる。
息子、妊娠中の奥さんと実家へ。
お母さんがあれこれ取り持ちつつ父子の対話。
「父さんの話は法螺ばっかで本当のことは何も話してくれてないじゃん」
おっとっと、
あらすじはこの辺でやめておこう。やっぱネタバレになりそうだ。
映画の舞台は現実の世界だが、お父さんの語る「法螺」話がファンタジーとして描かれている。
笑えて、笑えて、不気味で、笑えて、えー!って笑えて、おー!って感動して、ギャーって笑えて、んーって込み上げて、笑いつつ、ぅぅぅうううう
そしてね、これを観て、俺の心は温かい涙の噴水になったねぇ。
あぁ、心から溢れ出すように涙が出たもんさね。
子供たちには俺やカミさんの涙の訳が全然わからない。そりゃそうだ。無理もねえ。 25年後くらいにもう一回観てみな。
でもファンタジーな部分では結構楽しんでいたようだ。
お父さんが健在な人、すでに他界している人、
お父さんとの仲が、良好な(だった)人、普通な(だった)人、良くない(なかった)人、
もしくは、
自分がお父さんな人、お父さんになろうとしてる人、
さらにもしくは、
配偶者が居る人
これらのどれかに当てはまる人には、この映画、オススメだ。 (ほとんどの人が当てはまるじゃん!)
これは本当に見事な作品。
ビッグ・フィッシュってタイトルが堪らん。 凄く効いてる。
ファンタジーだけど、現実を見据えてるってところの、”ビッグ・フィッシュ”の利かせ方がニクい。素晴らしい。
ファンタジーな部分も、舞台は現実ってのもニクい。
ファンタジーだからこそ、つまりは「ビッグ・フィッシュな話」だからこそ、見えなかったけど見えてくる真実とか。
なにしろ根底にあるのは、ティム・バートン作品らしい、純粋さとか思いやりとか愛 だな。
観てしばらくは、思い出しちゃ涙し、思い出しちゃ涙し。
今、このトピックを書きながらも、思い出して涙し。
いろんな事に対して思いを深くしたり、良い気持ちになったり、
なにしろ本当に良い作品だったぜ。
俺もこれからはもっと法螺を吹いて行こうと思うのさ。
そうね、最低一日に10,000個は法螺吹いて行こうと思うね。(← これ自体が法螺)
タイケーさん こんにちは
返信削除条件にあてはまっちゃったのでw
観る事にします!。
あっか~ん! こんにちは。 コメントどーもありがとー!
返信削除なぬ!条件にあてはまっちゃったってか!
そしたらもう観るしかねーべ。
シザーハンズは観た? あれもええぞぉ~。
どもしす
返信削除シザーハンズは泣けました
タイケ教えてくれてありがとうございました
「ビックフィッシユ」観なくちゃと思ってました
決めました、観ます!
川上ぃ~! コメントどーもありがとー!
返信削除> シザーハンズは泣けました
泣けるよね~。
あれは深いよね~。
> 「ビックフィッシユ」観なくちゃと思ってました
素晴らしい!
> 決めました、観ます!
まぁ観てやっておくんなさい。
この作品も深いよぉ~。
こんばんは。ネコざんす。
返信削除>夏がちょっとよそ見をしてる間に、こそっと秋が半身を入れてきた感じな今日この頃だね。
あ~ ほんとうに!
せみの声より すずむしの声のほうが
大きくなってた。
シザーハンズは名作だよね。
いつみても泣ける。
ちょっとしたシーンなんだけど
犬が前髪切ってもらうシーンが好きさ。
『チャーリーとチョコレート工場』も
なんじゃこれ?なんだけど
好き。
ウンパルンパみたいなのと暮らしたい
願望があるんです。
暮らしたくないですか?
『ビックフィッシュ』
すごく観てみたい。
ティム・バートンの作品って
やわらかく メッセージを伝えてきますね。
この作品もきっとそうなのかな?
ネコキックさ~ん! こんばんは。 コメントどーもありがとーざんす
返信削除> あ~ ほんとうに!
> せみの声より すずむしの声のほうが
> 大きくなってた。
だねー。
夜や朝は寒いくらいだよ。
まだ8月だぞーってんだ。
> シザーハンズは名作だよね。
> いつみても泣ける。
だよねーーー。 堪んないよねー。
> 犬が前髪切ってもらうシーンが好きさ。
あ! 俺も好き。そのシーン。 目ぇパッチリね。
あの映画、好きなシーンって並べていくと際限ないんだよね。
> ウンパルンパみたいなのと暮らしたい
> 願望があるんです。
> 暮らしたくないですか?
ダハハハハ! チョー分かる。
てか、俺、暮らしてるし。
夜中にこっそりキッチンでダンスしてたりする。
> 『ビックフィッシュ』
> すごく観てみたい。
イイよぉ~!
> ティム・バートンの作品って
> やわらかく メッセージを伝えてきますね。
だよね。やわらかく、かつ深く。
> この作品もきっとそうなのかな?
きっとそうです。