ガッチャマン、また会おう! by ベルクカッツェ
ガキの頃、『科学忍者隊ガッチャマン』というアニメがあった。
″科学忍者隊″と銘打っているだけあって、科学に立脚したネタが多かったような? あまり覚えてない。 SFアクションヒーロー物ってとこか。
ちなみに、″科学忍法火の鳥″って必殺技はあまり科学的でなく忍法チックでもなく、どうでも良くて大好きだった。
好きなアニメだったのだが、ネタは2つほどしか覚えてない。
最終回近くで、意識不明に陥った″コンドルのジョー″が遠心分離機に掛けられるってのがあった。
遠心分離機って言葉のインパクトと「なんじゃぁそりゃ~」的な展開にびっくらこいたので覚えている。
もう一つ覚えているネタは、ベルクカッツェ(←悪い奴ね)が超音波を利用して世間の人々をものすげー嫌~~~な感じに陥れるというネタ。
さあどうする?科学忍者隊!
この時、科学忍者隊のボスみたいな博士が、音はその逆の位相の音(逆の形の波)を同時に鳴らすと打ち消し合って無音になるといったような解説をし、これを応用して超音波攻撃に対抗しようという展開に。
一体どうやって?
博士ったら、五線紙にサラサラ曲を書き始めた(ように記憶している)。
そして楽譜をとあるオーケストラに持っていき、指揮者に手渡す。(え~~~!)
指揮者はその楽譜を見て「っこっ、これは、、、」(うっそーん)
で、オーケストラが演奏したその曲を録音し、これをゴッドフェニックス号でガンガン鳴らしながら飛ぶことで、超音波消えてめでたしめでたし。
いくらなんでも・・・それはないだろ・・・
小学生の俺に突っ込まれるくらい無茶な展開だったが、原理自体は科学に基づいている。
あの頃、この原理を応用して周りの騒音を消してしまう装置が商品化されることを想像した科学者が何人いただろう?
現在、デジタルデバイス技術の劇的な向上により、リアルタイムで周囲の騒音の逆位相の音を発生し、無音までは行かないものの騒音をかなり低減する装置が市販品レベルで実現している。
最初に出てきたのは、車の中の騒音を低減するものだった。・・・ような気がする。確か。
この話を聞いた時、俺がガッチャマンを思い出したのは言うまでもないことだ。
そしてもっと身近なものに応用されたのが、ノイズキャンセリングヘッドフォン。
仕込んであるマイクで周囲の音を拾い、瞬時に逆位相の音を作って発生させ、騒音を打ち消すのだ。
これにより、電車の中であってもボリュームを上げずに曲を聴くことができる。
音漏れによる周囲への迷惑もなく、耳を傷めて難聴になってしまうリスクもなくなる。
なんと素晴らしい!
しかし、出た当時は、
・値段が高い
・周囲のノイズは減るがホワイトノイズが出る
・音質がよろしくない
などのマイナス要素が少なくなかった。
あれから何年くらい経つのかね? そんなには経ってないか。
ノイズキャンセリングヘッドフォンも大分性能が上がったらしい。
なんだか急に猛烈にノイズキャンセリングヘッドフォンが欲しくなり、情報収集・比較・検討と熟慮と迷いを重ねまくり、最終的に、 Sony MDR-NC600D を購入しちまったぜ。

定価は少々お高いが、恐怖のAmazonで2万円引きだったのが最終決定に影響した。
「周囲からの騒音を99%低減する」という謳い文句。
他社の製品は85%とか90%とかだったので、それだけでも魅力的だが、一体全体どれくらい低減されるのか、こんな数字だけじゃ感覚が掴めない。
とにもかくにも通勤時に試してみた。
<ノイズキャンセリングの性能面>
いや~、素晴らしい! 本当~に素晴らしい。
周りの音はかなりのレベルで低減される。
世の中の静けさが嬉しい。
でも、改札を通る時の「ピッ」って音が聞こえなくて不安になる。
