2011年2月3日木曜日

美術館の中までストリートビュー?!

後期印象派が好きだぜ

今年2月9日から5月9日まで、六本木の国立新美術館でシュールレアリズム展が開かれる。
って情報を去年の暮れ頃にカミさんがどこからかゲットしてきた。

おっと、「シュルレアリスム」が正式な名称なのだが、俺の舌には「シュールレアリズム」の方が馴染んでるんで、ここでは「シュールレアリズム」と書かせて貰おう。

ダリ、マグリット、エルンスト、デ・キリコ などなど総勢47名の作家の作品が一挙に展示されるんだそうだ。(ピカソの作品もあるらしい。あの人、色んな芸風持ってるからねぇ)
スゲーな。 こんな機会は滅多にないし、家族で観に行くべって話になった。

ところで、
このブログにもちょいちょい登場する、娘の友達のミミちゃん(仮名)。
彼女の芸術的感性には瞠目すべき点がある。
これは「本物」を観る良い機会じゃないかってことでカミさんが誘い、またまた「ウチの子モード」で一緒に行くことになった。

楽しみ楽しみ。(その前にアイススケートもまた行くんだけどな)


いや、しかし、ちょっと待てよ・・・

シュールレアリズム絵画って、結構インパクトある。
その背景となる思想もチトややこしい。
ウチの娘もミミちゃんもまだ小学生だ。(いやもうすぐ中学生だけど)
「本物」の絵をきちんと観る初めての展覧会が「シュールレアリズム展」ってどうなんだろう?

一応さわりだけでも絵画の歴史を舐めるとか、写実主義・印象派・後期印象派・・・あたりのどれかで、ワンクッション置いてからの方がイイんじゃないのか?
絵画にも色々~とあって、その中の一つの括りとしての「シュールレアリズム」って捉え方が望ましいだろう。

とは思ったものの、じゃぁ印象派の絵画展に行きましょうったって、そう都合良く近くで開催してる訳じゃない。

まぁしゃあない、俺とカミさんで注釈を付けつつ観に行けばイイか。

一応、印象派展についてネットで検索してみたら、ななななんと!
去年の5月から8月まで、場所は同じ六本木の国立新美術館で、『オルセー美術館展2010 ポスト印象派』なんてのやってたんじゃん!!!
セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、スーラだってよ。参ったな、こりゃ~。
っつったって、絵画展を常に気に留めてる訳じゃないしなぁ。
(ま、絵画展なんつーても内輪のブームのようなもので)


俺、後期印象派は好きだな。 ゴッホはイイね。セザンヌも。ゴーギャンはあんまし好きじゃないけど。

カミさんはこの前、『ドガ展』に行ってきた。
休みの日じゃ相当混むだろうってことで家族で行くのはNGで、カミさん平日に一人で。
平日だってえのにぶったまげるほどの客の入りだったそうだ。


思い起こせば俺、ガキの頃結構色々連れて行って貰ってるのを思い出した。

写実主義絵画展は幼心にもなんだかぶったまげたっけな。

印象派の絵画展も行った。
ルノワールだったかな? モネだったかな? どっちもだったような・・・
何しろ「はぁ~」(←イイ意味の)ってなったのは覚えてる。
モネもイイよな~。

モナ・リザ展も行ったような気がする。物凄い人ごみの中、遠目でモナ・リザを見たような記憶が・・・

ミレー展はスゲー良かった。
ゴッホ展も行ったなぁ。
ちょっとズレるけど、日展も何度か行った。

ミレーとゴッホは中学の美術の先生にチケット貰って行ったんじゃなかったかな。
仁王ってあだ名の、天パーで強面の先生が、かすれ声で、「おい!タイケー!ちょっと来い!」
う~っわ、何だろ?・・・と恐る恐る近づくと、
「これ、観てこい」ってチケット。
そんなことが何度かあった。割引券の時もあったけど。

