ピアノ発表会裏話
前回のトピックに書いた、娘のお友達のピアノ発表会裏話の件、お友達のママからカミさん宛てにネタが届いた。
「使う使わないは、とーちゃんの判断に任せま~す」とあるが、そりゃ使わせていただくに決まってんじゃん!
ま、、、ちと面白い試みだ。
で、”娘のお友達”とかってのもなんだし、名前をそのまま書くのもはばかれる。
ってことで、仮の名を設定しようと思う。
う~ん・・・
ペペちゃん ・・・なんじゃそれ!
ララちゃん ・・・ランドセルかよ!
ネネちゃん ・・・北政所(きたのまんどころ)かよ!
ピーちゃん ・・・インコかよ!
ジョアンナ ・・・意味わかんねー!
ミミちゃん ・・・ま、この辺かな? じゃ、ミミちゃんてことでよろしく。
さて、裏話に入る前に、ミミちゃんについてちょっとだけ触れておこう。
ミミちゃんは小学3年生。
我が娘とはベビーの頃からのお付き合い。
幼稚園も一緒だったが、ミミちゃん、ウチの娘と幼稚園一緒だったことを覚えてない。
<娘から聞いたエピソード>
小学校1年の頃、ミミちゃんと娘は同じクラスだった。
体育の時間ってことで教室で体操着に着替える。
だが、ミミちゃんまったく着替えようとせず、一人優雅に黄昏れている。
先生が声を掛けた。
「ミミちゃん、次体育だから、着替えようね」
「う~ん・・・ミミ、体育はいいや」
我が娘「っえぇ~~~!」 (腰も抜かさんばかりに度肝を抜かれたようだ)
<カミさんから聞いたエピソード>
小学2年の頃の図工の時間、空き箱などを利用して「何かをしている動物を作る」という課題が出た。
出来上がった作品が展示してある頃、カミさんが学校へ行き彼女の作品を見た。(後に俺も拝見したが)
彼女の作品は馬だった。
馬と言えば躍動感溢れるイメージ。
彼女の作品のタイトルは、、、「じっと見つめている馬」
馬が佇み、ひたと前方を見つめている。
なんと素晴らしい!
「何かをしている動物」というテーマで「じっと見つめている」「馬」を作る彼女のセンスに舌を巻く。
完璧なるアーティストであり詩人であり哲学者だ。
彼女自身による作品の解説が添えてある。何を見つめてるのかな・・・
「馬は人やにもつをはこんだりしてはたらくのでえらいです」
ぬをぉおおおお! 何を見つめてるかなんて瑣末なことに気を取られた俺がバカだったー!
深い!実に深いのだー! 「ミミワールド」炸裂なのだー!
ミミちゃんは読書を愛しているらしい。
そしてミミちゃんはピアノを習っている。
さぁ、ようやく発表会裏話だ。
ミミママからのネタをなるべく元の形で引用して行こう。
人前に出ることが大嫌いなミミ。
6月、発表会が10月21日に決まった旨の告知を受けるも『ミミは出ない』と明言。(何のために習ってんだよ)
家族会議・・・・・・ようやく出演を承諾。
拒否していた割には楽しくしかも張り切って曲を選び、毎日飽きもせずせっせと練習。
いとこの『ピアノの発表会』を観に行き、本人更にやる気モード突入。
まずは拒否かぁ。明言ときた。そりゃあ親としちゃ「なんじゃ、それ」だ。
でも、しぶしぶ承諾ってんじゃなく、思いっきりその気になってるところが凄い。
親子連弾の話が出る。
当初はパパが出演予定だったが、大事なときに右手中指を骨折!
仕方なくママが出ることに・・・ちなみにパパはズブの素人。
ママは真剣に毎日練習してるのに、娘はソロばかり練習。ママ、イラちモード。
パパ、指骨折とはあらあら。
まぁ、折ったのが本番間近じゃなかったのが不幸中の幸いだわね。
そういやミミちゃんとの連弾、俺にやってくれなんて言ってのだ、このママ。ブハハ。
ミュージックベルのお誘い。(俺注:当日、大勢でハンドベルも演っていたのだ)
が、ベルの練習は日曜日。せっかくパパがお休みの日なのに との理由により不参加表明。
パパ微妙、ママキレる。
キレつつ説得。 言われてみればと本人納得!
