録画トラブル ~ TSUTAYAへ
2歳の時に、公園の滑り台のてっぺんでジミ・ヘンを歌い(へ~ィジョー♪ アセッ わるわらら~ ガンイニョ ヘ~ン♪)、
車に乗ってはジョン・リー・フッカーを歌っていた(ブーンブーンブーンブン♪ ババーンババーババババ♪ ハゥハゥハゥハゥ♪)、
そんな我が娘だが、小4の頃あたりからははジャニーズ「嵐」のファン(特に櫻井翔君)だ。
まっとうに成長して何よりだ。
娘の仲の良い友人に、あるものの名前の沖縄方言をニックネームに持つ少女が居る。
おっと、沖縄方言云々は余計な情報だったが、余計ついでに、それはサータアンダギーではないことだけ書いておこう。
その彼女はV6の岡田准一君の熱狂的ファンであり、布教活動の一環として我が娘に岡田君の写真を添付したメールを寄越しまくっていた。
彼女は中学受験をするそうで、ある日、「受験に専念するため、もうメールは控えます」と宣言をしたそうだ。
しかしそれ以降も、我が娘にメールを何十通も送りまくり。
そんな熱意にほだされてか、いつしか娘も折伏されて岡田准一ファンにもなった。
岡田准一と櫻井翔が揃って出ているドラマ『木更津キャッツアイ』などウハウハモノで、スカパーで録画して観まくり、案の定ウハウハ言っている。
そんな流れから、先日、岡田准一主演の映画『陰日向に咲く』のテレビ放映の際、娘が録画予約をした。
『陰日向に咲く』は、劇団ひとりの原作小説の映画化作品。
4年前、教習所(大型自動二輪)で何度か劇団ひとりと一緒になったのだが、彼の、重度勘違い野郎か重度コミュニケーション障害かどっちかだろって程の態度の悪さから、彼の評価にケチが付き、以来あまり関心もなかったのだが、この作品は微妙に気になっていた。
微妙~に気にはなっていたものの「観たい!」って程でもなく、もちろん原作も「読みたい!」ってこともなく、縁が無ければ一生観も読みもしなかっただろう。
さて、その映画の話。ネタバレしない程度に。
子供らが録画を観たところ、なんと! 30分で番組が切れていると言う。
なんでだろ? 未だ原因は不明だが、何かしらのトラブルが発生していたようだ。
「あ゛ーーー!観たい観たい観たい!続きが観たい~」
となるのは当然で、
それじゃTSUTAYAで借りて来ようってことになり、日曜日、俺も一緒に観てみた。
娘によると、テレビ放映での最初の30分も、かなりのカットがあったそうだ。
出演は岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、西田敏行、三浦友和、他。
原作小説は6つのストーリーのオムニバス形式らしいが、映画では5つの話が交錯する作りになっている。
小さな笑いを挟みつつも、ちょっと暗めの話が続く。
最後までこの調子だったら、ちとキツいかなとも思いつつ、テンポが良いので、それなりに観られる。
そして最後の数十分間、
俺は泣きっ放しだったぜ。
なんだかどこかが壊れたみたいで、右側は目から、左側は鼻から、それぞれ大量の放水。
観終えてからもしばらくブツブツ言いながら涙と鼻水を拭う俺。
うぅ~~~、桃缶が、千円札が、お守りが、(小さい)花束が、傘が、、、うぅ~~~
深~い愛と再生の群像劇とでも言いましょうかね。
最後、細かい説明や描写が無い部分で?な感じに陥る人も居るかもしれない。
我が娘はそんな感じだった。
そういう細かいところはもうどーでも良いことなんで、適当に想像力働かせて、その世界に浸るのが肝心だな。
西田敏行って、俺、なぜかあまり好きじゃないんだけど、映画で見るといつも圧倒される。やっぱスゲーっす。
三浦友和、いい味出してる。
宮崎あおい、イイ~ねぇ~。
伊藤淳史もきっちり仕事してるし。
岡田准一、おっとこ前で演技も上手くて、イイねぇ。
”他”の人たちも良かった。
ちょっと、原作も読みたくなっちったぜ。 (電子書籍で読みたい)
娘には、岡田君好きの沖縄方言のニックネームのあのお友達によろしく伝えておいてくれと言っておいた。
彼女と、我が家のテレビの録画トラブルに感謝だ。
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