日本の電子書籍の夜明けは近いぜよ~
勤め先の会社が研究目的で iPad (Wi-Fi版)を購入した。
研究のためにいじり倒してみた。
職務上の研究結果は機密情報にあたるので公開できない(ウハハハ大袈裟な)が、個人的に思うところをつらつら書いてみようかと。
●大きさ・重さ
ほぼB4サイズ。縦置きでB4と比べて、横幅が10mm長く、高さが12mm短い。
そして、思っていたより微妙に重い。
電車でつり革に掴まり、片手でiPad持って電子ブックを読む場合、上腕二頭筋にそれなりの覚悟と心意気と十分な酸素が必要だろう。
← あらら? 俺の顔と比べるとやっぱデケー感じ?
俺って意外と小顔?なんちて。
電子ブックリーダーはよく出来ている。読みやすい。文字サイズやフォントもある程度変えられる。
栞もハイライト(蛍光ペンでなぞる感じ)も単語検索もページジャンプできるし、テキストのコピーもできる。
書籍はiBookストアで買える。
日本語の書籍は皆無じゃないが、ほとんどない。
早く日本の電子書籍コンテンツが増えるとイイのにねぇ。
ちなみに、英語の本でスティーブン・キング(Stephen King)の作品を検索してみた。
ななななんと! ヒット数 0!
英語の書籍もまだまだなのか? それとも日本での発売に権利関係があれこれでブロックされてるのか・・・
●ウェブブラウザ
ウェブブラウザは iPad用Safari。 快適は快適だが、やっぱり Flash 使ってるページが表示されないのは悲しい。
俺自身は実は前からアンチFlash派なのだが、ここまで普及しちゃうと受け入れざるを得ないし、表示されないってのは残念だ。
●文字・文章入力
画面上に表示されるヴァーチャルキーボードでの入力。
キーレスポンスが無いので、タッチタイピングは不可能。 キーボードを見ながらじゃないと打てない。
さらに、ホームポジションなんて無理。普段とは違った指使いになること必定。
まぁ、ケータイやWiiでの入力のように、単語候補が出てくるので、慣れてくればそこそこ早く文章入力できるようにはなる。
だが、入力操作に思考を取られる分、文章を考え、組み立て、出力するリズムが崩れる。
なので長文入力には向いてない。
けど、もっと慣れると -特に若い子なんか- 、長文もザクザク入力できるようになるんだろうか?
別売でbluetooth接続のキーボードが出ているようだ。
あれば入力は楽になるだろうけど、持ち歩きは鬱陶しそうだ。
●アプリ
Appストアでアプリ(無料・有料)をゲットすればそれなりに楽しい。
だが、楽しいだけのアプリやゲームアプリはすぐ飽きる。
どれだけ有用なアプリを見つけ、どれだけ有用な iPad にできるかが鍵だろう。
雑誌や新聞のいくつかは、電子ブックコンテンツではなくアプリとして出ている。
噂では、なかなか凝った作りの雑誌アプリもあるそうだが、職場の iPadに入っている某雑誌アプリは、一応それなり・・・ってとこかな。
イギリスの新聞『ガーディアン』紙が無料で出してるアプリ The Guardian Eyewitness は、素晴らしい。
これはニュースコンテンツではなく、写真コンテンツ。
報道写真の一歩上を行った数々の作品を鑑賞できる。こりゃオススメだ。
iPhone用アプリも動作するのだが、iPhoneサイズで動くのでヘボヘボ感を満喫できる。
iPad用に拡大することもできるが、当然、解像度が荒くなって、、、やっぱりヘボヘボ感を堪能できる。
●タップ、つまむ、弾く、スクロール
微妙なポイントを指先でタップ(マウスで言うところのクリック)するのは難しい。
画面の拡大・縮小が簡単なジェスチャーでできるのは良い。
画面のスクロールは、指で画面をこするようなアクションで行うが、
速くサっと動かして指を離してやると、スクロールに勢いが付き、だんだん速度が遅くなって止まる。
なかなかこういう動きは新鮮なのだが、ず~~~~~っとやってると、酔う。
●有用性評価
さて、この iPad。
電子ブックリーダー以外の面で、仕事あるいはプライベートで、何かしらの有用なツールになり得るだろうか?
う~ん、、、微妙だなぁ~。
「とりあえず買っておきゃ何かしらの役には立つよ」 と言えるものではないな。
役に立つかどうかはその人の目的や使い方次第だし、チョイスするアプリにもよるだろう。
まぁ、面白いっちゃ面白い。
有用性は使う人・使い方次第・・・・って、この評価自体の有用性が怪しい。
日本の電子書籍事情がもっと良くなれば、まぁ電子書籍リーダーとしての有用性は高まるだろうな。
電子書籍と言えば、グーグルが!!!