意外と人とぶつかりそうになる。 普段、視覚だけでなく聴覚情報も人との衝突を避けるために大いに使われているようだ。
駅の構内放送やホームでの放送音やチャイムなんかは小さいが聞こえる。
電車が駅に入ってくる時、モーター音や低音ノイズはあまり聞こえないので、電車は「シュー」っと入ってくる。
走っている電車内のノイズも素晴らしく低減されるので、静かな曲でもボリュームを上げることなく楽しめる。
クラシックだって問題なく聴けるのが凄い! チェロのソロでも十分に聴ける。おぉ、なんて素晴らしい。
ピアニッシモはちょっと聴き辛いがピアノ(←楽器じゃなくて)くらいは聴ける感じかな。
でも、トンネルや陸橋を通っている時はさすがにノイズがデカ過ぎて、曲は聞こえ難くなる。
街を歩いていると、車はエンジン音やエキゾーストがほとんどカットされて、タイヤが路面と擦れる音が「シャーーー」っと聞こえるだけ。
世の中すべてが電気自動車になったような。
大分慣れてきてから、街中でヘッドフォンを外してみたところ、今まで、慣れで意識してなかった凄まじいノイズのシャワーにびっくらこいた。
普段、結構なレベルの低音~中音域のノイズの塊にまみれてるんだと分かる。
ついでに、自分の足音が身体を伝わって頭蓋に響いているのが判る。
<機能面>
充電式は結構ナイス。
検討した別メーカーの機種は、電池ボックスがデカくて使い辛いというレビューがいくつか出ていた。
こいつは、充電がピンチになったら電池からの電源供給に切り替えることができる。
ホワイトノイズはない。
(追記:無くはないが外での使用ならまったく気にならない)
音質、全然悪くない。いや、良い。
イヤフォンで聴くより良い。
耳が疲れない。 外も中も。
でも、夏場は汗かきそうだな。
俺が調べた限りでは、ノイズキャンセリングヘッドフォンはこれが最強なんじゃないかと思うんだがどうだろう?
ま、全部実際に試した訳じゃなく、他のはスペックやネットで見つけたレビューによる情報でしかないが。
なにしろ快適でウルトラ大満足な今日この頃であ~る。
ガッチャマン、また観てみたいぜ。
″科学忍者隊″と銘打っているだけあって、科学に立脚したネタが多かったような? あまり覚えてない。 SFアクションヒーロー物ってとこか。
ちなみに、″科学忍法火の鳥″って必殺技はあまり科学的でなく忍法チックでもなく、どうでも良くて大好きだった。
好きなアニメだったのだが、ネタは2つほどしか覚えてない。
最終回近くで、意識不明に陥った″コンドルのジョー″が遠心分離機に掛けられるってのがあった。
遠心分離機って言葉のインパクトと「なんじゃぁそりゃ~」的な展開にびっくらこいたので覚えている。
もう一つ覚えているネタは、ベルクカッツェ(←悪い奴ね)が超音波を利用して世間の人々をものすげー嫌~~~な感じに陥れるというネタ。
さあどうする?科学忍者隊!
この時、科学忍者隊のボスみたいな博士が、音はその逆の位相の音(逆の形の波)を同時に鳴らすと打ち消し合って無音になるといったような解説をし、これを応用して超音波攻撃に対抗しようという展開に。
一体どうやって?
博士ったら、五線紙にサラサラ曲を書き始めた(ように記憶している)。
そして楽譜をとあるオーケストラに持っていき、指揮者に手渡す。(え~~~!)
指揮者はその楽譜を見て「っこっ、これは、、、」(うっそーん)
で、オーケストラが演奏したその曲を録音し、これをゴッドフェニックス号でガンガン鳴らしながら飛ぶことで、超音波消えてめでたしめでたし。
いくらなんでも・・・それはないだろ・・・
小学生の俺に突っ込まれるくらい無茶な展開だったが、原理自体は科学に基づいている。
あの頃、この原理を応用して周りの騒音を消してしまう装置が商品化されることを想像した科学者が何人いただろう?
