恐怖のAmazon 世界征服計画

君はアマゾニストか？

あの、恐怖の、地獄の、戦慄の、悪の秘密結社 Amazonが、今まで進めてきた世界征服計画をより高次のステージに上げるために、世界中にアマゾニストを増やし、そして完全なる廃人にするための兵器を開発しているぜ。

そう、今、巷で話題の、Amazonタブレットのことだ。

あれはヤバいぞー。
いや、あれこそAndroidタブレットビジネスの正しい形なんだろうな。
今でも色んなメーカーからAndroidタブレットは出ているけども、どいつもこいつもやり方間違ってて笑っちゃうね。
AppleのiPad,iPad2がこれだけ売れてメジャーになってるのに、「それ以上」ではないモノ（優れた部分もあるがトータルで考えると以下）を同じような価格で売っても売れる訳がない。

・・・ 以下、延々と日本企業のAndroidタブレットビジネスのアホさ加減を羅列して罵倒してたら、長過ぎる上につまらないトピックになっちまったのでドカーンとカット　・・・

Amazonタブレットの何が凄い・・・いや、怖いかっつーと、
まずは価格。
7インチ版は250ドルで出す予定とのこと。 マジっすか！？　（300ドルの噂もアリ）
1$=77円の単純計算で19,250円。日本で出すなら、まぁ行っても2万台前半あたりだろう。（$300でも3万切り）
安っ！ 目ん玉引っ込むっつーの！　そりゃ売れるよ。売れない訳がない。

前にもチラっと書いたが、Amazonとしてはタブレット自体で儲けが出なくてもOKなのだ。
かの地獄のAmazon.comへの入り口を多くの人が持ち歩き、気軽に出入りして買い物の機会を増やしてくれたらそれでいいのだ。

7インチというサイズも背筋が凍る。あ、いや、好感が持てる。（後に10インチも出す予定とのこと）
Appleのボス（元ボス）のスティーヴ・ジョブズは「7インチなんて売れる訳ねーからウチは作らないぜ！」とは言ったが、日本人には7インチくらいがちょうどいい。
アメリカ人だって、寝っ転がりながら見るにはiPadはデカいし重いって言っている。

Androidベースだが、独自のUIを背負っているようで、魔宮Amazonサイトへのアクセスは抜群に良い感じにしてあるのは当然のことだろう。

スペックはAndroidタブレットのフルスペック機に比べるとちょっと落ちるっぽい。
まぁゲーマーでもなきゃ許容範囲かな？・・・　カメラも付いてないの？　まぁ・・・要らないし。

Amazonは既に Kindle という電子書籍リーダーを出しているが、あれはあくまでも電子書籍リーダーである。
Amazonタブレットは、電子書籍リーダーでもありながら、それ以外の、例えばAndroidタブレットで使える音楽データ、Androidアプリ、その他、Amazonで扱うすべての商品を得るための窓口になるのだ。

これによりアマゾニストは、魔宮Amazonサイトへのどこでもドア（逆の意味で。どこからでも）を手にすることになり、物欲を限りなく増大させて行き、やがて廃人になるのだ。

なんと恐ろしい！・・・

日本のAndroidタブレットメーカーや取り扱い企業などの、チンケな囲い込み電子書籍サービスなんぞを対象にしたしょっぼい規模とは大違いだ。
いや、日本の企業にだってやりようはあると思うんだが、旧態依然としたスタンスや、「囲い込み」って考えに囚われているウチはまったくダメだな。
AppleやAmazonに勝てる訳がないよ。いや勝てる以前に互角にもなれない。

ちなみに、電子書籍の話となると、どーせ日本じゃ・・・って話にもなるけども、ななななんと！ここ数ヶ月以内にAmazonの電子ブックストア（Kindleストア）が日本でオープンとの噂も！
さらには現状の電子書籍の馬鹿げた価格よりも安く販売するかもって噂！　お～、素晴らしい！

この前、「俺は日本での電子書籍への期待は捨てて英語の原書を読めるように勉強する」なんてことを書いた。
実際、米国Amazonのアカウントを取り、AndroidアプリのKindleでスティーヴン・キングを読んでいる。
とりあえず、翻訳版で何度も読んでて、内容が判ってる作品でトレーニング。
知らない単語は辞書を呼び出せるのだが、これがなんと英英辞書。
マジかよ～と思ったが、意外にも英英辞書の方がすんなり行く。
英和辞書だと、読んでる途中で英語と日本語の切り替えが入って脳が疲れるのだが、英英辞書だと英語モードのままなので意外にも楽なのだ。

俺がスラスラ原書を読めるようになるのと、日本の電子書籍事情がいい按配になるのが同じくらいじゃないか？などと書いたが、恐怖のAmazon様のお陰で、国内事情の好転は早くなるかもしれない。
本当にAmazonの恐ろしさったら無いな。


前に、「Sonyのタブレットはどうした？フットワーク重いぞ」って書いた翌日にSonyからタブレットの発表があった。
SonyのAndroidタブレット。頑張ってはいる。 デザインとかイイし。
でも、言うほどは売れないと思うな。
もうちっと安くしないと・・・
やり方もどうかと・・・
まぁブランドイメージもあって価格設定は微妙なんだろうけども・・・ってそんなこと言ってるからダメなんだってば。


でも、
Amazonタブレットが売れまくって、そのお陰でAndroidタブレットユーザーが増えれば、自ずとアプリも充実してきて、そうなった時点でようやく Apple の iPad と同じ土俵に立てるってもんじゃないのかね？

そうなれば他のメーカーにとってもありがたいことだ。
ユーザーにとってもね。

で？何？俺？
Amazonタブレット買うのかって？
そんなもん、この俺様が・・・　買うに決まってんじゃん！俺、アマゾニストだもん。