2011年8月17日水曜日

家族旅行2011 (二日目)

五色沼とダジャレおじさん

家族旅行2011 (一日目)からの続き

ペンション『森のゴリラ』の美味しい朝食を味わい、身支度を整え、荷物を整理。チェックアウト。

今日は五色沼を巡るのだ。
するとペンションオーナー、車で一緒に行って、ウチの車をゴール地点に停めてから、スタート地点まで連れて行ってくれると言う。
おぉ、素晴らしい! 本来なら片道一時間程の行程を往復するか、バスで帰って来るかしなきゃならない。

奥さんに見送られ、オーナーの車と共に宿を後に。


ゴール地点の駐車場にウチの車を停め、そこからオーナーの車に乗ってスタート地点へ。

そしてオーナー、ハイキングコース の出だしのところまで一緒に来てくれて、五色沼にまつわる話を軽くしてくれた。
オーナー、五色沼のネイチャーガイドもやってるんでね。

「毒のある葉っぱの判別方法。それはね、齧ってみるの。口の中が痺れたら毒入り」

果敢にも我が息子、手渡された毒入り葉っぱを齧り、痺れを実体験。
息子よ、お前はもう立派なサバイバリストだ。


「では、ここで。機会があればまた」
「そうですね。色々ありがとうございました」

オーナーと別れて、五色沼を巡る旅の始まり。


『五色沼自然探勝路』

ハイキングコースの途中にいくつもの沼があり、それが沼ごとに色んな色をしてるんで五色沼。
色は染料や色素によるものではなく、水の成分で光が乱反射することによるもの。
沼によって成分組成が異なり、色々な色になっている。
季節や時間、天候によっても色合いは変わるそうだ。

スタート地点にある沼は特に色などはなく、フツーの沼だった。
自然の中を歩いて行くだけでも気持ちいい。
見たこと無いトンボが居たり、「熊に注意」の看板があったり、落雷で倒れたのかな?って木があったり。

しばらく歩くと・・・おぉー!キター!入浴剤を入れたかのような青白い沼出現!
綺麗だなぁ、おい!

そんな調子で歩いちゃ沼、歩いちゃ沼。
ゆっくり巡って1時間以上歩いたかな?
青系が多いが、微妙に色が違う。 緑の沼もあった。 本来茶色系なはずの沼はイマイチ色が出てなかった。
いや~、素晴らしいよ、五色沼。晴れてたらもっといい色出てたかな?
観光地って一回行けばもうOKなとこが多いけど、ここはまた来たい。何度でも来てハイクしたい。


ゴール地点で休憩。
なんと、ビンコーラの販売機が!しかも100円!Yes!Coke!Yes!!!

おっと、もうすぐ正午じゃないか。予想以上に時間が掛かったな。 沼のたびに立ち止まって眺めるからねぇ。
さあ、昼飯食べに喜多方へ行こう!
もちろん喜多方ラーメンを食べにいくのだ!



喜多方へ

事前にネットで喜多方ラーメン屋を探した時は数があり過ぎて途方に暮れた。
それでもつぶさに情報を吟味して行き、『はせ川』という店に目星をつけた。
この店は喜多方ラーメン組合に入ってない、アウトローな店なのだ。惹かれるじゃないか。
「喜多方ラーメンマップ」に出てないため、地元の人しか行かない店だったのだが、ネットで人気に火が点いたそうだ。
森のゴリラのオーナーも『はせ川』は美味しいですよ!と言っていた。
そんなに人気だと、平日でも待ちか?

カミさんの親戚が会津に住んでいるのだが、そこからの情報によれば、喜多方ラーメンも風評被害で客がぱったりとのこと。
ならば並ばずに食べられるだろう。

車を走らせ、喜多方ラーメン店が集中している街に入った。
ネットでも見た記憶のある店の前を通ったが、駐車場ガラガラ。 あっちもガラガラ、こっちもガラガラ。
おっと、あの店はちょっと並んでるな・・・
と、概ねガラガラだが、店によっては少し並んでるところもといった状況。
『はせ川』はどうだろう?