現在、デジタルデバイス技術の劇的な向上により、リアルタイムで周囲の騒音の逆位相の音を発生し、無音までは行かないものの騒音をかなり低減する装置が市販品レベルで実現している。
最初に出てきたのは、車の中の騒音を低減するものだった。・・・ような気がする。確か。
この話を聞いた時、俺がガッチャマンを思い出したのは言うまでもないことだ。
そしてもっと身近なものに応用されたのが、ノイズキャンセリングヘッドフォン。
仕込んであるマイクで周囲の音を拾い、瞬時に逆位相の音を作って発生させ、騒音を打ち消すのだ。
これにより、電車の中であってもボリュームを上げずに曲を聴くことができる。
音漏れによる周囲への迷惑もなく、耳を傷めて難聴になってしまうリスクもなくなる。
なんと素晴らしい!
しかし、出た当時は、
・値段が高い
・周囲のノイズは減るがホワイトノイズが出る
・音質がよろしくない
などのマイナス要素が少なくなかった。
あれから何年くらい経つのかね? そんなには経ってないか。
ノイズキャンセリングヘッドフォンも大分性能が上がったらしい。
なんだか急に猛烈にノイズキャンセリングヘッドフォンが欲しくなり、情報収集・比較・検討と熟慮と迷いを重ねまくり、最終的に、 Sony MDR-NC600D を購入しちまったぜ。

定価は少々お高いが、恐怖のAmazonで2万円引きだったのが最終決定に影響した。
「周囲からの騒音を99%低減する」という謳い文句。
他社の製品は85%とか90%とかだったので、それだけでも魅力的だが、一体全体どれくらい低減されるのか、こんな数字だけじゃ感覚が掴めない。
とにもかくにも通勤時に試してみた。
<ノイズキャンセリングの性能面>
いや~、素晴らしい! 本当~に素晴らしい。
周りの音はかなりのレベルで低減される。
世の中の静けさが嬉しい。
でも、改札を通る時の「ピッ」って音が聞こえなくて不安になる。
意外と人とぶつかりそうになる。 普段、視覚だけでなく聴覚情報も人との衝突を避けるために大いに使われているようだ。
駅の構内放送やホームでの放送音やチャイムなんかは小さいが聞こえる。
電車が駅に入ってくる時、モーター音や低音ノイズはあまり聞こえないので、電車は「シュー」っと入ってくる。
走っている電車内のノイズも素晴らしく低減されるので、静かな曲でもボリュームを上げることなく楽しめる。
クラシックだって問題なく聴けるのが凄い! チェロのソロでも十分に聴ける。おぉ、なんて素晴らしい。
ピアニッシモはちょっと聴き辛いがピアノ(←楽器じゃなくて)くらいは聴ける感じかな。
でも、トンネルや陸橋を通っている時はさすがにノイズがデカ過ぎて、曲は聞こえ難くなる。
街を歩いていると、車はエンジン音やエキゾーストがほとんどカットされて、タイヤが路面と擦れる音が「シャーーー」っと聞こえるだけ。
世の中すべてが電気自動車になったような。
大分慣れてきてから、街中でヘッドフォンを外してみたところ、今まで、慣れで意識してなかった凄まじいノイズのシャワーにびっくらこいた。
普段、結構なレベルの低音~中音域のノイズの塊にまみれてるんだと分かる。
ついでに、自分の足音が身体を伝わって頭蓋に響いているのが判る。
<機能面>
充電式は結構ナイス。
検討した別メーカーの機種は、電池ボックスがデカくて使い辛いというレビューがいくつか出ていた。
こいつは、充電がピンチになったら電池からの電源供給に切り替えることができる。
ホワイトノイズはない。
(追記:無くはないが外での使用ならまったく気にならない)
音質、全然悪くない。いや、良い。
イヤフォンで聴くより良い。
耳が疲れない。 外も中も。
でも、夏場は汗かきそうだな。
俺が調べた限りでは、ノイズキャンセリングヘッドフォンはこれが最強なんじゃないかと思うんだがどうだろう?
ま、全部実際に試した訳じゃなく、他のはスペックやネットで見つけたレビューによる情報でしかないが。
なにしろ快適でウルトラ大満足な今日この頃であ~る。
ガッチャマン、また観てみたいぜ。
どもです!
