2011年8月18日木曜日

家族旅行2011 (三日目)

パイプオルガン

家族旅行2011 (二日目)からの続き

宿を出て、りんどう湖ファミリー牧場へ向かう。
「牧場」と付いて入るがあれこれ遊具やアトラクションなどがあるテーマパーク。
「スイスがコンセプトのテーマパーク」なんだそうだ。 へぇ~。
従業員がヨーデルでコミュニケートしたりしてるんだろうか?(何と短絡的発想!)
おっと、到着・・・



りんどう湖ファミリー牧場

到着は10時頃。入場券の他、700円分お得になる2,500円の乗り物券を買った。
アトラクションごとにチケット買うシステムって鬱陶しい。
意外とそういうのってディズニーランドより金掛かるんじゃないのかね。

ゲートからアトラクション等のあるところまで、池の端に沿って結構歩かされる。鬱陶しい。
横の車道をトラクターが牽引する連結客車が走って行った。 どんなセンスだ? それがスイスなのか?


敷地内の大きな池の上、220mに渡ってワイヤーが渡してあり、これを滑車でブイイイイイーンと渡れるアトラクションがある。
スタート地点は地上15m、対岸は地上7m。 対岸からスタート地点までも別ワイヤーが同じように渡してあって、往復して戻ってくるシステム。
こりゃ面白そうじゃないか!ってことで、これが一番の目的でここに来たのだ。

混み出す前にまずはこの「滑車でブイイイイイーン」(正式名称ではない)をやろうぜ!
乗り場に行き、乗り物券を出すと、「こちらは現金のみになってます」
何をーーー!
一人千円也。え゛ぇぇぇ~~~!

ヘルメット被ってハーネス付けて、従業員の兄さんによるローカルなイントネーションの説明を聞き、階段上って行ってワイヤーに滑車を掛ける。
滑車から出ているハンドルに掴まり、スタート台から飛び出すのだ。
主にハーネスで身体を支えるのでハンドルを離しても落ちはしない。が、逆さまになるかもな。
一度に二人ずつ滑空できる。
まずは俺と息子。
せーの、イャッホーーーーー!
滑車がワイヤーを滑って行く。
すんげえ気持ちいい。
池でボートに乗ってる人らが見上げて手を振っている。
ハイになってワーワー騒ぎながら滑空したが、そんなに騒ぎながらやってんのって俺と息子くらいのもんだった。

対岸に着いてからカミさんと娘の滑空っぷりを見た。
そしてまた階段を上がって復路。
イャッホーーーーーイ!

今度は慣れもあって手を振っているボートに振り返しながらの滑空だった。
いや~、気持ち良かった。
もう一回やりたいけど、、、ちょっと値段高いよ~。

自分もやってると写真も撮れない。
その辺はもうありがちなパターンで、ちゃんと撮って売ってる訳ね。
で、幾らよ? 一枚千円也。 ぬぉぉおおおおお! しょうがない。2枚買ったさ。

左端が俺な。Muddy WatersのTシャツ着てんの。(わかんねーよ!)

さあ次、何やる?
アーチェリーやろうぜ。
俺はガキの頃、地元のアーチェリー場にチョイチョイ行ったことがあるもんで、矢を勢い良くズバンと放てるのだが、、、的に当たんねー。
カミさん、なんだかんだで的に数本当てて優勝!

次は?
野球のボールを圧縮空気で飛ばして的を狙うバズーカ砲。
プシュッ! ブイ~~~ン!
俺、優勝!

次、娘が「バンジートランポリン」なるものがやりたいってことで行ってみたが、ちびっ子用のものだった。

ゴーカート乗るか?
二人ずつ乗って、ブビビビビビビビ~  はい、終了。

すんげえカートがあって期待してたんだが、18歳以上、要普通免許。
なんじゃそりゃ!?子供ら乗れないじゃん!

しょうがない。4輪バギーが楽しそうだぜ!
身長150センチ以上。 息子乗れないじゃん!

おいおいおい、「ファミリー牧場」なんだからファミリーで楽しめるようにしとけよ!

とりあえず水分補給休憩。
カミさんと子供らはかき氷。 一つ350円。「暴利を貪る」のお手本だな。
ここにもビンコーラがあった。220円!え゛ーーーーー!買う訳ねーじゃん。

さてと、
カートとバギーの他はやりたいことはすべてクリア。
入場してから2時間も経ってない。
やることねえし、引き揚げるか?

りんどう湖ファミリー牧場、速攻で終了~!



