2008年9月8日月曜日

『ダークタワー』映画化とな!!!

カ・テットだ

夕食時、音楽を掛けようということになった。
子供らはドボルザーク交響曲第9番『新世界より』の第4楽章をリクエスト。
きちんと「第4楽章」まで指定してきた。 只者ではないな、おまいら。

以前このブログで紹介した『 Eternal KARAJAN 』(永遠なるカラヤン)という、カラヤンの美味しいとこ取りアルバムに、ちょうど『新世界より』第4楽章が入ってたのでそれを掛けた。

すると我が娘、
「あ、カラヤンって指揮者が居ないところだよね」
「アホー!カラヤンが指揮者じゃい! 指揮者が居ないのはイ・ム・ジ・チ!」

そのCDにはモーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』も入っている。
掛けたところ我が息子、
「この曲、良くテレビで掛かるよね。え~っと・・・ アンネ・クランネ・ナハハ・ビーム」
「どんだけのうろ覚えっぷりじゃい!このボケェ~!」

と、強烈な只者っぷりを炸裂させる子供たちであった。


さてさて、、、

スティーヴン・キング、かの『 LOST 』の制作総指揮を執る人に『ダークタワー』の映画化権を19ドルで売ったらしい。
え゛~!
「たったの19ドル!?」って思うよね。
いや、参った! 19ドル・・・鳥肌立ったぁ~。スゲー!

おそらく、大金提示して「売ってください」なんてとこには売らないんだと思う。
なんでもキング氏、『 LOST 』の大ファンだそうだ。
”19”ドルで売れる相手だからこそ売ったんだわ、これ。

って、『ダークタワー』知らない人には訳わかんねえ事で勝手に盛り上がってしまいました。


とりあえず映画化権が売られたってだけで、まだ映画製作には入ってない。
『 LOST 』が終わってからじゃないとどうにもならんそうで・・・って、それって2010年だって。

『 LOST 』も観たいんだけど、『 24 』もまだ途中なんだよなぁ。


そうじゃなくてダークタワーだよ!ダークタワー!!!

いや~、参ったなぁ。
どうなっちゃうのか、すんげぇ楽しみですんげぇ心配だ。

ダークタワーシリーズは、巨匠スティーヴン・キングのライフワークとも言われた長編大作。
全7部での構成による長大な物語だ。

俺は1992年の第1部の刊行と同時に即買いして読み始め、
次はまだか?次はまだか?と待ちわびては読み待ちわびては読み、
2006年12月に第7部が出た時にゃ14年間にも渡って読み繋いできた物語が終わってしまうのが悲しくて寂しくて切なくて、
モタモタゆ~っくり読んで、翌年までもつれ込み、足かけ15年掛けて読破したのだ。

第1部から第4部(2000年)までは角川書店よりハードカバーで出ていたが、そこで角川が手を引いてしまった。(根性なしめ!)
その後2005年から新潮文庫より第1部から再出版(訳者も違う)され、第5部以降最終部まで刊行された。

もちろん俺は1部から4部の角川版ハードカバーも持ってるし、新潮文庫版も1部からすべて揃えている。
新潮文庫版を買い揃えてから再読も果たした。


この「ダークタワー」シリーズは、キング氏の他の多くの作品と絡み合っている、氏の作品世界の集大成と言うべき作品だ。
というか、キング氏の世界観の集大成というか・・・
いやはやもう、凄い作品なのだ。 凄い上、実に面白い。

今のこの世の中とは似てるけど違う別の世界の、
遠い未来のある国の、
”最後のガンスリンガー”の、
時を超え、”世界”を跨ぎ、暗黒の搭を巡る長い長い冒険譚だ。

なんて書いてたら色々思い出しちゃって、、、
あ~、楽しかったなぁ。・・・あの時は泣けたなぁ。 ・・・あれはびっくらこいたなぁ。


俺は今まで、この作品は他のキング作品の97%以上を読んでから読むべきだなんてなことを人に言っていたのだが、撤回する!
キング作品読んだことない人でも全然OKだから、みんな読めー!

え?読まない?・・・そっかぁ、そりゃ残念だ。

俺はこの秋にでもまた再読しちゃおうかな。

amazonの各ページへのリンクになっています。(アフィリエイトじゃありません)
ダークタワー I  ガンスリンガー
ダークタワー II 運命の三人
ダークタワー III 荒地
ダークタワー IV 魔導師と水晶球
ダークタワー V  カーラの狼
ダークタワー VI スザンナの歌
ダークタワー VII 暗黒の搭

ほら、各部のタイトルだけでも読んでみたくなるでしょ?
え、ならない?・・・ あ、っそう。そりゃ残念だ。


長い昼と快適な夜を・・・ サンキャー

2 件のコメント:

  1. おはようごぜーまーす

    いやいや
    15年かけて読破とは、おそれいります〜
    写真見てぶったまげただー

    >キング作品読んだことない人でも全然OKだから、みんな読めー

    うんうん、興味出てきた
    早速チェックしてみマウス
    でもせっかち君のオラに長編小説って読めるんでしょか??
    ダビンチコードで うわーなげー でしたー

    返信削除
  2. 川上ぃ~! おはようさんどす。 コメントどうもありがとさんドストエフスキー

    > 15年かけて読破とは、おそれいります〜
    なっかなか次のが出なくてねぇ。

    キング氏の元には
    「私は病気でもうすぐ死にます。 誰にも言わないから結末教えてください」なんて手紙が来たそうです。

    > 写真見てぶったまげただー
    アハハ。ぶったまげるほどのもんじゃないっしょ。


    > うんうん、興味出てきた
    > 早速チェックしてみマウス
    マジですか!? 素晴らしい!
    そしたらもうちょっと、どういった作品なのか補足説明します。

    え~っと、、、
    ウエスタンで冒険小説でホラーでSFでアクションでサスペンスでラブロマンスでバイオレンスで哲学で悲劇でハードボイルドでパラレルワールドでちょいエロで切なくてハートウォーミングでミュージカルでダンサブルでアーティスティックなファンタジー(順不同)ってとこです。


    > でもせっかち君のオラに長編小説って読めるんでしょか??
    読めますともさ。
    物語を語るも聞くも読むも、「長さ」なんて関係ないんです。
    「時間」も「空間」も関係ないんです。
    「せっかち」も「ぐーたら」も関係ないんです。
    全ての人は平等に物語を楽しむ力と資格を有するんです。
    「イイ」物語は、読む人を「イイ」にします。 (← 川上語録よりパクり)

    返信削除

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