伝わるかな、あの感覚
相変わらずイ・ムジチにうつつを抜かしまくっているこの俺だが、今回は久々にロックな話をしようかなと。
何だかこのブログで、レッド・ツェッペリンについて書くことが多いんだけども、俺、そん~なにツェッペリンの熱狂的大ファンって訳でもないんだな。
いや、大好きだけど、一応、メンバー全員フルネームで言えるけど、
アルバム全部把握してる訳じゃないし、あの4つのマークそれぞれ誰のでしょうクイズされても分からないし。
う~ん、なんか微妙だな。 俺とツェッペリンの間合いって。
さて、
車を運転しながら聞くのにいい感じの曲 ってのは、よく語られるテーマだ。
まぁ走る場所や状況やドライバーのキャラや好みによって色々だけども。
今回のトピックは、ある状況下において、ちょっと意外な曲が意外な感じに「走りに似合う曲」として妙~にハマることを発見して、脳内麻薬ドロドロ出ちゃったというお話。
台風18号が虎視眈々と日本列島を狙っていた週末、仕事に車で行った帰りのことだ。
真夜中を少し回ったくらいの時間、俺は首都高に乗って横浜方面に向かって走っていたのさ。
これくらいの時間でも普段の週末は結構車がいるのだが、その日は台風を警戒してか全然車がいなかった。
雨は昼には上がり、風もないのになんだかなぁ。
で、まぁ、こんなこたぁ滅多にないことなんで、ちょっと、こう、なんつーか、”走り”を楽しんでみようかなと。こう思った訳さ。
とは言え、血気盛んなイカレた若者とは違うからねぇ。 ま、安全に配慮しつつ、緊張と興奮が絶妙なバランスを保つ程度の走り と言えばおよそ察しは付くだろうか?
単調に運転するより眠気も起こらず却って安全運転だ。(←よい子のみんなはこんな言い訳は真似しないでね)
真夜中の首都高。
自分以外に走っている車はなく、
視界の端で捉えている側方の景色は飛ぶように後方へ流れ、
タイヤが路面をグリップしてる様子が足元からハンドルにまで伝わって来て、
かなりのロードノイズと、いい感じのエンジン音、エキゾースト。
そしていい感じの緊張と興奮。 テンション右肩上がり。
車ではiPodを常備していてカーステ代わりにしている。
シャッフルしているので次に何が掛かるかは分からない。
ロードノイズとエンジン音でカーステの音が聞こえない。
ハンドルに付いているボリュームコントロールで、カーステ音量をグリグリ上げた。
ちょうど曲の切れ目。 次の曲は何だ!カモーン!
進行方向を凝視しつつハンドルを握る俺。かなりの勢いで景色が後方へ飛んで行く中、大音量で静かに鳴り出したアコースティックギターのアルペジオ。
おぉ、『天国への階段』だ。
ちょっとこれは今の状態にはそぐわな・・・ん?、、、あぁ~、えぇ~~~~。
スピード、ロードノイズ、エンジン音、ハンドルへのフィードバック、緊張、
そんな中にあの曲のイントロは妙~にマッチして流れてきた。
あ、そうだ。 YouTubeで静止画の『天国への階段』みつけたんで、貼っておこう。
ま、気が向いたら、これ再生しながら読んで貰えると、雰囲気伝わり易いかな~。
(↓ この写真、変だねぇ 裏焼きだねぇ)
車内はロードノイズとエンジン音やエキゾースト。
それらに覆い被さるようにアコースティックギターのアルペジオ。
スピードや緊張と興奮、物静かで悲しげなギター、動と静の対比のようで妙にマッチ。
アルペジオにリコーダーが絡む。
あわわわ~、何だこの、現状とのしっくり感。
途中で調性が長調っぽく展開するところでゾクゾク~
リコーダーの旋律が高音部に達するところで 「あぁ~・・・」
どうも真剣に運転している緊張感の中で、神経が過敏になっているようだ。
普段、車でこの曲が掛かっても、別段どってことないのに、不思議だ。
歌が始まる。
There's a lady who sure, all that glitters is gold.
And she's buying a stairway to heaven.
「すべての光り輝くものは金(gold)だと確信している女性がいる。
彼女は天国への階段を買おうとしている。」
全然意味わかんねーよーーー!!!!
しかし、この静かな歌いっぷり、澄んだ声、トーン、リズム、すべてが、首都高を駆け抜けている現状に驚くほどしっくり。
歌は続き、リコーダーも絡む。
景色は激しく流れるも、車内の時は静かに流れる。
(2分14秒地点)
ギターが間奏のアルペジオからストロークへ。アコギの他、エレキも。 Rhodesのようなエレピ(Rhodesじゃないらしい)もニクい感じに絡み出す。
曲のリズムそのものは変わらないんだが、歌のリズムが動き出した。 アルペジオも前に出る。
俺も車も同じペースで真夜中のハイウェイを疾走している。
段階を経て、ますます曲との一体感が増している。 別の興奮が頭をもたげる。
(3分14秒地点)
Woo~ メイクスミーワンダ~♪
な゛ーーー! ”なんだか不思議だねぇ~♪” じゃねーぞ、コノヤロー!
