2012年11月1日木曜日

Imagine に匹敵するあの曲を

Love & Piece!

人を殺すことで褒められるのです。

中学生の少女が語り出した内容は、自分の父は16で徴兵され、少ない訓練期間の後、戦場へ駆り出されたという話だった。

平和ボケな俺の頭は、彼女の言葉を理解するのに数秒掛かった・・・



娘の中学の文化祭。 開会式セレモニーの中で、子ども国際平和スピーチコンテストに出場した少女のスピーチが始まったのだった。

最初、日本で親が戦争体験をした少女の、昔の作文を朗読しているのかと思ったが、そうではなく、本当に彼女の父親の話だった。

彼女は、、、詳しいことは分からないのだが、名前からするとベトナムかカンボジアかな?
戦争難民として日本に移住した家族の子だった。
日本語は流暢なので小さい頃に日本にやってきたのか、日本で生まれたかだろう。
お父さんの年齢は判らない。

彼女が父親から聞いたという戦争体験談は実に生々しかった。

戦場に行き、まずさせられたのは、戦死した惨い姿の友人らを運ぶことだったそうだ。

日本では「未成年」である歳で、銃を持たされ、人を殺すのです。
人を殺すことが正義で、人を殺すことで褒められるのです。


戦争とはそういうもの・・・とは言え、、、あまりにも・・・

現在も内戦や紛争中の国はあるし、時に少年兵に関する報道なども見て心を痛めたりもするが、目の前に居る少女の父親が少年兵として戦場で戦った話は一気に戦争の悲惨さを身近に感じさせた。
それは自分らの親や祖父祖母の戦争体験を聞くのとはまた違った感覚だ。

そして彼女は世界平和について語った。


俺の頭の中では、ジョン・レノンのイマジンが鳴っていた。
ジョンがあの曲を書いてから一体何年経ったか知ってるかい?
もう41年だってよ。

世界は変わったのか?
世界の指導者達は世界を変える気はあるのか無いのか?

このスピーチはそこで聞いていた中学生たちの心にもインパクトを与えたようだった。
3年生の男の子で泣いている子も居たそうだ。

彼女のスピーチが終わり、次のコーナーへ。

舞台の上に、特別支援学級の12人の子らが横一列に並んだ。

ハンドベル(訂正→)トーンチャイム演るのかぁ~・・・

かつて少年兵だった父を持つ少女の話でクラクラしている頭の中でイマジンが鳴っている状態のまま、俺は、ぼ~っと舞台を見ていた。

ピアノの伴奏とともに、ハンドベル(訂正→)トーンチャイム演奏が始まった。

! このメロディ・・・ 『イッツ・ア・スモールワールド』 じゃないか!!!!

少年兵だった父を持つ少女の世界平和を訴えるスピーチの後に、、、狙ったのか偶然か・・・
これは イマジンに匹敵するほどの反戦平和希求ソングじゃないか!

ディズニーランドでイッツ・ア・スモールワールドがいつもすいてるのが納得行かない。
俺としちゃ、ディズニー・リゾート内に、『イッツ・ア・スモールワールドランド』として独立させても良いくらいに思ってる。
なんなら浦安市をイッツ・ア・スモールワールド市に名称変更してくれても良いくらいだ。
いっそ、千葉県を・・・
ちげーだろ! この世界が『イッツ・ア・スモールワールド』なんだよ!べらぼうめぇ!

折角日本語の歌詞も付いてるんだから、あの歌良く聞いてみてみ。
歌詞を一言一言噛み締めて聞いてみてみてみ。短い歌詞だけに噛み締めて。
そうやって聞きながら世界情勢とか考えてみ? 己を省みてみ? 涙出るぞ。マジで。

おっと、話を戻すぜ。

彼ら彼女らは、舞台の上で一生懸命、きちんとしたタイミングでトーンチャイムを振って演奏している。
この日のために、どれだけ沢山練習したんだろう?

2年前、小学校までの付き添いの帰りにすれ違い、挨拶を交わしていた子(当時6年生)もそこに居た。
とても立派に演奏している。 カッケーぞ、君たち!

彼ら彼女らの演奏は、それはもう、一生懸命で素直だ。無垢だ。
それだけに心に響く。


俺は・・・もう・・・




世界に愛と平和を
Love & Piece!

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