2010年7月16日金曜日

ヘビに気をつけろ!

’の’の字

我が家の裏手の密林にはヘビくんが生息している。
ってことは以前にもこのブログに書いたことがある。
生きてるヘビくんを見たことはないのだが、抜け殻や死骸を見たりするので、居るのは確実だ。

そして、どうやらウチの近所、今年はヘビくんの当たり年らしい。

近所の公園で近所のちびっ子が遊んでいる時、木の上からヘビくんが降ってきたそうだ。
小1の子らが興奮顔で語ってくれた。可愛いったらありゃしない。

先週は、お隣の家のガレージでヘビくんがまったりしていたそうだ。
奥さん、早朝から悲鳴を上げたらしい。 俺は熟睡してて聞いてないが。
普段、挨拶を交わす程度で、あまり話はしたことないのだが、ヘビくんの話はちょっとテンション上がり気味で語っていた。


 「裏にはいっぱい居るわよ。一匹二匹の話じゃないわよ。
ヤマカガシも出ることあるから気をつけて」

ヤマカガシって毒蛇じゃん! 怖え~!
ヤマカガシの毒って血小板を破壊しまくるんで、身体の外も中もアチコチから出血するんだってさ。
うっわ~~~、怖えぇ~~~~~!

でも、ヤマカガシの毒牙って奥歯のとこにあるんで、深く噛まれなきゃ大丈夫なんだそうだ。
なもんで、昔は毒蛇だと思われてなかったらしい。

日本での死亡例は4例。
おとなしいヘビくんなんで、こちらからわざわざ手え出したりしない限り、いきなり噛まれることはないんだってよ。

シロートにゃ毒蛇かそうじゃないかの区別なんて簡単に付かないから、迂闊に手ぇ出さないことだな。


ちなみに俺、高校生の頃、友人と二人で ”自主校外学習”としてフラっと鎌倉行った時に大きめのヘビくんに出くわしたことがある。

友人が「アオダイショウだ!毒もってねーから大丈夫だぜ」っていうんで、二人してつついたりして遊んでたら、通りがかりのおばちゃんが、「あら、マムシじゃない。噛まれたら死ぬわよ。じゃあね」だって。

自信たっぷりにアオダイショウだって言ってた友人がカエルみたいにビビり顔になったもんで、つられて俺もカエル顔でビビった。すんげえ緑色で。


さて、我が家のお隣の奥様がヘビくんと接近遭遇した2日後。

朝、駅までの道のりを軽快に颯爽とオットコ前にバイクを走らせていたところ、
下り坂の下端、一時停止の停止線手前に、白い’の’の字が。 何だ?ありゃ。
近くまで行き、停止線手前で一時停止しようとしたところで、ようやく何か分かった。
ヘビくんだ。
「うわ~っ!」
何でこんなところに?何でこんな格好で?足を着いた時に噛まれたらどうしよう。毒ヘビかな? ってのを0.02秒の間にいっぺんに考えた。

だが、何かがおかしい。何だろ?
ヘビくんは俺の右側50センチくらいのところ。 左側の足を着いて、注意して見てみた。
ヘビくん仰向けなのだ。だから妙に白いんだ。
仰向けで、’の’の字になって、、、どうやら死んでるようだ。

ちなみにヤマカガシは危険が迫ると仰向けになって死んだフリをするそうだが、そいつがヤマカガシだったかどうかはわからない。

ふぅ~、やれやれ。

翌朝、そのヘビくんのことはすっかり忘れて同じルートを走っていて、問題の箇所に差し掛かった。
「うわっ!何じゃこりゃ? ・・・あぁ、昨日のヘビくんか」

見ると、昨日のヘビくん、何台も何台もの車に轢かれたんでしょうな。
’の’の字のまま、ブラック魔王みたいにぺっちゃんこになっていた。
いや、江ノ島のたこせんべいのようだったと言う方が表現として正確だな。
へびせんべいは、、、食べたくないなぁ。

江ノ島のたこせんべいは美味いぜ。
店の主がぶっきらぼうで横柄で愛想なくて、しかも変な風に並ばされるし、従業員も愛想なくて、おいおいおいおいおいって、逆に笑えるんだけども。

あ、いや、タコじゃなくてヘビの話だ。
この翌日。 というのは今日のことなんだが、俺のバイクはパンクした。
ヘビくんの呪いに相違ない。

みんなぁ、ヘビには気をつけようぜ~!

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