俺は緩めのコーナーを真剣なコーナーリングで抜ける。
節回しのリズムがピッチを上げる。(意味わかるかな?)
少しずつ、どんどん、今の俺と同調して行く感覚。
(3分3秒地点)
そしてまた間奏。 2本のギターのストロークの絡みと、エレピの音。
ますます歌いっぷりがリズムを孕んでくる。
激しく流れる景色の中、俺のハートビートもジワジワとピッチを上げる。
(3分54秒地点)
そしてさらに間奏。
ヴォーカル、ロバート・プラントの Wow Wow Wow oh~♪
そして、
(4分18秒地点)ガラッ・タッ・タッ・トゥ・ビシャーン!
今は亡き世紀の天才ドラマー、ジョン・ボーナムの神がかりのフィルイン。
俺は走りながら叫ぶ。「うぉ~~~~~~!」
これ、スゲー! ほんとスゲー、この ″ガラッ・タッ・タッ・トゥ・ビシャーン!″
誰でもできそうで、誰にも真似できねーよ。 スゲーよ、ジョン・ボーナム。
ドラムとベースが入り、ビートが覚醒した。
この歌、歌詞を自分なりに訳しても意味わかんないんだけど、ノリとしては前を向いてるイメージだよな。
向かい風だけど、しっかり立って前向いてるイメージ。そして向かっていくイメージもかな。
まだ雰囲気的には静かなのに妙なドライブ感。
そして、流れる風景、ロードノイズ、緊張、興奮・・・
間奏前の歌が終わり、 wow~ wow~ wow~
(5分35秒地点)
ジャカジャーン!ジャカジャーン!ジャカジャーン!ジャーン!ジャーン!
どぉおおおおおおおお~~~! やっぱツェッペリン、スゲー!
そしてギターソロへもつれ込み。
車は流れ、俺も流れ、俺の思考も感覚も流れ、ギターも流れていく、ドラムはドライブしてるし、ベースはシブいし正確無比だ。
やっぱこのギター・ソロ、スゲー!
ドラムもスゲー!ダバダダダズバダバダ
魂が揺さぶられる。
(6分42秒地点)
キャーーーーーーー! ア゛ーーーーー!
ロバート・プラントのシャウト!
ジョン・ボーナムの神がかりのビート。
ジョン・ポール・ジョーンズの正確無比なベース。
ジミー・ペイジのペンキをぶちまけてかき回したような鮮やかなギター。
首都高を疾走する赤いアルファロメオ。
テンションが洒落になんねえ俺。
ついに来た、完全なる同調感!
走りと曲が完全にシンクロした。
素晴らしき一体感! 脳内麻薬ドロドロドロドロ~~~
なんでこんなに感動してんだろ?俺。
エンディングのギター
しっかり意識できるほどの心臓の高鳴り。
最後は静かにアカペラ
and She's buying a stairway
to Heven...
後に残る静寂と、ロードノイズ、エンジン音、エキゾースト
相変わらず凄い勢いで飛んで行く景色の中、
俺とアルファは、半ば放心しつつも真剣に走り続けた。
何だかこのブログで、レッド・ツェッペリンについて書くことが多いんだけども、俺、そん~なにツェッペリンの熱狂的大ファンって訳でもないんだな。
いや、大好きだけど、一応、メンバー全員フルネームで言えるけど、
アルバム全部把握してる訳じゃないし、あの4つのマークそれぞれ誰のでしょうクイズされても分からないし。
う~ん、なんか微妙だな。 俺とツェッペリンの間合いって。
さて、
車を運転しながら聞くのにいい感じの曲 ってのは、よく語られるテーマだ。
まぁ走る場所や状況やドライバーのキャラや好みによって色々だけども。
今回のトピックは、ある状況下において、ちょっと意外な曲が意外な感じに「走りに似合う曲」として妙~にハマることを発見して、脳内麻薬ドロドロ出ちゃったというお話。
台風18号が虎視眈々と日本列島を狙っていた週末、仕事に車で行った帰りのことだ。
真夜中を少し回ったくらいの時間、俺は首都高に乗って横浜方面に向かって走っていたのさ。
これくらいの時間でも普段の週末は結構車がいるのだが、その日は台風を警戒してか全然車がいなかった。
雨は昼には上がり、風もないのになんだかなぁ。
で、まぁ、こんなこたぁ滅多にないことなんで、ちょっと、こう、なんつーか、”走り”を楽しんでみようかなと。こう思った訳さ。
とは言え、血気盛んなイカレた若者とは違うからねぇ。 ま、安全に配慮しつつ、緊張と興奮が絶妙なバランスを保つ程度の走り と言えばおよそ察しは付くだろうか?
