非喫煙者歴5日目レポート

マ・ジ・で・勘弁だ

非喫煙者になって5日。
3日目以降、いくつか普段と異なる症状が現れている。

• なんとなくボ～っとした感じ
• 妙な眠気とタメ息
• 反応が微妙に遅い
  その影響で、通勤時のバイクの速度が遅くなった
• 夜、寝ていて目覚めること数回
• FUJIWARA 原西の、小学生レベルの替え歌がツボにハマってしまった
  ♪わたしの～お尻の前で　お米 炊かないでください♪
• FUJIWARA 原西が、サザエさんの挿入曲に無理やり歌詞を付けて歌うのがツボにハマり、笑い過ぎて窒息しかけた
  ♪行かないで　抱きしめて　I can't say Good-bye♪
• 2日続けて電車が遅れた
• 電車で前の席が空き、座ろうとした刹那、サイドタックル食らって席を奪われた
  悪魔の手先をも黙らせるくらい人相の悪いオバチャンだった
  子供が描いた「死ぬほど怖いオバチャン」の絵がそのまま歩いてるが如しだった

これらはニコチン離脱症状なんじゃないか？
ってことで、ちと調べてみた。


脳内の神経伝達物質の一つにアセチルコリンというのがある。
これが不足すると、自律神経系がヤバいことになる。

ニコチンはこのアセチルコリンに構造が似ているため、摂取するとアセチルコリンのように働くんだそうだ。

喫煙によりニコチン（＝偽アセチルコリン）が大量に摂取されることで、シナプスは刺激され、喫煙初期はドーパミンも分泌されて軽い恍惚感も伴う。
喫煙が習慣化され、定期的にニコチンを摂取するようになると、脳はアセチルコリンが十分足りてるから出さなくてイイや状態になる。
→ アセチルコリンの生成／分泌能力が著しく低下してしまう。

喫煙者がタバコを吸わないでいると、血中ニコチン濃度がどんどん下がってくる。（半減期は30分）
脳は自力でアセチルコリンを生成／分泌する力が落ちている。
あらら！大変だ。 アセチルコリンが足りないため、不安・イライラ・などの軽い自律神経系症状・・・
そこでタバコを吸う。
「ふぅ～・・・」 ← この、イライラ感からのふぅ～・・・がクセ者で、脳の扁桃体はタバコ＝快楽として記憶する。
これにより、ほんのちょっとした心理的抑圧もすべて喫煙で解決しようとするようになる。
アセチルコリンの生成・分泌能力はどんどん落ちて行く。
禁煙なんか出来る訳ないじゃん状態。ニコチン依存症の出来上がり。


この状態でタバコをやめると、脳内はアセチルコリン不足状態に陥り、これがしばらく続くことになる。
ニコチンおよびニコチン代謝物質がすべて身体から抜けるのに３～４日ってとこ。
最初のピークが来るのも３～４日あたりって話だ。
で、抜けた後、アセチルコリンがきちんと生成・分泌されるまでに脳が復活するまで、一週間から一ヶ月ほども掛かるのだそうだ。
ヒェ～！ その間、自律神経失調症状態で、喫煙時の快楽を切望し、それと戦い・・・ってのを続けるってか。

そりゃヤバい。
チェインスモーカーが自力で禁煙するってのはそーとー辛いことになる。
本気でタバコやめたいと思うなら、ニコチンパッチ使った方が良いね。
今や保険適用でしょ。


で、このカラクリに照らしてみると、、、俺に出てる症状はまさしくニコチン離脱症状だ。
そっかそっか。
でもイライラとか喫煙への切望とかはない。
なんでだろ？・・・
喫煙者の時も、「車では吸わない」とか「会議中は吸わない」とか、そんな風にしてたのが良かったのかな？

この、脳内で起きているニコチン依存を”身体的依存”と言うらしい。
食後の一服や、「○○の時の一服」など、習慣化されていて、これをせずには居られないてのが ”心理的依存”と言うらしい。

習慣化されていたことは本当に条件反射的に欲求が襲ってくる。
が、こちらは ”落とす ”ことができる。
どうも俺は、自分を騙したりその気にさせたりってのが上手いようだ。

が、アセチルコリン不足状態から精神的に不安定になると、もしかしたらそれも危ういのかもしれない。
これからが勝負なのかも。（楽しみ～）

何にせよ、気分的にはＭＡＸじゃないなぁ。
打破するためにタバコを吸いたいとは思わないが、早く晴れて欲しい。
それと、人相の悪いオバチャンのサイドタックルは勘弁だ。マジで勘弁だ。
マ・ジ・で・勘弁だ。