おおまかなアメリカ人 細かい俺

まったくもって不明

あ～、ハーレー乗りてぇ～！
前回の満月の夜以来乗ってない。

仕事は少し落ち着いてきたものの、他にもやること山積でなかなか乗れない。
ガレージの周りは草ぼうぼう。草刈りしないとハーレー出せない。
次の満月は30日か・・・って何で満月が気になるのかはまったくもって不明。


さてそれじゃぁ、
興味の無い人にはちょっと退屈な話になっちゃうけど、前々から気になっていたことを確かめてみることにしよう。

1999年から2006年の間、ハーレーのＢＴ（ビッグツイン）エンジンは、TWINCAM88という名称だった。
俺のハーレーは2007モデルで、エンジンはTWINCAM96。

この88や96が一体何を意味するのかと言うと、88 / 96 cubic inch つまり立方インチ。 エンジンの排気量なのだ。
日本では排気量は CC で表すが、アメリカではハーレーに限らず、車も排気量は立方インチ。

TWINCAM96、カタログでは 1,584cc ってことになっている。
本当に96立方インチが1,584ccなのか、確認しようと思っていたのだ。

立方インチを CC に換算してみる。
1CC は 1立方cm
1インチは2.54 cm なので
1立方インチは 2.54×2.54×2.54 ＝ 16.387064 立方 cm

なので、立方インチに 16.387064 を掛ければ CC になるって寸法だ。

96 × 16.387064 ＝ 1573.158144

あらら？足んねーじゃん。
10.841856 cc 足りない。　どういうことだ？

逆に計算してみよう。
TWINCAM96 1,584 cc → 1,584 ÷ 16.387064 ＝ 96.6616106 ci

おぉ！ 小数点以下を切り捨てれば、帳尻は合うぞ。

これ、余裕目にざっくり設計して 96.66 ci になっちゃったってノリなのかな？
シリンダー2本だから、半分ずつの合計を 96 にしなきゃいけない。
誤差は2倍になるから、キチキチで計算して下回っちゃったらマイナスも2倍。
誤差はプラス側にしろってんで、.3 ずつ余裕を持たせたら結果的に .33 になっちゃった。

いや・・・アメリカ人はも～っとアバウトだろう。

「ヘイ、スティーブ！今度のエンジンはちょっと排気量上げようぜ」
「了解、アルバート。・・・こんな感じか？」パソコンのCADソフト、マウスドラッグでテキトーに燃焼室を広げる。
「オー、イイねー。どうだい？キャサリン？」
「ワォー！ステキじゃない。排気量はどれくらい？」
「ざっと96.66 ciってとこだな。どうです？グッデンバーグさん」
「ビルと呼んでくれたまえ。　グッジョブ！スティーブ。 それじゃ新型エンジンは ”TWINCAM96” だ」
「クールだぜ！ それじゃ今夜はみんなで飲みに行こうぜ。 もちろん、ビルのおごりでね」
イヤッホー！　イェ～イ！　ワーワー！　（歓声に微かに混じって「ワァトゥシ！」も聞こえてくる）
「おいおい君達、勘弁してくれよ。」
と言いつつ会社名義のAMEXカードの所在を頭の中で確認するウィリアム・グッデンバーグであった。

きっとこれだ。
あーすっきり。


全然意味無いけど、折角なので、1584cc を 合に換算してみよう。
一合は180cc だから、1584÷180＝8.8合
お！末広がりじゃん。　うん・・・ 面白い。

ちなみに 750cc だと 4.1666666666666～ 合　・・・全然面白くない。
400cc は 2.222222222222～ 合。 ちょっと面白い。

面白いかどうかの基準がどこにあるのかはまったくもって不明。