単調に運転するより眠気も起こらず却って安全運転だ。(←よい子のみんなはこんな言い訳は真似しないでね)
真夜中の首都高。
自分以外に走っている車はなく、
視界の端で捉えている側方の景色は飛ぶように後方へ流れ、
タイヤが路面をグリップしてる様子が足元からハンドルにまで伝わって来て、
かなりのロードノイズと、いい感じのエンジン音、エキゾースト。
そしていい感じの緊張と興奮。 テンション右肩上がり。
車ではiPodを常備していてカーステ代わりにしている。
シャッフルしているので次に何が掛かるかは分からない。
ロードノイズとエンジン音でカーステの音が聞こえない。
ハンドルに付いているボリュームコントロールで、カーステ音量をグリグリ上げた。
ちょうど曲の切れ目。 次の曲は何だ!カモーン!
進行方向を凝視しつつハンドルを握る俺。かなりの勢いで景色が後方へ飛んで行く中、大音量で静かに鳴り出したアコースティックギターのアルペジオ。
おぉ、『天国への階段』だ。
ちょっとこれは今の状態にはそぐわな・・・ん?、、、あぁ~、えぇ~~~~。
スピード、ロードノイズ、エンジン音、ハンドルへのフィードバック、緊張、
そんな中にあの曲のイントロは妙~にマッチして流れてきた。
あ、そうだ。 YouTubeで静止画の『天国への階段』みつけたんで、貼っておこう。
ま、気が向いたら、これ再生しながら読んで貰えると、雰囲気伝わり易いかな~。
(↓ この写真、変だねぇ 裏焼きだねぇ)
車内はロードノイズとエンジン音やエキゾースト。
それらに覆い被さるようにアコースティックギターのアルペジオ。
スピードや緊張と興奮、物静かで悲しげなギター、動と静の対比のようで妙にマッチ。
アルペジオにリコーダーが絡む。
あわわわ~、何だこの、現状とのしっくり感。
途中で調性が長調っぽく展開するところでゾクゾク~
リコーダーの旋律が高音部に達するところで 「あぁ~・・・」
どうも真剣に運転している緊張感の中で、神経が過敏になっているようだ。
普段、車でこの曲が掛かっても、別段どってことないのに、不思議だ。
歌が始まる。
There's a lady who sure, all that glitters is gold.
And she's buying a stairway to heaven.
「すべての光り輝くものは金(gold)だと確信している女性がいる。
彼女は天国への階段を買おうとしている。」
全然意味わかんねーよーーー!!!!
しかし、この静かな歌いっぷり、澄んだ声、トーン、リズム、すべてが、首都高を駆け抜けている現状に驚くほどしっくり。
歌は続き、リコーダーも絡む。
景色は激しく流れるも、車内の時は静かに流れる。
(2分14秒地点)
ギターが間奏のアルペジオからストロークへ。アコギの他、エレキも。 Rhodesのようなエレピ(Rhodesじゃないらしい)もニクい感じに絡み出す。
曲のリズムそのものは変わらないんだが、歌のリズムが動き出した。 アルペジオも前に出る。
俺も車も同じペースで真夜中のハイウェイを疾走している。
段階を経て、ますます曲との一体感が増している。 別の興奮が頭をもたげる。
(3分14秒地点)
Woo~ メイクスミーワンダ~♪
な゛ーーー! ”なんだか不思議だねぇ~♪” じゃねーぞ、コノヤロー!
俺は緩めのコーナーを真剣なコーナーリングで抜ける。
節回しのリズムがピッチを上げる。(意味わかるかな?)
少しずつ、どんどん、今の俺と同調して行く感覚。
(3分3秒地点)
そしてまた間奏。 2本のギターのストロークの絡みと、エレピの音。
ますます歌いっぷりがリズムを孕んでくる。
激しく流れる景色の中、俺のハートビートもジワジワとピッチを上げる。
(3分54秒地点)
そしてさらに間奏。
ヴォーカル、ロバート・プラントの Wow Wow Wow oh~♪
そして、
(4分18秒地点)ガラッ・タッ・タッ・トゥ・ビシャーン!
