秋めいてセンシティブ

中の人

良く調べたらこのブログを立てたのって、2006年10月10日だった。
ってことで、ブログタイトルのリニューアルは、10月10日の3年目突入後にしようかと。

さて、

なんだか本のページをめくるが如く、パタっと秋めいた。
秋ってのはなぜかしら感覚も感情もセンシティブになる季節だ。
だから芸術の秋なんちゃったりするんだろうけども。


今朝、出勤前に地元駅構内のATMでお金を下ろす時の話さね。
カード挿し入れて、タッチセンサーの画面で暗証番号押して金額入力して、ちょっと待てばお金が出てくる。
便利な世の中だぁねぇ～、あーよいよいっと。

あれさ、現金よりちょっと先にカードと明細の紙っ切れが出てくるやね。
今朝、それらを掴んで財布に入れようとした時、明細の紙っ切れの方を画面の上に落としちゃったのよ。
もちろん、それを放置したりはしないぜ、俺は。　次の人の迷惑になるし。

でも、もう既に現金も出てきてる。
さっさと現金取り出さないと、ATMのヤロー、キャンキャン吠え出すんだよ。知ってるかい？
うるせーんだよ、あのキャンキャン吠えるの。
機械によっちゃ、中のおねーちゃんまでやいのやいの言い出すんだよな、現金もってけー！って。

だからね、明細の紙っ切れはとりあえずそのままで、先に現金を掴み取った訳さ。
で、その数千枚に及ぶ日本銀行券・・・いや実際は数枚・・・を財布に入れてたらさ、
ATMの中のおねーちゃんが俺に言うんだよ。

「恐れ入りますが、画面の上にモノを置かないでください」

何しろ秋だろ？ 感覚も感情もセンシティブになってるのさ。
なもんで、思わず声が出ちまったんだよ、俺。

「う～るせぇ！コノヤロー！」 （”る”の部分は巻き舌で）

両隣りでATM操作してた人たち、同時に動きが止まったねぇ。
そしてシンクロ日本代表選手張りに動きを同調させつつ左右から俺をチラ見したねぇ。
うん。そりゃチラ見だよな。直視は危ないもんな、そんな変な奴。
でも俺だったらまともに見ちゃうけどね。おもしろそうだし。

で、何しろ秋だろ？ 感覚も感情もセンシティブになってるのさ。
明細の紙っ切れ掴んでATMを後にしながら、絶対に無抵抗なATMの中のおねーちゃん相手に巻き舌で文句言ってる自分がどうしようもなく情けなくなっちまって、
もうなんだか哀しくて悲しくて、、、駅のホームで心ゆくまで泣いちまおうか・・・
と、そんなこんなが可笑しくて可笑しくて顔筋が引き攣っちゃって、うつむきながら改札向かったよ。

たった数分の間に喜怒哀楽満喫しちまったって訳さ。

何しろ秋だろ？ 感覚も感情もセンシティブに・・・

ハハ・・・