アハハ!「パパ微妙、ママキレる」んで、俺ウケる。ウハハハハ!
ソロ、連弾共に順調な仕上がりを見せる。
そろそろ衣装の話に。
貸衣装屋にて一目惚れで衣装が決まる。ピンクのロングドレス。
レースが付いていてとても可愛い。
10月に入りリハーサルが行われ、初めて大勢の人の前で弾いた。
順調なスベリだし。
が、終わり間際に1音外し、、、脳内ホワイトアウト?先に進めない。
しばしの沈黙の後『あ~分からなくなっちゃった 』と頭を抱え込むミミ。
先生の声かけでなんとか最後まで弾けたが、終わった後のミミの指先は『雪女』のように冷たかった。
イイですね! ”『雪女』のように冷たかった”
この一言で多くが語られてる。
リハは引き続き連弾に。こちらも散々たるもの・・・(ミミはまあまあだったが、ママ最悪)
自信をなくしたミミは超~ネガティブモード。お辞儀の練習もしたら?の言葉に超~反抗的。
ママに怒られ+プレッシャーに押し潰されそうになり、
『生きていくのが辛い』
と訴えてくる。
パパと二人きりで2時間ほど話し合い、なんとか這い上がった。
その後は目に力も戻ってきて、何事もポジティブに捉えるようになった。
『生きていくのが辛い』って、そんな、、、アハハハ って、笑っちゃ失礼だわな。
そーとー辛いと感じたんだろうなぁ。
親としても気が気じゃないね、これ。
しかし、ママの叱咤とパパのサポート、素晴らしいコンビネーションプレイ。
そして復活。
う~ん・・・心温まります。
先生のところで最終チェック。なんとかうまくいき、三者共々安堵。
帰りに『衣装が来たらドレスを着て練習しようね』と張り切るも、、、
最低最悪のアクシデント発生!
選んだドレス、前に使った人が乱暴に扱い、裂けてしまったとのこと。
修復不可能。かつ一点物。
ミミに告げると想像以上にショックを受け号泣 (そんなオーバーな・・・)
う~っわ、てえへんだてえへんだ!
裂けるって、ドレス着て一体何したんだ?前の客。
てかどうすんだ?ドレスー!
ミミ、代替品を数点見繕いご自宅にお持ちしますとの店側の提案をキッパリ拒否!
『自分が選ぶ』との意気込みで、翌日行く事に・・・(トホホ)
行くと前回選んだ物とほとんど変わらない物があったので、即決。
本人もとても喜んでいた。(ホッ・・)
帰って来てから衣装を身に付け、本番同様にお辞儀から練習。
それはそれは楽しそうにやっていたが、所々細かいミスがある。こんなんで大丈夫か?
おぉ、好みのドレスが見つかって何より。
妥協して選んだドレスになっちゃったらテンション下がりまくりだしなぁ。
衣装を付けての練習、か~わい~なぁ~。
お辞儀の練習! ウチの娘も初めての発表会の時、やったなぁ。
いよいよ当日!
なんだかんだ色々あったが、ここまで来たら、腹をくくるしかない。(σ(・_・)meが…)
頑張れ!ミミ!
が、本人は本番直前まで本を読んでいた。選んだ本は『こどもの落語』
腹括ってるママ。その一方、本番直前まで『こどもの落語』を読んでいるミミちゃん。
この対比が・・・泣かせるぜ。ブハハ!
