リコーダーは奥が深いのだ
もう4年ほど前になる。
娘が小3になる前、音楽の授業で使うソプラノリコーダーを学校を通して購入した。
その時は案の定それだけじゃ済まなくて、俺とカミさんと息子のリコーダーをも買うことになった。(「案の定」とか「済まなくて」が意味不明)
その時のことはこのブログにも書いた(2007/3/11付け『リコーダーのススメ』)が、各方面から少なからぬ賞賛(ウソ。大笑い)を受けた。
この時、俺はアルトリコーダーも一緒に買ったので、我が家のリコーダーは全部で5本だった。
その後、娘が小5になった時は、学校でアルトリコーダーも必要とのことで、これも買った。
息子が小3になる時には改めて学校指定のソプラノリコーダーを買った。
我が家のリコーダーの数は7本に増えた。
そして昨年の暮れ。
俺は恐怖のAmazonのサイトを眺めながら激しく狂おしく悶絶していた。
バスリコーダーが欲しくて欲しくて堪らなくなったのだ。
アルトリコーダーの下にテナーリコーダーというのがあるのだが、それをぶっ飛ばしていきなりバスリコーダーが欲しくなった。
しかし、値段が3万9千9百円(税込)もする。
アルトが3千円前後、テナーでも8千円前後なのに、バスリコーダーはいきなり4万円。
しかもこれ、木じゃなくプラでだ。 木製のバスリコーダーだと何十万もする。
実はついでにソプラニーノ(ソプラリーノ)リコーダーも欲しい。
ソプラニーノはソプラノよりも音域がちょっと上の小ぶりなリコーダー。
こちらはプラで2千円ほどだ。
う~ん、バスリコーダー。 たかがリコーダーごときに4万円。う~ん・・・
参考までにと、楽天で検索してみた。
するとなななんと! 同じバスリコーダーが3万3千円で出てるじゃないか!
脳が決断するより前に俺の右手が素早く動いた。
クリーック!バスリコーダーを買い物かごへ放り込む。
お!ソプラニーノもこっちの方が安いぞ!
目にも留まらぬ速さで速攻クリーック!
あ、そういえば娘もソプラニーノが欲しいっつってたな。
もう一回クリーック!!!
テンション上がり過ぎて判断力が鈍っていたと言えなくもない。
たかがリコーダーに3万3千円。しかもこっちは消費税別。十分高いし悶絶レベルなはずなのに。
ついでに、子供に無条件に何かを買ってやるってのもウチ的にはおかしな話だ。
と、まぁそんなこんなで、
この前の冬休み、子供らが学校からリコーダーを持って帰ってきたので、我が家のリコーダー揃い踏みの写真を撮ってみた。
ついでに右側のソプラノとアルトも被ってるじゃないか! やってもうた~~~!
これが一番まともに撮れてる写真なのに。。。 チョーガックシ・・・
ま、気を取り直して・・・
中央のがバスリコーダー、笑うでしょ、これ。
長さはソプラノの約3倍、アルトのほぼ2倍ってとこ。
吹き口のニョロ~ンが怪しくも魅力的な輝きを放つ。
穴の位置に指が届かないんで、クラリネットみたいなパクパク金具が付いてる。
プラスティックのチープさと金具の上質さが絶妙に相俟って痺れるほどカッケーぜ!
穴を全部押さえた時の音は、下の下のファ。(F管楽器なのだ)
右側の短いやつ2本がソプラニーノね。
穴を全部押さえた時の音は、ファ。(これもF管なのだ。アルトもだ)
バスリコーダー、吹いてみたら「ボー♪」って音がしてカミさんと大笑いした。
いや~、実に楽しい。
既に何人かには「俺、バスリコーダー買っちゃった」と言ってあるのだが、実に興味深いことに、全員同じ質問をしてくる。
「何で? 何のために?」
ある人は、俺の話を遮り、「まず、何のために買ったのか説明してから話を続けてください」とまで言った。(ちなみにネコキックさん)
この、みんなの意味不明さが実に興味深く、面白い。
もう、それだけで、3万円以上出して買った価値があるってもんだ。
これが、「俺、ヴァイオリン買っちゃった」とか「オーボエ買っちゃった」とかなら、「マジでぇ~!?」とインパクトはあっても理解の範疇だっただろう。
きっとこれから習うんだろうなぁくらいに理解はできる。(ちなみにヴァイオリンとチェロとオーボエはマジで欲しいが、きっと買わない)
ところが、世の中に楽器は数多あるのに、よりによって、バスリコーダーだ。
え?何でバスリコーダーなの? ってのは無理もない。
一体、何を企んでるんだ?と思うことだろう。
フフフ・・・、企みねぇ。それはまだ内緒だ。
実現するかどうかは微妙だしね。
まぁ、でも、是非実現して、このブログで発表したいとは思っている。
なかなかリコーダーも奥が深くてねぇ。
あっほっあっほっあっほっあっほっあっほっあっほっあっほっあっほっアッホっあっほっあっほっアッホっあああぁぁっほぉぉおおおおおおおぅぅぅ。。。う
返信削除『企み』大いに期待しておりますです
どぼちょんBさ~ん! コメントどーもありがとー!
返信削除どうやらウケたみたいね。
って、アホとは失敬な! いやアホだけどね。ハハ。
カミさんからこの話を聞いたある人(女性)は、「人の旦那捕まえてこう言うのもアレだけどさ・・・バカじゃねーの」なんつーてウケたそうだよ。
後日、そこの家にお伺いする用事ができたんで、用も無いのにリコーダー3種類持って行って、バスリコーダーでペロッソモワソーのテーマを吹いて来ましたぜ。
> 『企み』大いに期待しておりますです
ご期待にそえられるよう、日々精進して参る所存にて御座りまする~。