今は亡き世紀の天才ドラマー、ジョン・ボーナムの神がかりのフィルイン。
俺は走りながら叫ぶ。「うぉ~~~~~~!」
これ、スゲー! ほんとスゲー、この ″ガラッ・タッ・タッ・トゥ・ビシャーン!″
誰でもできそうで、誰にも真似できねーよ。 スゲーよ、ジョン・ボーナム。
ドラムとベースが入り、ビートが覚醒した。
この歌、歌詞を自分なりに訳しても意味わかんないんだけど、ノリとしては前を向いてるイメージだよな。
向かい風だけど、しっかり立って前向いてるイメージ。そして向かっていくイメージもかな。
まだ雰囲気的には静かなのに妙なドライブ感。
そして、流れる風景、ロードノイズ、緊張、興奮・・・
間奏前の歌が終わり、 wow~ wow~ wow~
(5分35秒地点)
ジャカジャーン!ジャカジャーン!ジャカジャーン!ジャーン!ジャーン!
どぉおおおおおおおお~~~! やっぱツェッペリン、スゲー!
そしてギターソロへもつれ込み。
車は流れ、俺も流れ、俺の思考も感覚も流れ、ギターも流れていく、ドラムはドライブしてるし、ベースはシブいし正確無比だ。
やっぱこのギター・ソロ、スゲー!
ドラムもスゲー!ダバダダダズバダバダ
魂が揺さぶられる。
(6分42秒地点)
キャーーーーーーー! ア゛ーーーーー!
ロバート・プラントのシャウト!
ジョン・ボーナムの神がかりのビート。
ジョン・ポール・ジョーンズの正確無比なベース。
ジミー・ペイジのペンキをぶちまけてかき回したような鮮やかなギター。
首都高を疾走する赤いアルファロメオ。
テンションが洒落になんねえ俺。
ついに来た、完全なる同調感!
走りと曲が完全にシンクロした。
素晴らしき一体感! 脳内麻薬ドロドロドロドロ~~~
なんでこんなに感動してんだろ?俺。
エンディングのギター
しっかり意識できるほどの心臓の高鳴り。
最後は静かにアカペラ
and She's buying a stairway
to Heven...
後に残る静寂と、ロードノイズ、エンジン音、エキゾースト
相変わらず凄い勢いで飛んで行く景色の中、
俺とアルファは、半ば放心しつつも真剣に走り続けた。
タイケーさん こんにちは
返信削除いや~驚きです!
最後まで大爆笑で読ましていただきました!www
コレは実際に運転しないとわからない興奮でしょうね!
助手席ではダメでしょうね!
今まで高速道路で思わず
アクセルを踏んでしまう曲って私的には
単純にスピード感のある曲だったので
天国~には驚きです!
いや~体感してみたいな~~!
あっか~ん! こんにちは。 コメントどーもありがとー!
返信削除> いや~驚きです!
ほんと、驚きでしょ?ね。
> 最後まで大爆笑で読ましていただきました!www
ダハハハ、そりゃー何より。
曲を良く知ってると、擬音語もそれぞれどの部分か分かるでしょ?
> コレは実際に運転しないとわからない興奮でしょうね!
> 助手席ではダメでしょうね!
助手席でも、ドライバーと心通わせればそこそこイケるんじゃないかな?
> 天国~には驚きです!
本当、そうなの。驚きだったのよー!
ガーーーっと走ってる中に流れるあのイントロ、スピード感のギャップが妙~~~にマッチしてグっと来ちゃうの。
なんとなく、想像は付くでしょ?
> いや~体感してみたいな~~!
くれぐれも安全には配慮してくださいましね。(俺が言うことじゃねーか。ダハハハハ)
どもども!
返信削除うーん
あらためて聴くとドラム本当に凄いや
誰もこんな叩き方できないと思う・・・美しい…
ローズピアノじゃないってことはウーリィッツァーかな・・・どちらにしても渋いねー
ギターだけど今更ながらマジで凄いね
今度俺も高速でこの曲聴きながらアクセル楽しんでみます、楽しみ☆
それにしてもタイケのインプレもCar雑誌のプロが書いたみたい、終わり方が憎かった。
川上ぃ~! コメントどーもありがとー!
返信削除> あらためて聴くとドラム本当に凄いや
凄いよね。一打一打に魂こもってるやね。
> ローズピアノじゃないってことはウーリィッツァーかな・・・どちらにしても渋いねー
ホーナー・エレクトラピアノだそうだよ。 ニクい絡み方だよね。
ちなみに弾いてるのはベースのジョン・ポール・ジョーンズです。
実はジョン・ポール・ジョーンズって、ツェッペリンの多くの曲のギターのリフを考案してるんです。
> ギターだけど今更ながらマジで凄いね
あのギターソロは、ほんとハンパねーですね。
なにしろ、偉大な曲には違いないでさね。
> 今度俺も高速でこの曲聴きながらアクセル楽しんでみます、楽しみ☆
本当にやるのかえ?
ま、安全には配慮してくだされや。(俺が言うのも変だけど)
> それにしてもタイケのインプレもCar雑誌のプロが書いたみたい、終わり方が憎かった。
って、車のことは何も書いてないけどね。
終わり方? アハハ。こりゃどうもっす。