さて本番。
ミミ登場!階段でズッコケた(らしい)が、焦ることなく演奏に入る。
今までで一番の出来映え。ノーミスで終了。
パパはビデオを撮りながら、じいさんは鼻をかむ勢いで涙していた。
客席に戻ってきたミミ、
『ママ・発表会、やって良かった。また次も出るためにピアノ、頑張るよ』
言うまでもなく、ママ涙・・すぐさまパパに耳打ち。再度パパ涙。
そうそう。見た見た。舞台上がる階段とこで軽くズルっとね。ま、コケなくて何より。
てか本当に素晴らしい演奏だったし。
色々あっても、というか色々あったゆえに、ミミちゃんのコメントはグっと来ちゃう。
そりゃ泣けるよ、うん。ヤバいよなぁ。
鼻をかむ勢いで涙っての見ておきたかったな・・・
ベルはちっと間違えちゃったが、みんながいるから緊張はしなかった。だと・・
連弾は・・・特に問題なく、そつなく・・・
大勢で演るハンドベルは演奏会のおかず的に良かった。
連弾、ママはサラっと書いてるけど、本当に素晴らしかった。
しばらく頭の中『Over the Rainbow』のリフレインだったもの。
俺も親子連弾演ってみたくなっちった。
お友達や親戚の人たちがわざわざ来てくれて、プレゼントや花束まで持ってきてくれて、本人もσ(・_・)me達親も、とても有り難く、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
この経験でまた一つミミが成長出来たのではないかと思っています。
先生にも感謝です。
ミミの性格を理解してくれていて、ワガママな話しに真剣に付き合ってくれたり、時には厳しく・・・先生のお陰でミミは音楽が好きになりました。
あぁ~イイなぁ。気持ちが良い。とりあえず改めて拍手しちゃおう。
ミミちゃんとママに、パチパチパチパチ・・・
俺が言うのもなんだけど、ま、自分の娘の時のことを思うに、
そんなこんなで色々ありつつ子供は成長し、
そういうのを通して実は親も成長していくんだなぁ。
愛と感謝だねぇ・・・
一つのイベントにはかかわった人の数だけ物語があるんですよね!
返信削除思い出す・・・我が家のあれこれ!!!
タナバタァーさ~ん! コメントどもです~!
返信削除> 一つのイベントにはかかわった人の数だけ物語があるんですよね!
あ、イイですねぇ。
そうですね~。
物語ですね~。
綴られて行きまさね~。
> 思い出す・・・我が家のあれこれ!!!
大分ページ行ってるとですか。
これからも綴られて行きまさね。
イイ本にしたいですね。
お辞儀してピアノをひいて・・・
返信削除その何分間の裏に隠されたドラマに感動しました。そう、子供のころは お辞儀ひとつでも
初めての体験で練習するんだよねぇ・・・
そして、ミミちゃんワールド 私好きだなぁ~
タイケーさんちの娘ちゃん、息子くんとも
また違ったワールド展開だわ。
本番直前まで『子供の落語』というシブめの
本を読んじゃってるところ、かなーり好き!
ミミちゃん、浮いたり沈んだりしながら
どうなるかと読んでたけど
最後はピアノが好き
というオチでホッ!・・です^^
ミミちゃんとお母様に拍手ですねー
返信削除愛ですね
感謝ですね
ピアノの音が聞こえてきました♪
ぺぺチゃん
ララちゃん
ネネちゃん
大笑いっす
ピーちゃん
爆笑っす
ジョアンナ
ひ〜腹痛いよ、やめてくれー、んなわけねーしっ!
メガ噴火ビックバン級に笑っちゃいましたよ、っぶははー、失礼っ
ネコキックさ~ん! コメントどもです~!
返信削除> その何分間の裏に隠されたドラマに感動しました。
だよね。
いろいろあって、その日その時があるんだよねぇ。
> そして、ミミちゃんワールド 私好きだなぁ~
あ、ほんと?
イイよね。ウチら夫婦もミミちゃんファンなんす。
> 本番直前まで『子供の落語』というシブめの
> 本を読んじゃってるところ、かなーり好き!
だね。かなーりイイよね。
> 最後はピアノが好き
> というオチでホッ!・・です^^
まったくです。
ニコ~ですわ。
川上りゅうさけさ~ん! コメントどもですぅハハハハハハ!
返信削除自分の名前間違えないでくれろー、川上ぃ~!
テラ噴火ビックバン級に笑っちゃいましただよ、ブハハハ、あ、失礼っ
> ミミちゃんとお母様に拍手ですねー
でしょー。
あ、でも、出演はなくても、これ、パパにも拍手ですね。(って本文に書けば良かった!)
> 愛ですね
> 感謝ですね
ですねー。
> 大笑いっす
> 爆笑っす
> ひ〜腹痛いよ、やめてくれー、んなわけねーしっ!
アハハ。そりゃ良かった。
いや実はさ、トピック上げた後で思いついちゃったんだけど、
ボボちゃん ・・・ブラジルかよ!
てのも入れときゃ良かったわ。
度々失礼します
返信削除>川上りゅうさけさ~ん! コメントどもですぅハハハハハハ!
自分の名前間違えないでくれろー、川上ぃ~!