返信削除前から気になっていたんだけれど
ノイズキャンセルヘッドフォン
>仕込んであるマイクで周囲の音を拾い、瞬時に逆位相の音を作って発生させ、騒音を打ち消すのだ。
そんな凄い仕組みだったのね
知らなかった~
オラも欲しくなっちまっただよ
特にSONYロゴにクラッと来ちまうオラは堪らんです
音楽制作にでも使えるかな
小音量でモニターしながら歌えるのがいいかも・・・
今のオラの環境って厳密に言うと歌を録る際ヘッドフォンからの漏れた音をマイクが拾ってしまって音が被っているんです
オケを大音量でヘッドフォンで聴きながらじゃないとボーカルのモチベーションも下がってしまうだよ・・・
ミックスダウンの時は他のドラムやらベースその他楽器がその被りの音を聞こえなくしてまあOKなんだけど・・・
MDR-NC600D は試してみる価値大アリです。
それに電車内でもiPod聴くときに良さそうですね・・・
それにしても技術の進歩たるやスゲーですね。
>恐怖のアマゾン
アハハ まったくですね 笑
タイケーさん こんにちは
返信削除すげーですね、
こんな物が存在するなんて。
コレって、音楽が流れてる時だけ
騒音が消えるわけですよね?
普段は耳栓代わりに使えたりして?
使ってみたいけど、なかなかの値段ですね^_^;
ヨドバシカメラなんかで
お試しでもしてみようかな~
川上ぃ~! コメントどーもありがとー!
返信削除> 前から気になっていたんだけれど
おぉ!気になってたとね!?
> そんな凄い仕組みだったのね
> 知らなかった~
凄いカラクリだよね、ほんと。
> オラも欲しくなっちまっただよ
買うべ買うべ! 今すぐ ”恐怖のAmazon”へ行くべ行くべ! 買い物カゴなんかに入れないで one-clickで買うべ!
> 特にSONYロゴにクラッと来ちまうオラは堪らんです
SONY LOVER だもんね、川上。
> オケを大音量でヘッドフォンで聴きながらじゃないとボーカルのモチベーションも下がってしまうだよ・・・
それはつまり、あれか? 歌ってる自分の声に負けないくらいヘッドフォンで大音量にしてるってことかな?
だから外から入ってくる自分の声に対してノイズキャンセリングが効けば、小音量でモニターしながら歌えると?
それはどうなんだろう?
自分の声だと、身体を伝わって頭蓋内に直接響く声がデカくて、外からの音を低減させてもダメなんじゃねぇかな。
試してみないとなんとも言えないけどね。
> それに電車内でもiPod聴くときに良さそうですね・・・
これはもうチョー快適。無理矢理聴くんじゃなく、静かに聴けるのが堪らんです。
> それにしても技術の進歩たるやスゲーですね。
ねー、ほんとほんと。 ガッチャマンのおかげだね。
> >恐怖のアマゾン
>
> アハハ まったくですね 笑
怖えぞー、ほんと。ケツの毛まで抜かれるぞ。
あっか~ん! こんにちは。 コメントどーもありがとー!
返信削除> すげーですね、
> こんな物が存在するなんて。
スゲーよね、ほんと。 何気なくスゲーです。
> コレって、音楽が流れてる時だけ
> 騒音が消えるわけですよね?
いや、音楽が流れてなくても、ヘッドフォンのスイッチが入っていれば騒音は低減されるだよ。
> 普段は耳栓代わりに使えたりして?
うん。曲を聴かずに、耳栓代わりにしてる人も結構居るみたい。
全然聞こえなくなる訳じゃないけど、静かにはなるよ。
でも慣れてくると、「ノイズキャンセル、効いてねえんじゃね?」って思えて来て、外してみると、ドドーっと周りの騒音の波に呑まれるって感じ。
> 使ってみたいけど、なかなかの値段ですね^_^;
そうなのよー。
だから最初は候補に入ってなかったのよ。
でも検討を重ねて行くうちに、安いやつから徐々に高いものにシフトしていって、それでもこれは高過ぎると思ってたところ、恐怖のAmazonで2万円引きだったんで、思い切っちゃったのよー。
> ヨドバシカメラなんかで
> お試しでもしてみようかな~
うん、大きい店だと試せるみたいだから試してみ。