ハレルヤ!
一度専門家に観て貰った方が良くないか・・・
心理テストや知能テストを受けてみてはどうか・・・
いや、大丈夫だって。
俺たちが根気よく突っ込んでいれば、そのうちちゃんと生きて行けるようになるって。
息子のアホアホっぷりには自分のガキの頃と重ねあわせて考えるに共感出来る部分も少なからずあったりするので、俺は気には掛けるもののさほど心配はしてない。
しかしカミさんにはこのアホアホレベルが、俺を通して振る舞いとして理解はできてもDNAレベルでは到底理解できない。
なので息子が心配でしょうがない。
そんな心配や思いをよそに、息子のアホアホっぷりは輝きを失うことを潔しとしない。
ほぼ毎日何かしらで怒られる。
未だにゲー禁は部分解除に留まっている。(いつからゲー禁なのかもはや誰も覚えてない)
そんなある日、仕事から帰って食事を済ませると、カミさんが俺に一冊のノートを手渡した。
「ちょっと、これ見て」
何だ?息子が小学校で使ってるノートじゃないか。
中を見てみると・・・ お、、、おお、、、ぬぉおおお~~~
俺もガキの頃のノートの取り方はかなりデタラメだったが、息子のはそれをはるかに凌駕している。
まず、ノートを使う時の、開始ページがランダムだ。
開いたところから書き出す。
そして、一冊のノートの中に、縦書き横書き縦横無尽。
さらに、ページに収まらず次のページに移る時、普通ならそれまでの書き方の通りに次のページも書くもんだ。
しかし息子はそんなことお構いなし。続きを書いていようが、ページをめくったら体裁リセット。
それまで縦書きだったのに横書きにスイッチしたり、あるいはノートを横にしたり逆さまに使ったり。
なんじゃ、こりゃぁあああ!
凄い。切れてるなぁ~、あいつ。
アーティストだか科学者だか、どっかの天才が凄いノートの使い方してたってのはあるけど、これはそういうレベルじゃないぞ・・・
カミさんはマジで心配そうだ。
「あの子、本当に大丈夫かな」
流石の俺も、そんなノートを見て「ちょっとこれは・・・」と思いかけた。
と、その時だ。
スパークだ!光だ!天の声だ!おぉ、ハレルヤ!
稲妻のごとく、神からの啓示が降りて来たのだ。
それをその場でカミさんに伝えた。
「これはさ、、、、天才の域すら超越して、あいつ、メシアなんだよ、かーちゃん!」
「え!救世主!?アハハハ!」
「そうだよ、あいつが世界を救うんだよ。いや宇宙を救うのかもな」
「そっか、メシアならしょーがないねぇ。」
世界をいや宇宙を救うその日まで、メシアに俗世間のルールその他を教えて差し上げるのが我ら夫婦の使命なのだ。 We're on a mission from God.
このお告げにより、カミさんの心配は雲散霧消した。(ハハハ)
さて、その我が家のメシア様、小学3年にしてすでに志望大学を決定したという。
なんと、
マサチューセッツ工科大学に行くと言うのだ。
マジでか! 凄いな、お前。
「じゃあ”マサチューセッツ工科大学”って早口で言ってみ」
「うん。マチャスーセッチュこう・・・ あ、、」
「全然言えてねえじゃねえか!そんなんで行けると思うな!」
「マサすーセッチュ、あ、、、マチャスー、、マサチューセッツ、、、、マサチューセッツ工科大学!」
「じゃあ、お前、マサチューセッツ工科大学の短い言い方知ってるか?」
もちろん、これはエム・アイ・ティーもしくはミット (MIT=Massachusetts Institute of Technology)が正解だ。
「うん、知ってるよ!」
「言ってみ」
「マサチュー」
「ブハハハ!チゲーよ!中学かよ! 『俺、マサ中3年』ってか」
「お前、MIT行くなら英語も話せなきゃじゃん」
「エクスキューズミー?」
「・・・それだけかよ!」
「マサチューセッツ州までか、、、通学定期券、月いくらだろうなぁ」
と軽~くボケてみると、すかさず「ウチから通いかよ!」と突っ込むのは息子じゃなくて娘の方だ。(真っ直ぐに成長してるなぁ)
ところで、マサチューセッツ工科大学行って、将来何をするのかが気になるところ。
きっとMITで学んだことを活かして世界をいや宇宙を救ってくださるのだろう。
メシア様に尋ねたところ、、、レゴ・マスターになるんだそうだ。
レゴ? そう、レゴだ。 あのブロックのレゴだ。 MIT行ってレゴ・マスターになるんだそうだ。
はぁ・・・・メシアの考えることは計り知れないのだ。
ちなみに、最近学校でやったテストでは、算数の問題が時間内にすべて解けず、6問も残してしまったらしい。
MITへの道のりは、、、そーとー長~~~~く険しぃ~~~~~。
ウッハハハハハハハハハハー
返信削除いやぁ・・・・
息子さん、メシアさまだったとは!!
前々から スケールが違うと思っては
いたが・・・・
そりゃー 俗世のルールなんぞ
彼にハマるわけがないわな。
ナーさんと存分に笑ったあと
MITでレゴマスターを目指す幼き
メシアに 清々しささえ
覚えるのでありました。
続編をぜひ!!
ネコキックさ~ん! コメントどーもありがとー!
返信削除> 前々から スケールが違うと思っては
> いたが・・・・
ははー、恐縮です!
> そりゃー 俗世のルールなんぞ
> 彼にハマるわけがないわな。
ハッハッハッハー、ほんと恐縮です!
> ナーさんと存分に笑ったあと
おぉ~、それは何より。
> MITでレゴマスターを目指す幼き
> メシアに 清々しささえ
> 覚えるのでありました。
重ね重ね恐縮です!
この前は「こびとを捕まえる」とかで、Amazonダンボール箱でトラップを作って、友達と公園に行きました。
残念ながら捕獲ならず。 次こそ・・・と息巻いております。
> 続編をぜひ!!
ありがとうございます。
何かあればまたアップいたします。ハハハ