ステンドグラス美術館

宿でカミさんがチェックしていたステンドグラス美術館へ。

フツーのステンドグラスを考えていたのだが、キリスト教教会系ステンドグラスアートだった。
ジーザスさんやらマリアさんやら聖書からのエピソードやら。
いささか宗教色強すぎ。 とは言え、中では写真撮影禁止なのは残念だった。

美術館と言いつつ館の中には3つの礼拝堂。結婚式もできるらしい。
礼拝堂の天井の、梁の組み方の美しさに唸った。

礼拝堂の一つにはパイプオルガンがあり、そこでもうすぐコンサートが始まるという。
おぉ、ラッキー。観るべ聴くべ。

編成はフルート・クラリネット・チェロ、そしてスピネット(小型のチェンバロ)およびパイプオルガン。
パイプオルガンは礼拝堂後方にある。
前方のステージにフルートの爺さん、クラリネットのおばちゃん、チェロの少しおっさん、そして奥にスピネットが置いてある。

俺は一番前の席へ。
カミさんは息子が寝ると踏んで少し後ろの席へ。案の定寝たそうだ。いや、カミさんも娘も。

まずはパイプオルガンのソロ。
おぉ~、重厚だぜ。 元々イギリスの古い教会にあったパイプオルガンだそうだ。

オルガニストが降りて来てスピネットを担当。
レスピーギの『リュートのための古風な舞曲』第一曲。

フルーティストの白髪のジジイ何者なんだろ?すんげえ綺麗に鳴ってるし。
クラリネットのおばちゃんもスゲー。32分音符くらいのチョっ速パッセージとか、さらりと吹いてた。
チェロは古楽器っぽくはなかったけど、深みのある良い音で鳴っていた。

2曲目、またレスピーギの『リュートのための古風な舞曲』から『イタリアーナ』おぉ、好きな曲だぜ!
チェロがちょこちょこピチカートを入れる。
この編成でチェロのピチカートってのもイカす。
弦楽器のピチカートの音って、あの広がりのある音って、どんな凄いオーディオシステムでも再現できないんじゃないか?と思うね。
生のピチカートの音の「美しさ」ったらないよな。

モーツァルトの小曲(知ってる曲だったのに何を演ったか忘れてもうた)も凄く良かった。
再びレスピーギの何とかって曲は、途中に、俺がクラシックギターの曲として知っている『サルタレッロ』(または『サルタレロ』)の旋律が出てきた。
え?そうなの?そうだったの???
後で調べたら、『サルタレッロ』はイタリアの民族舞踊の曲らしい。へぇ~、そうだったのか。

俺、実は、小学5年の頃、たまたま見たNHK「ギターを弾こう」で、芳志戸幹雄って先生がこの曲を弾いてるのを見て感動してギターを始めたのだ。
でもクラシックギターって女子にウケないってのが判明してから、ロック志向だったにもかかわらずフォークに転向(モテると思って)し、後に(やっぱモテないし)ロックし、やがてブルースに嵌るのだ。
って、どうでもイイ話だった。

ちなみに『サルタレッロ』はギターで弾ける・・・いや、昔は弾けた。今でも練習すりゃ弾けるぜ。ってこれまたどうでもいい話。

素晴らしいコンサートで、最後の曲の後の拍手は粘ってしつこく続けていたんだが、他の客はあっさりやめちゃってアンコールは無かった。
アンコール曲も用意してる風だったんだけどなぁ。残念。


展示しているステンドグラスをひと通り見て回って、美術館内のカフェで昼食。
そして売店を物色。

ステンドグラス美術館を後に。
まだ時間あるぜ。どうする?
今度は子供らのリクエストでトリックアートの館へ。


トリックアートの館

だまし絵とか錯視とかの展示館なんだろうか?
到着して外観みてちょっと嫌な予感。
トリックアートねぇ・・・

3館あってそれぞれテーマが異なり、入場料も別。
2館共通券や3館共通券を買うとか~な~り割安になる。
どうする?・・・いやいや、ちょっと待て。 これ、2館も3館も廻りたいと思うか?分からんぞ。
割安感捨てて、とりあえず1館のチケットを買って入った。

つまりこのトリックアートって、平面に書かれた絵なのに「立体的に見える」ってだけの話。
絵の中に入ってそれなりの格好したところを写真に撮ると、絵がそれなりに立体的に写って、あたかもその世界に入り込んでる風に・・・
ってのは、その写真を見せられた人は、その「あたかも」的に見えるけど、それだけなんだな。
「これ、立体的に見えるけど、本当は平面なんだよ」って言われて初めて「へぇ~」みたいな。
当事者の場合、写真見て、「あぁ~、上手く立体的に写ってるねぇ」ってことね。
なんだか微妙過ぎて・・・どうでも良くなってくる。
いや、面白くない訳じゃないんだけどね。
いや、楽しいっちゃ楽しいよ。
館内回って色んな絵のとこで子供らやカミさんがポーズ取って写真撮ってねぇ。
つまんない訳じゃないよ。うん。どっちかっつったら楽しい。
でも疲れる。
3館共通券買った人は人生でトップ5に入るくらいの大後悔をしたと思うね。
1館だけでお腹いっぱい。


午後4時頃。丁度いい時間だな。さぁ帰ろう。



なんだか家族旅行の時はいつも夜空がスッキリ晴れないか、意外に空が明るい所で、文句なしの満天の星空が見られない。
「家族旅行」ができるうちに見られる時が来るだろうか?


まぁでも今回は、あぶくま洞も五色沼もすっげー良かったな。
旅行の予定に入ってなかったホタル観察はチョーナイスだった。
あれは子供らにもいい思い出になっただろう。
俺としちゃ、思いがけず出くわしたコンサートもスーパーナイスだった。

いつまで行けるんだろ?家族旅行。
来年も行けるかな~。

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