いや間違いじゃなくて
名前のジョーク(ペペ、ララ、ネネ、ピー、ジョアンナ)があまりにもおもしろかったので
僕も名前変えて
ウケ狙ったんだけれど
ダメだったみたいっすね、アハハ、オヤジみたいや(やーだペンペンっ)
伝わらなかったか~コンニャロメぇ。
川上りゅうさけさ~ん
返信削除これはこれはとんだ御無礼を致しました。
平にご容赦・・・
てか、余計笑えるんですけどー!
ひゃ~っひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ
間違えないでくれろーとか言われちゃってんの、川上!
てか言っちゃってんの、俺!
ギャハハハハハハ 腹痛ぇ~!
そりゃ”コンニャロめぇだよねぇ。
ウハハハハハ!
「りゅうさけ」って・・・マジで可笑しさ倍増だよ!
だって、どう見たって入力ミスじゃん!
あー駄目だ・・・腹筋攣りそうだぁー。
チョー可笑しいよぉ~!りゅうさけさ~ん!
りゅうさけさ~んて・・・
ヒィ~ッヒッヒッヒッヒッヒ・・・
前もって謝っときますm(__)m
返信削除本当に度重なりすいません・・・
でもって
あの
「かーかみ」と
今回の
「りゅうさけ」が
ドッキングして
「かーかみりゅさけ」となるのです
この場合「う」は外してください
発音は文字では表しづらいのですが
こんな感じです
「♪かぁーかぁみぃーりゅさぁーけぇー♪」
です
たまーに出現するかもです
今後とも宜しくお願いしまーす
失礼いたしました。
かーかみりゅさけさ~ん。
返信削除そしたら俺は タイヘー・バビッドンソ にしてみました。
最後のソとンがテレコになってるところが最重要ポイントです。
> こんな感じです
> 「♪かぁーかぁみぃーりゅさぁーけぇー♪」
> です
かなり難しいです。この発音。
よろしくお願いします。
お世話になってます!!!
返信削除我が家のショーモないエピソードを楽しい文章にしてくれてありがとうです(='m') ウププ
客観的に見ると。。。ミミは大丈夫なんでしょうか?一般的な3年生よりかなり劣っているのでは???(〃^∇^)o_彡☆ぎゃははははっ
まぁ、ウチの子だからねぇ~仕方ないか(='m') ウププ
近所のおばちゃんさ~ん! (やっぱしそのハンドル名なのね) コメントどもです~!
返信削除てか、こちらこそお世話になっております。
ネタ提供ありがとうございました。
全然しょーもなくないですよ。
ネタ自体が楽しく、しかも心温まるものでした。
> 客観的に見ると。。。ミミは大丈夫なんでしょうか?一般的な3年生よりかなり劣っているのでは???(〃^∇^)o_彡☆ぎゃははははっ
いやいやぜ~んぜんそんなことないよ。
儀礼上言ってる訳じゃなく、マジでほんとにぜんぜん。
劣ってるどころか、先行ってます。
独自の世界観持ってる小3なんて、そうザラには居ませんもの。(アハハ)
いや、ミミちゃんは大丈夫よ。
なんて言いながら、俺は断片的に、しかも娘やカミさんから聞いた話でしか彼女を知らないんだけどさ、それでも”大丈夫よ”って言い切れますわ。ま、なんやかんやでだけどね。
まぁ、あれですよ。
とりあえず”一般的な○歳”とかってほとんど意味を成さないっすよ。小学生くらいじゃ特に。
ママとパパの絶妙なるコンビネーションと深い愛があれば、な~んも心配ねっす。
最初、
返信削除ペペちゃんやララちゃんやジョアンナちゃんがみんな登場するのかと思ってしまった…これは超大作長文なんだと…(^^ゞ
でもミミちゃん可愛らしいですねぇ。
その気になっていくところがほんとに可愛い。これからも素直に生きて欲しいなぁ。
コジぃ~! コメントどもです~!
返信削除> ペペちゃんやララちゃんやジョアンナちゃんがみんな登場するのかと思ってしまった
アハハ!そりゃヤバいっすね。
どんな物語になっちゃうことやら・・・
> でもミミちゃん可愛らしいですねぇ。
> その気になっていくところがほんとに可愛い。これからも素直に生きて欲しいなぁ。
んだねー。
自分に素直にね。