そしてインパクト
先日の日曜日、娘のお友達のピアノ発表会に行った。
ん?・・・前にもそんなトピック書いたような・・・ だが、前回とは別のお友達のだ。
「子供絡みのお付き合いってのも大変ねぇ」と思う方も居るかもしれないが、さにあらず。
発表会って結構楽しめるのだ。
会場のロビーで開場待ち中、出てきたお友達一家と談笑。
娘のお友達は可愛らしい~ドレスでナイスに着飾っていた。
ママ曰く、「今日を迎えるまでに色んなドラマがあったのよぉ」
そして俺に、「ブログに書く?」
アハハ。他所の家のことをブログネタにできるなんて、素敵じゃないか。
ってことで、箇条書きでネタを列挙して送ってくれるように頼んでおいた。
届いたらトピックにまとめてアップするのだ。
本当に送ってくれるかな?・・・
で、発表会。
なんだか大所帯のピアノ教室で、小学校低学年から大学生までいる。
ま、大半は小学生。
小学生の演奏なんか自分の子か知り合い以外は興味ねーし、聴くに値しない と思う人も多いだろう。
いやいやいや、んなことないんだ。
演奏には心が出るからね。
小学校低学年くらいだと、純粋さや無垢さが出る。
リズムが覚束ない子も居るし、まだまだ拙い子も居る。
と思えば、びっくりするくらい上手な子も居たりする。
とりあえず上手い下手なんか問題じゃないのだ。
そこに現れる純粋さや無垢さに触れて、こちらの心が洗われる。
いや~、洗われたなぁ。
ま、洗われたってことは普段汚れてるってことか。アハハ。
でも、そういうものに触れた時に ”ちゃんと洗われる”程度の自分をキープしたいと改めて思ったのだわ。このヨゴレのおっさんは。
で、娘のお友達の演奏。
これがまた上手だった。
娘のお友達だからって贔屓目に見たり、お世辞で言ってる訳じゃなく、本当に上手。
一皮剥けて、”表現”としての演奏ができるようになったら、聴く人をして心から感動させることができるピアニストになるだろう。
うん。沢山恋をすることだな。(アハハハ)
連弾も良かった。
彼女はママと連弾。
ママのアルペジオによる大きな愛のうねりに包み込まれつつ奏でられる無垢なメロディ。(ちなみに「Over the Rainbow」だった)
マジで感動。
小学生も高学年になると”欲”のようなものが見えてくる。
それなりに一生懸命で面白い。
中学生になると、微妙な年頃ゆえ演奏にも微妙さが表れて面白い。(ミスも目立つ)
一転して高校生は妙に落ち着いている。
大学生は一人だったが、すんごいショパンをぶちかましていた。何者なんだ?あんた。
この日、俺に一番インパクトを与えたのは、花束を買うために立ち寄った花屋のジジイ。
老夫婦とその息子と思しき三人で店をやっていた。
このジジイ、花の扱いや花束作るセンスは素晴らしい。
だがこのジジイ、完全に、完璧に、おネエ言葉なのだ。
「あら、そうなの~。今日は天気が良くて良かったわねェ~」
っえぇえええ~!?
奥様と思しき老女のうつむき加減が、何かを物語っていそうな気がした。
どもですお邪魔いたしまーす
返信削除いいお話ですねー
演奏には上手い下手以外の何かは確かに
というか、おおありですよね
というか、まさに「そこ」を発表する場であるのでしょうね・・・
我々大人が
忘れてしまっているもの
忘れかけているものを
呼び起こしてくれるのですね
テクニックやミスの問題じゃなく
子供たちの純粋さに感動するのですね・・・愛ですね
んー恥ずかしながら僕も楽器を演奏する人間なのですが
今回のタイケさんのブログ読ませていただいて
大切な「何か」をもう一度見つめ直すと同時に
反省いたしました。
川上ぃ~! コメント毎度どもです~!
返信削除> 演奏には上手い下手以外の何かは確かに
> というか、おおありですよね
ですね。ほんとに。
> というか、まさに「そこ」を発表する場であるのでしょうね・・・
うん。もしかしたら教室側はもっと実務的に捉えてるかもしれないけど、「そこ」なんすよね、肝心なのは。
てか「そこ」に気付かない(感じられない)と、見る方は楽しめないっすね。
> 我々大人が
> 忘れてしまっているもの
> 忘れかけているものを
> 呼び起こしてくれるのですね
うん。そうそう。まさにそれだと思いますだ。
> テクニックやミスの問題じゃなく
> 子供たちの純粋さに感動するのですね・・・愛ですね
愛ですねー。
> 反省いたしました。
んな、、、お恥ずかしゅう御座りまする~。
なんか懐かしい気持ちになりました。
返信削除ピアノの発表会の思い出が
よみがえりました。
小技、きかせてみせてやろうとは
思わなかったもんな、あの頃は・・・
ただ一生懸命に弾く。それが返って聴いてくれてる人の胸を打つのね。
純粋なもののパワーってやっぱりすごい!
ネコキックさ~ん! コメントどもです~!
返信削除> なんか懐かしい気持ちになりました。
> ピアノの発表会の思い出が
> よみがえりました。
おぉ、それはそれは。
> 小技、きかせてみせてやろうとは
> 思わなかったもんな、あの頃は・・・
> ただ一生懸命に弾く。それが返って聴いてくれてる人の胸を打つのね。
そうですねー。
でも長じるにつれて「小技、きかせてみせてやろう」ってプロセスも必要なんでしょうね。
で、悩んだり壁にぶつかったり、そういうのを経た上で純粋に心を表現できるようになると強いんでしょうね。
言うは易しで、これがなかなか・・・
でも”天才”はまた別なんだろうなぁ。
> 純粋なもののパワーってやっぱりすごい!
ですねー。何にせよやっぱそれは凄いですね。
うちの下の子も先々週ピアノの発表会でした。家で全然練習しなくて DS ばっかりやっているくせに、本番は一度も間違えずにさらりと弾いてしまいました(@_@;)聞くと発表会とかは全然あがらないんだとか…こいつ只者ではないなと、演奏よりもその度胸に関心してしまいした。これもまたひとつの親バカというのでしょうか?
返信削除確かに他の演奏者のも聞いていると楽しいですよね。小学生なのにとても気持ちのこもった弾き方をする子もいれば、何度も間違えながら譜面を見直し見直し半泣きで最後まで弾く子もいて色々だなぁって思います。
それにもう一つの楽しみ方として、小学生でも、いますね、可愛い子。一人ビックリするくらい可愛らしい子が弾いていましたよぉ~(@_@;) ってお父さんは一体何をしにピアノの発表会に行っているのだろう?
コジぃ~! コメントどもです~!
返信削除> 本番は一度も間違えずにさらりと弾いてしまいました(@_@;)
> こいつ只者ではないなと
そりゃ只者じゃありませんねぇ。肝が据わってますね。
自信に裏打ちされた落ち着きなんでしょうね。
俺の経験から言うと、あがり度は完成度に反比例します。
> 確かに他の演奏者のも聞いていると楽しいですよね。
ですよね。
> 小学生なのにとても気持ちのこもった弾き方をする子もいれば、何度も間違えながら譜面を見直し見直し半泣きで最後まで弾く子もいて色々だなぁって思います。
色々ですねー。
小学生くらいだと何度トチっても投げないひたむきさがまた良いっすね。
> ってお父さんは一体何をしにピアノの発表会に行っているのだろう?
(ひそひそ声で→)オヤジ全開じゃないっすか ヤバいっすよ・・・