ボロボロなダチョウとサーカスの熊
5月13日 日曜日。
予報では晴れなのだが、朝からうす曇り。
朝食後、修理のため、近所のバイク屋にスクーターを預ける。
その後、昼食まで子供らと公園で遊ぶ。
昼食後、家族でビデオを観ていたところ、強烈な睡魔にバックマウントを取られ、抗う間もあらばこそ、瞬時にチョーク・スリーパーを掛けられ、落ちる。
夕方、意識が戻った。
気力を奮い起こし、バイク屋へスクーターを受け取りに行く。
帰りはその足で自宅裏のガレージに付け、ハーレーを出してガソリンスタンドへ。
スタンドでは暇なのか、店員3人掛かりで対応。
給油担当のお兄ちゃん(店員A)、ウエスを細長く丸めてから輪にして、ハーレーの給油口に置いてくれた。
ガソリンの滴がノズルからこぼれた場合の備えだ。
なんという心遣い。若いのに感心感心。感謝感謝。
他の二人は何係なんだろう?
どうやら給油中のお客様暇つぶし接客担当のようだ。
主に店員Bが話を進める。
「新車ですね。ピカピカですね。あー!これハーレーじゃないすか!」
「そう。ハーレー。2007モデル。」
「良いっすねー。これからの季節はバイクっすよねー。」
「そうだねー。」
「すいません、ハーレーって幾らくらいで買えるんですか?」
下から上までモデル別に説明してあげたところ、
店員A・B・C、「ぅぅぅううううわぁああああ・・・・」
店員B、困難を前にするも諦めきれずと言った風情の、憧憬を湛えた眼差しで遠くを見つめている。
その様は、感覚はさておき、まさに『ボロボロなダチョウ』のそれのようだ。
「大丈夫。120回ローンがあるから。後は勢いですよ。ドーンと行っちゃいましょう!」
若者に悪魔の囁きを吹き込んでスタンドを後にした。
折角なので近所を少し流す。
渋滞で快適には走れないものの、それでもハーレーに乗ってることで気分は高揚。
ガレージにハーレーを格納し、スクーターに乗り換えて自宅前へ。
ハーレーに乗った直後にスクーターに乗ると、感覚の違いに戸惑う・・・のを通り越して笑いが起こる。
サーカスで小さなバイクに乗る熊の気持ちが良く解る。
帰宅後、夕食まで子供らとじゃれて遊ぶ。
疲れるが楽しい。このバランスは微妙かつ絶妙だ。
子供らが寝静まってからカミさんとハーレーでデートする予定だったのだが、ちょっと疲れが溜まって来てたためキャンセル。
人の命預かって走るんだから、気力・体力・心意気ともに中途半端は許されないのだ。
実はまだ肝心のカミさんとペアライドしていない。
決してないがしろにしてる訳じゃなく、むしろその逆だ。
毎度です
返信削除いやいや
タイケの男の優しさ
最後の一言
>むしろその逆だ
で
感激、鳥肌、涙でした
・・・・・・ヤバいっす
てか
ハーレー
ずぅぇってーカッコ良いよね!
川上ぃ~!毎度どもありがとうです。
返信削除「ヤバいっす」って、そんな、アハ、小っ恥ずかしくなっちゃうじゃないっすか。
ま、サラっとね。あはは。
>ずぅぇってーカッコ良いよね!
うん!ずぅぇってーカッコ良い!
圧倒的にカッコ良い。
完膚なきまでにカッコ良い。
どーにもこーにもカッコ良い。
見た目だけじゃなく、諸々トータルでね。