イ・ムジチ『四季』コンプリート！ そしてサトリアーニの夏

やったー！

ついにイ・ムジチ合奏団の『四季』コンプリートだぜ！

正確にはイ・ムジチの歴代コンマス8人のうち、『四季』を録音したコンマス5人それぞれの版のCDを手に入れたのだ。
（コンマス＝コンサートマスター＝リーダー）


元々ウチにあったイ・ムジチの『四季』のCDは4代目コンマス版。
20代の頃にカミさんが購入したものだ。
「おー！イ・ムジチじゃん！」と反応した俺だったが、当時は俺もカミさんもコンマスが誰かってところまでは全く興味も関心も持ってなかった。



で、以前このブログにも書いた通り、色々あって、イ・ムジチの他のコンマス版『四季』4枚も入手しようと思い立ち、恐怖のAmazonで発注したのが去年の10月下旬。

数日後に届いたCDの中には、一番欲しかった初代コンマスのフェリックス・アーヨの版が入ってなかった。
Amazonによれば、入荷し次第発送するとのこと。

1959年に録音されたアーヨ版は名盤と言われていて、ミリオンセラーを記録している程のものなのだ。（クラシックでミリオンて！！！）


結局その後、Amazonから、入荷の目処が立たない ～ 入荷困難と段階を経てメールが届き、注文自体がキャンセルされてしまった。

オー！ノー！

中古品は何枚も出ていたが、取引価格は1万5千円ほど。定価の7.5倍だ。
そりゃ高過ぎだよ～

あぁ、アーヨ版『四季』、魔窟Amazonでさえ新品は入荷困難なのは廃盤ってことなのか？
どうしても欲しい～。 けど定価じゃなきゃイヤじゃー！ けど欲しいー！

「じゃぁ持って行きなよ」

と、俺の目の前にそのCDを掲げて見せたのは、このブログのコメント欄でお馴染み川上氏だった。
前々回のトピックで書いた、川上邸訪問の際の話だ。

「えー？マジっすか！？ じゃ、定価で売ってちょーだい！」
「いいよいいよ、持って行きなよ」
「タダって訳にゃいかんでしょ。定価で」
あーだこーだ。すったもんだー。やいのかいの～。
で、なんとか定価での買い取りで納得して貰い、めでたくゲット。

ィヤッホーーーィ！　コンプリートだぜー！
川上ぃ～、スペシャルマグナム特盛りつゆだくサンクスだぜラッケンロー！

ワクワクしながら聴いてみた。
おー、そう来るのかー！
全体を通しての印象を簡単に言えば、余裕に優雅で甘く力強い透明感。（←意味解らん）

他の版を全部聴いた後で、最後にこの版を聴いてるってのが感慨深い。
これこそがイ・ムジチ初期メンバー、初代コンマスによる、『イ・ムジチの四季』なんだ。
う～ん。素晴らしい。
しかもこれ、メンバーは全員20代中盤から後半くらい。 う～む、凄い。

この版（盤）が存在するせいで、イ・ムジチの他のコンマスによる『四季』はどこかしら「気負い」みたいなものを感じてしまうのかも。
なんてことも聴き比べて初めて意識したりってのが面白い。

なにしろ、入手できて本当に良かった。 マジで感謝だぜ川上ぃ～！


と、まぁ、さして興味のない方々にはスーパーかったりぃ話を聞かせちまったかな。
ま、ここまで読んでくれたのなら、あともう少しお付き合い願い奉りチェケラベイビィ！


ヴィヴァルディの『四季』。
あまりにも有名な『春』の第一楽章。これは文句なしに素晴らしい。
でも、その他の季節/楽章だって素晴らしいんだぜ。
いや、ぶっちゃけ、かったりぃ楽章もあるけどもねぇ。

『秋』もまさに秋っぽくてイイし。特に第一/第三楽章。

『夏』もイイのよ。第二楽章と第三楽章。
特に第三楽章がね、激しくてイイ～んです。夏の嵐ね。

これをギターの達人ジョー・サトリアーニがエレキギターで弾いてるのをYoutubeで見つけたんで紹介しようかと。
Joe Satriani 四季 - 夏 第三楽章 Presto (2分58秒)



スゲーなぁ～。流石、ジョー・サトリアーニ。


参考までに原曲もと思い、手頃なやつを探してみたところ、イ・ムジチの演奏を発見！

5代目コンマス，フェデリコ・アゴスティー二版。
四季 - 夏 第三楽章 Presto (2分36秒)

画質は良くないけど演奏はイイ。
アゴスティー二版、「俺はやるぜ」的で俺は好きさ。

で、これ書いてたらテレビから『四季』の『冬』が聞こえてきた。 タイムリーだな、おい。
ん？スマスマじゃん。　ぅおっ！ゴルバチョフ出てきた！ スゲー！　やっぱゴルビー、いいやつだな。

そう、『冬』もイイな。
第一楽章のさっぶい感じもイイし、第二楽章の暖炉で暖かい感じのメロディーも堪らん。

って、このトピック、どうやって〆ればイイのかわかんなくなっちった。
では、ごきげんよう。