しゃっくりを確実に止める方法

セソナモーン

これまで、金縛り撃退方や、食いながらも贅肉を落とす方法や、花粉症をほぼ抑える方法などを発見あるいは開発し、世間を「はぁ？」と唸らせ続けてきた俺だが、ここに来てついに、しゃっくりを確実に止める方法の開発に成功したぜ！

実験台は、我が息子だ。
今のところ100%止められている。


しゃっくりを止める方法の定番として語られるのが、驚かせることだが、これは自分ではできない。
しかし、そもそも、ぴっくりすれば止まるものなのか？

きっと貴方も、家族や友人やダーリンやハニーに試したり試されたりしたことがあるだろう。
しかしどう？
世間で言うほど効き目はないという認識で落ち着いてるんじゃないだろうか。

俺ももちろん、何人にも試してきた。
判ったことは、概ね効き目はないって事だが、実はあれ、生命の危機を感じるレベルまで驚かせば効果はあるんだ。
そこまで驚かないと効き目はない。

これはカミさんで試したことだ。
しゃっくりしているカミさんを死ぬほどビビらせたらピタっと止まった。
大笑いしたが怒られた。

面白いもんでね、あんまりビビると「キャー」なんて言わないんだね。
キャーなんてのは体面気にしてるんだから、まだ余裕あるんだな。
その時はカミさん、
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛～～～」って叫んだよ。


しかし、当然のことながら、確実に止める方法ってのはこれじゃない。

しゃっくりってのは、横隔膜の痙攣でしょ？あれ。
なので、横隔膜の緊張と緩和そして抑制ってので痙攣をグダグダにしてやれば止まるんじゃないか？と睨んだ訳さ。

で、その為の具体策を練り、万全の体勢を敷いた上でしゃっくり君を手ぐすね引いて待っていた訳。

ところが待ってるとなかなか来なくてね。
もう忘れかけた時に、息子がしゃっくりをし出し、さらにそのしゃっくりをかなり鬱陶しがっていた。

よし、俺の仮説を検証する時が来た。

「しゃっくり止める方法教えてやろうか？」
「うん！」
「逆立ちしてな、”ジュトジュデニジュ、アトジュデサンジュ”って言ってみ。止まるから」
「嘘だ～。アハハハ。止まらないよ～」
「止まるから、やってみ。マジでマジで」

ジュトジュデニジュ・・・ってのは、寛平ちゃんのギャグの一つだ。
どうもあまり広くは知られてないようだが、俺は「かいーの」よりも好きだ。
10と10で20。あと10で30 を短く切ってフランス人っぽく言うとフランス語に聞こえるのだ。
ジュトジュデニジュ（語尾上げ）、アトジュデサンジュ（語尾下げ）

これは、ハッキリ発音しつつも抑え気味に発声するのがポイント。
なので、横隔膜への刺激にちょうど良い。
ただし、これを逆立ちした状態でやることで、横隔膜をたぶらかす効果が得られるのだ。というのが俺の仮説。

半信半疑の息子、俺が支えてまずは、倒立。
「よし、言ってみろ」
「じゅとじゅでにじゅ～あとじゅでさんじゅ～～～」
「ダメだ！フツーに言っちゃ。　ハッキリ発音して抑え気味に発声するんだ！フランス人みたいに言ってみろ。 ジュトジュデニジュ(↑)、アトジュデサンジュ(↓) だ」
「ジュトジュデニジュ(↑)、アトジュデサンジュ(↓)」
「よーし！」

身体を起こして様子を伺う。
しばし待つ・・・・・・・・・・・・・・・・あ？・・・・・「ホントだ！治った！！！」
「だろう～～～」


つい先日も息子がしゃっくり発作に襲われた時に試したところ、ピタリと止まった。


貴方も、しゃっくりが出て困ったら試してみると良いよ。
本番でしっかり発音・発声できるように、今から「ジュトジュデニジュ・・・」の練習はしておいた方が良いかもね。
もしも判ってるなら、セシールのCMの最後の、「ナントカカントカ～セソナモーン」でも良いかも。