自信
コンテストは3会場で行われ、141団体中、
娘の中学の吹奏楽部からは2チームがエントリー。
その会場は51団体が出場し、7団体が県大会に選出される。
東日本大会からで十分な練習期間も取れない状況での出場。
果たして結果は・・・
当初、低音パートでのアンサンブルだと聞いていたのだが、そうじゃなかった。
木管弦楽八重奏。
曲はモーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』から、『カタログのアリア』と『シャンパンの歌』
51団体すべてを観るのも大変だし、大荷物が届く予定があったりで忙しかったので、娘の中学の2チームが出場するセクション(休憩から休憩まで)、12チームの演奏を聴いた。
アンサンブルコンテストはレベルが高く、上位大会への進出が難しいと聞いていたのだが、まず聴いた2チームは大したことなかった。
娘のチームもこんな感じなのかな?・・・
次が娘のチーム。
左から、オーボエ、フルート、ホルン×2、そして娘のコンバス、バリトンサックス、クラリネット×2。
娘のポジションは右端だと思ってたのに、ど真ん中でびっくらこいた。
座った席もど真ん中だったので、正面からまともに娘。 お~っとっと・・・
練習期間も十分ではなかったし、まぁ参加することに意義がある的に気楽に構えていた。
ところが・・・
なんだろう? 東日本大会に進出した自信なんだろうか? きっとそれはあるな。
妙に貫禄を見せつけるプレイ。
「わたくしたち、東日本大会に出場しましてよ。オ~ッホッホッホッホ」 的な?・・・ って、お蝶夫人かよ!
いや、そんなムカつく態度じゃないけども、堂々として落ち着いて、曲の表情も表現できて、リズムも崩れず(指揮者居ない)、最後まで勢いをキープしての演奏だった。
クラリネットがヴァイオリンパートを演ったのかな?
歌の旋律をオーボエが歌うって感じ?
フルートもホルンもバリサクも、みんな鳴ってた。
コンバスのしっとり低音と相俟って、小編成の室内楽団のような趣まであったな。
いや、まぁ親ばかと言われればそれまでだけど、「感動した!」
今回はコンバス一本なので、娘の演奏も良く聞こえた。
家で俺のエレキベース(MUSICMAN Stingray)を弾いてる様はヘボいのに、コンバス弾くのはかなりサマになってる。
短い練習期間で、手から流血するほど練習した甲斐があったってもんだな。
こりゃもしかして・・・ 県大会行っちゃうかも?
次の別の学校のチームの演奏が始まった。
う~っわ!何じゃこりゃ!!! スゲー! 上手すぎる!
娘のチームの前と、このチームと、どっちが平均的なレベルなんだろうか?
こんなのがゴロゴロ居るんだとすれば、県大会は厳しいだろう。
その後、なかなかのチーム、まあまあなところ、などの演奏があって、我が中学の別チームの演奏になった。
木管八重奏。
こっちのチームには、一度我が家に泊まりに来たサックスの子が居る。
ちなみに、結構勘違いしてる人が多いのだが、サックスも
追記:
ホルンはあくまでも金管楽器。 木管アンサンブルと相性が良くバロックの頃から木管と一緒に演ってたのでノリで木管アンサンブルに居る(←説明適当だな~ でも大体そんな感じ)。 いや、もちろん金管アンサンブルでも行ける。
さて、その我が校の別チームの演奏は・・・
おぉ~・・・イケてるじゃん!
イイよイイよ~。 こっちも感動した~。
やっぱり、東日本大会に行ったって自信が演奏に色や勢いを付けてる感じがするね。
12チームの演奏を聴いたところで、休憩時間。
俺とカミさんは会場を後にして帰路に就いた。
とりあえず12チームを聴いた中では、別校のスゲー上手かったとこが1位。娘のチームが2位。我が校の別チームが3位ってとこだ。
しかし、その会場での参加チームは51チーム。 どうかな~・・・・。
帰宅して、あれこれやって、あーだこーだで夜になって、疲れて居眠りぶっこいてたところに娘から電話が入った。
「県大会選出だよ~!」
「おぉぉおおおおおお!マジかー!やったーーー!」
電話口で叫んださ。そりゃ叫ぶともさ。
51校中3位で通過。
141チーム中のトップ19に入ったってことかー。
凄いじゃないかー!
なんと、同校の別チームも5位通過で県大会選出だそうだ。
おぉ~!スゲーじゃないかー!
県大会は来月中頃。
そこで上位大会に選出されると東関東大会で茨城。
よもやまさかそこからさらに上位大会に選出されると、そこがもう全国大会。
来年3月に岩手県でってことになる。
おう、岩手でもどこでも行ってくれぃ!
そんな娘、この前、またボケ認識が露呈した。
「あのさ、音が高く聞こえたり低く聞こえたりするのって、ドッペルゲンガーって言うんだよね?」
「ドップラー効果だよ! ギャハハハハ!腹痛ぇ~~!」
俺はドップラー効果の原理と、ドッペルゲンガーについて説明してやった。
ドッペルゲンガーを見ると、その後間もなく死ぬという民間伝承の話もした。
ソファーに座る俺の膝にちょこんと腰掛け、娘が俺に言った。
「そういや今日、とーちゃんのドッペルゲンガー見たよ」
「どこで?」
「コンテストの会場で」
「俺だよ!」
俺はまだまだ死ねない。
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