以前、このブログにも書いたが、
グーグルが「Googleエディション」というサービスを発表していて、これがもうすぐ米国で始まる。
これはグーグルによる電子書籍販売サービスで、ハードウェアを限定しない、オープンなサービスなのだ。
買った電子ブックは、ネットに繋がりさえすれば、どんな機器でも読める。
途中までPCで読んで、続きを iPad で、、、おっとバッテリー切れだ! その続きは今度はケータイで・・・なんてのが可能。
電子ブックはクラウド(インターネットの中)に存在しているのだ。
だが、常にネットに繋がってなくても、オフライン機能(強力なキャッシュのようなもの)で読むこともできる。
日本でもサービスを秋から年内を目処に展開する予定だとは言っていたが、いつになるかは決まってなかった。
それがなんと! 来年1月頃、日本でもサービスを開始すると、正式発表があったのさ!
オー!イェ~~~イ!
当初の見込みよりずれ込んだとは言え、正式発表されたのはめでたい。
電子書籍やグーグル(グーグルブックスサービス)に対してあーだこーだなんやかんやと文句や言い訳ばかりして腰が重かった日本の出版業界だが、グーグルに、「販売価格の半分以上が版元の取り分です」って提示されたら、態度が軟化して、あれよあれよと良い按配に流れて決まったらしい。
偉そうなこと言ってて、結局そこが肝だったんじゃん。ハーッハッハッハ。日本の本文化や日本人の本に対する感情は電子化にそぐわないとか何とか言ってませんでしたっけ?
そう言えば、「iPad? 日本じゃよほどのApple信者しか買わないよ」って言ってたナントカ協会の顧問だかのお偉いセンセーは今、どんな顔して毎日過ごしてるんだろ? ハハハハ。
何はともあれ、
来年1月から日本版電子書籍サービス開始ってのはウルトラ喜ばしい話だ。
電子出版本数が充実するまではそこそこ時間が掛かるかもしれないにしても。
日本の電子書籍の夜明けは近いぜよ~。
その前に早くGoogle製タブレットが発表されないだろうか。
あぁ、待ち遠しい待ち遠しい。待ち遠しいったらありゃしない。
いくつかのメーカーから GoogleのAndroidを搭載したタブレットってのは出てるんだが、ああいったものには食指が動かない。
とにかく俺は、Google謹製タブレット待ちだ。
あぁ~、待ち遠しいにも程があるぜよ~。
どもぱど♪
返信削除私またく使ってません
ホコリかぶってます
ガハハ、何で買ったか意味不明・・・
でもタイケに教わったポケットwifiは超便利の優れもの!
妻がスカイプでフィリピンと車中でも公園でも交信できるのでバンバンザイです!
iPadの要は書籍が増えないとまったく意味無しです・・・
ただのiPhoneのお化けです
フラッシュが見れないのがこれまた痛い(>_<)
私使用の銀行Webもmac非対応なので完全完璧酢豚です・・・\(-o-)/
あー意味ねぇー
でも悔しいから
おもしれーや、ギャッハッハ♪
川上ぃ~! コメントどもぱど♪ありがとー!
返信削除> 私またく使ってません
> ホコリかぶってます
ギャハハハハハハハハハハハハ
> ガハハ、何で買ったか意味不明・・・
欲しかったから買ったんでしょ。
> でもタイケに教わったポケットwifiは超便利の優れもの!
> 妻がスカイプでフィリピンと車中でも公園でも交信できるのでバンバンザイです!
お~!そりゃあ何より何より。
スカイプも快適? そりゃ~本当に何よりっす。
> iPadの要は書籍が増えないとまったく意味無しです・・・
川上にとってはね。
まぁ、何しろ来年1月にはGoogleエディション日本版がオープンするから、それまでの辛抱だねぇ。
場合によっちゃ、年内にオープンかもって噂も流れてるぜ。
> フラッシュが見れないのがこれまた痛い(>_<)
痛いよねー。 なんで喧嘩してんのかねー。
> 私使用の銀行Webもmac非対応なので完全完璧酢豚です・・・\(-o-)/
最近はようやくIE以外のブラウザでも動くようになってきてるけど、昔はIE限定だったもんね。
でもmac非対応っていうかWindows限定って、とんでもなくバカチンだよね。けしからんですよ。
> でも悔しいから
> おもしれーや、ギャッハッハ♪
ハハハ。笑っちまうべ。