俺、中1の1学期は美術の評価が 5 °(5段階評価。○×もあったので実質15段階評価か)だったんで、先生、期待してたようなのだ。
しかし俺はその期待をことごとく踏みにじるように裏切りまくり、学期・学年を追うごとに評価は下がって、3年の2学期にはとうとう1になった。
小中高と通して通信簿の評価がかなり凶悪だった俺だが、1を貰ったのは唯一これだけだ。


あ、なんか余計なことばっかり書いてるな。
いや、つまり、ガキの頃に感じた、あの「おぉ~!」や「はぁ~」をウチの子らやミミちゃんも感じられたらイイなぁと思うって話だ。
ただそれだけでいい。「おぉ~」とか「はぁ~」とか「へぇ~」とか。
難しいこと考えず、ただ感じればいいのだ。それがアートってもんだぜラッケンロー!

何年か前にピカソは観たんだけど、娘はまだ何かを感じるには子供過ぎたし、息子に至っては食う寝る遊ぶ以外は興味の対象となり得ない頃だった。
ピカソもイイなぁ。


で、そんなこんなな流れから、
有名な美術館が所蔵する絵画なんかをネットで気の利いた見せ方でお気楽に見られるようになったらイイよな~。
なんてことを考えていた。
そしたら、なんと!つい昨日の話。
Googleさんがやってくれましたでぇ!

Googleアートプロジェクト(Flash使用→iPadだと見られません)

今のところ英語版だけだけど、↑これ、ほんと素晴らしい。
ストリートビューの技術を使って、美術館の部屋の中を回りながら絵を見られる。
ぐるりと見渡せるんで、天井画も見られる。
凄いっつっても全ての部屋に行ける訳じゃなく、概ね1美術館で1部屋。 時々3部屋くらい見られるところもある。

でも、この見方だと雰囲気はナイスだけど画像のクオリティーは低い。
なので、絵をしっかりきっちり観るための表示モードも用意してある。
驚くほどの高精細画像。(モノによるようだ)
どんどん拡大して行くと微妙~な筆使いまでハッキリ見えるほど。

そりゃもちろん、絵画は美術館で本物を観るのが一番だけど、
こういう形で観られるのは素晴らしくありがたい。
協力した美術館の自信と愛を感じるぜ。


現在、このプロジェクトに協力している美術館は以下の通り。
将来もっと増えてくれると嬉しいねぇ。(ルーブルとかオルセーとか)
  • The Metropolitan Museum of Art(米国,メトロポリタン美術館)
  • MoMA, The Museum of Modern Art(米国,MoMA ニューヨーク近代美術館)
  • Freer Gallery of Art, Smithsonian(米国,フリーア美術館)
  • The Frick Collection(米国,フリックコレクション)
  • Alte Nationalgalerie(ドイツ,アルテ ナショナルギャラリー)
  • Gemäldegalerie(ドイツ,絵画館)
  • Museum Kampa(チェコ,カンパ美術館)
  • Museo Reina Sofia(スペイン,ソフィア王妃美術館)
  • Museo Thyssen - Bornemisza(スペイン,ティッセン・ボルネミッサ美術館)
  • National Gallery(英国,ナショナルギャラリー)
  • Tate Britain(英国,テート・ブリテン)
  • Palace of Versailles(フランス,ヴェルサイユ宮殿)
  • Rijksmuseum(オランダ,アムステルダム国立美術館)
  • Van Gogh Museum(オランダ,ゴッホ美術館)
  • The State Hermitage Museum(ロシア,エルミタージュ美術館)
  • The State Tretyakov Gallery(ロシア,国立トレチャコフ美術館)
  • Uffizi Gallery(イタリア,ウフィッツィ美術館)


使い方の動画があったので貼っておこう。



使い方のスライドショー(内容、かなり薄い)はこちら。
Googleアートプロジェクト 紹介スライドショー


なんだかだらだら書いて主題がはっきりしないトピックになっちった。
シュールレアリズム展、まだ先の話だけど、観に行ったらまた書くぜ。

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