街から外れた田園風景の一角にその店はあった。
車がズラ~リと並んでいる。え゛!マジっすか!
店員が外に出ていて、近づく車に話しかけている。
ウチも近づいてウィンドウを下ろすと、
「お時間掛かりますけど大丈夫ですか?」
「大体どれくらいですか?」
「一時間くらいですね」
何ですとーーー!
折角来たのにってのもあるが、ラーメン店で10分以上並ぶのは俺の思想信条に反する行いだ。
じゃなくて、後の予定に影響するし・・・カミさんと相談・・・パスだな。
「それじゃあ、また今度来ます。絶対リベンジしに来ますよ」
「そうですか。じゃあ、是非お盆近くじゃない時に来てください」
「じゃない時ね」
「あと、三連休とかじゃない時に来てください」
「じゃない時ね。分かりました」
「よろしくお願いします」

残念無念・・・

駐車場が空いている『福島家』というお店に入った。
外から見た店構えはなかなか立派だ。
しかし中に入ると・・・ウチの近所の独立系地元密着型食堂と一緒じゃん!
カウンター席、テーブル席、座敷席。
テレビは未だにアナログ・ブラウン管(被災地域なのでアナログ放送が見られる)。
テレビの中で、内田裕也がジョー山中の死を悼んでいた。

フツーのラーメンを4つ頼んだ。
俺の記憶では、この店のネットでの評判は「フツー」ってとこ。何だ?フツーって?

来たぜ。じゃ、いただきます。
さあ味はどうだ?
ふむふむ・・・ 美味しいよ。うん。美味しいけど、思いっっっっきりフツー!
わざわざ「あそこのラーメン食べに行こう」ってほどのもんでもない。美味しいけどね。

くっそー『はせ川』、待ってろよ~!いつか必ず攻め落としてくれるわ!



ダジャレおじさんの家

俺はダジャレが嫌いだ。
だが、世界でただ一人、ダジャレを発することを神から特別に許されているとしか思えない人が居る。
それが前述したカミさんの親戚のおじさん。
通称(ウチだけの通称だが)『ダジャレおじさん』なのだ。

このおじさんのダジャレが特別面白い訳じゃあない。
「おい、この店、食券買うんだってよ。そりゃ職権濫用だ!タハハハハハハ!」
「俺、ウィンナーコーヒーな。あの、ソーセージ入ってるやつ。タハハハハハハ!」(←ダジャレとはちょっと違う)

と、こんなレベルなのだが、後の「タハハハハハハ」(ちょっとケンケン風)で、周りの人を幸せにしてくれる。
いつもファンキーに笑っているゴキゲンなおじさんなのだ。

折角会津に来たので、ダジャレおじさんとこに寄ってみた。
良く考えたらウチの子らは初対面だ。あぁそっか~。

ダジャレおじさんは笑顔で迎えてくれた。
この人、カミさんのお母さんの弟に当たる人。
子供ら「顔がばあちゃんに似てるー!」

ジュースを出してくれてアイスも出してくれて桃も出してくれた。
ジュースを注いでくれてる時もしゃべりっぱなしで、娘が「あ、それくらいでいいです」ってのも聞いちゃいない。
ガンガンなみなみ注いで娘は困った顔。それ見て俺は「タハハハハハー!」

この日は残念ながらしょーもないダジャレは聞けなかったが、ファンキーでゴキゲンなおじさんだってことは子供らも理解したようだった。

「それじゃ、また。お元気で」とダジャレおじさんの家を後にする。
あ、おじさん、子供らに小遣いまで頂いちゃってありがとうございました。


甲子トンネル

二日目の宿は那須高原のとあるペンション。
カーナビは、少し戻って磐越自動車道から東北自動車道に出て南下するコースが良いと主張するが、『森のゴリラ』オーナーの情報によると、下道でも、最近できたトンネルを使えば早いと言う。
オーナーから貰った地図を頼りに、そのルートを行ってみた。

いやいや、大正解!
早い早くない以前に、凄く良い道だった。
高速道路は「移動手段」以外に味わいが少ないもんね。
下道通って甲子トンネルを抜けて那須に降りて行くルート、道も景色も素晴らしい。
ハーレーで走りてぇ~~~~~!



宿へ

バリアフリーなペンションで食事はまあまあ。風呂は露天だった。

夜は曇りで星は見られず。
ペルセウス座流星群は観察できなかった。


明日はりんどう湖ファミリー牧場だ。

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