2011紅葉炸裂せず

エイドリア～ン！

モミジも紅葉。こうようも紅葉。
イチョウも銀杏。ギンナンも銀杏。
せいぶつも生物。なまものも生物。
からいも辛い。つらいも辛い。
ややこしいんじゃい！漢字、別にしろやー！

さて、今年もまたミミちゃん（仮名）もウチの子モードで参加して紅葉狩りに行くことになった。
「ウチの子」が増えて子供らもテンション上げてるが、連れて行く俺やカミさんも同様だ。

11月最後の日曜日。
例年だと紅葉（こうよう）の時期としてはやや遅めだけども、今年は10月が過ぎ11月に入っても暖かい日が多かったため、紅葉のピークは遅れるとのことだったのでちょうどいいかな？
いや、まだピークを迎えてさえいないかもな。

いつもは地元の大きな公園に行くのだが、今年は少し脚を伸ばして、横浜こどもの国に行くことにした。


行く道すがら、あちこちの木々をチェックするも、良い按配の紅葉（こうよう）が見られない。
まだピークを迎えてないのか？
それとも、今年の台風で枯れちゃったんだろうか？
あの台風は潮を巻き込んだ雨を降らせたもんで、街路樹の葉っぱなんかは結構やられてる。


さて到着。
ざっと見た感じ、あまり紅葉（こうよう）って感じじゃない。
黄葉や褐葉はそこそこ良い感じだが、紅葉が見当たらない。

まぁ歩いてみるべ。

竹馬・フラフープ・ホッピングが沢山置いてあって自由に遊べるコーナーがあったので、ちょいと足を止めて遊んでみた。

子供ら、3人とも、物珍しい竹馬に食いついた。
低くセットしてあるやつでも結構難しいらしい。
どれどれ。竹馬ってのはなぁ、こうやって乗るんでぇ！
そこそこ高い位置にセットされているやつを選んでひょいっと乗って歩く走る跳ねる俺。
なかなか上手くできない子らに向かって高い位置から高笑いを浴びせかける。「ハーーーハッハッハッハ！アーーーーハッハッハッハ！」

なにせこの俺、ガキの頃、裸足で竹馬乗って旅に出て、家から1km地点で警官の職質を受け、強制帰宅させられた程の猛者なのだ。
ついでに言うと、ホッピングは両手離しで出来るし、「ホッピング一人耐久レース」では6千回までカウントした時点で脳震盪で倒れた程の猛者だ。

え？フラフープやるの？　あ、そう。
とーちゃんがフラフープどんだけ上手か知ってっか？おい。
で、やってみせたが、フラフープはダメだ。練習時間6時間くれ。

ミミちゃん、上手だな～。4本回しかよ。

さてピークニックピークニック。ハーイキングハーイキング。

と思いきや、子供ら、巨大ローラー滑り台に一目散。

子供らはテンションMAXだが、待ってる親にはかなりうんざりな忌々しい遊具だ。

さてピークニックピークニック。ハーイキングハーイキング。

紅葉（こうよう）は見られないけど、いろんな花や銀杏なんかの黄葉を楽しみながら木々の間を歩く。気持ちいいねー。

木々の葉っぱが日の光を反射して白く見える様がナイス

途中、変なポールの登ってみたり。 木登りしたりして遊びながらテクテク歩く。

息子はミケランジェロの絵みてーになってるぞ

園内のスワンレイクのほとりに何本もの紅葉（もみじ）が！

しかしどうしたことか、色は付いてるのだが、紅じゃなく、赤茶というか紫芋みたいな色というか。
全然美しくないなぁ～。
冷え込みが緩いせいでこうなるんだろうか？
こういう種類なんだろうか？ な訳ねーか。
ピークをとっくに過ぎてる？ いや、その場合紅葉（もみじ）は枯れる。

か～な～り残念な紅葉（もみじ）をスルーしながらボート乗り場へ。
ボート乗りたい－！ワーワーワー！
ってことで、娘二人組みと、俺・カミさん・アホ息子の三人組で足漕ぎボートに乗った。

いや～、気持ちいいねー。

ほとりに並ぶ紅葉の紅葉が（もみじのこうようが）（いちいち仮名振ってんの面倒くせえ！漢字、別にしとけ！）、本来の紅だったらどんなに綺麗だったろう。
トピック冒頭の写真のように、ちゃんと紅い紅葉も稀にあったりもするんだが。

ボートを降りて少し歩いて、小高い丘のトップにシート敷いてお弁当タイム！
美味しいねー。楽しいねー。
と、ミミちゃん（仮名）が妙な表情で、口の中から何かを摘み出した。
なんと！最後の乳歯！　「歯が抜けたー」　ドラマチックだぜ。



さぁ、また歩こう。
すすきを抜いたり、銀杏（いちょう）の黄葉を楽しんだり、銀杏の葉っぱコンテストで盛り上がったり。

紅葉（「こうよう」でも「もみじ」でも好きに読んでくれ）が無くても、黄葉攻めもなかなかオツなもんだ。


かなり広い広場に出た。さぁ恒例のバドミントン大会だ。
今年は15回連続でできたらソフトクリーム。
クリアできなければソフトクリームは食べられないのだ。 ウチはその辺はマジでガチっすから。
ラケットは4本。人数は5人なので、一人が3ミスしたら交代。

「一発でできちゃったらどうする？」 という長女の軽口で始まったが、な～っかなか続かない。
4回続けば歓声が上がるほどだ。　ヘタにも程があるぞ。

途中、空の一部に短い虹が出た。
雨降った訳でもないのに。　自然っておもろいな。

微妙過ぎて虹は判らないかな？

始めてからちょうど1時間ほど経った頃。みんなの表情には疲労の色が見えて来た。
このままじゃ本当にソフトクリーム食べられないぞ。
疲れた。暑い。喉乾いた・・・

神よ・・・

そしてその時は唐突にやってきた。

12・・・13・・・14・・・15！　ワーーー！
俺は両手を上げて「エイドリアーーーーン！」
そしてみんなで輪になって肩に手を掛けて飛び跳ねながら歓声を上げる。

さぁそれじゃソフトクリーム食べに行こうぜ！ ワーイ！

こどもの国のソフトクリームはクリーミーで濃厚でなかなか美味い。
苦労して勝ち取ったソフトクリームなので、美味さも格別だ。


それからまた歩き、中央広場で少し休んでたらちょうど閉園時間。
さぁ帰ろう。


帰りの車中、賑やかだったのに急に静かに。
俺以外爆睡。
俺はこんな時、妙～に幸せ感じちゃう。
信号待ちの時、ルームミラーに映る娘のアホ面をカメラに納めてやったぜ。ハハハ。


来年はもっと綺麗な紅葉（こうよう）が見られるだろうか？
娘たちはまだ一緒に行くだろうか？
何にしても楽しみだ。