親ばか
先週の土曜日、夕食前の微妙な時間、娘が、東の空の低い位置に浮かぶ、大きな満月を発見。
赤っ!デカっ!丸っ!綺麗~っ!
子供たちはそれぞれ自分のデジカメでお月様の写真を撮り始めた。
それじゃ俺も一緒にデジタル一眼で撮ってみよう。
「とーちゃん!月ってどうやって撮るの?」
娘が叫ぶ。 上手く撮れないようだ。
そう、月って撮るの簡単じゃないんだよな。
オートモードだと、カメラは空の暗さに反応して光を沢山取り込もうとするが、月(特に満月)は意外と明るいもんだから、月の部分が白飛びしちゃう。
俺は俺でマニュアルモードにしたカメラのセッティングに忙しく、カメラのファインダーを覗きながら娘の質問を適当~にあしらう。
「いろいろモードあるだろ~? 試してみ~」
お隣さん家が眩く光った!
「おい!フラッシュ焚いてどうする!」
俺はカメラのセッティングをあれこれ按配しながら何枚か撮ってみた。
まぁ、こんなもんかな。 と思えるショットが何枚か撮れた。
と、ここにきてようやく思いつく。
コンパクトデジカメでいろいろモード試してもリアルな月の姿は撮れないじゃん。
やるならノーマルモード(オート)で露出補正をマイナス側に調整だ。
この方法は以前、娘と公園で夕刻の景色の撮影をした時に教えたことがある。
「露出補正を試してみろや」と声を掛けようとしたその時、娘の歓声。
「とーちゃん!上手く撮れたよーーー!」
どれどれ? 娘のデジカメの液晶で撮った写真を見てみる。
「おー!すげーなお前。 上手に撮れたじゃん! どうやって撮った?」
すると娘、デジカメを操作して液晶に何かのセッティングを表示させた。
「これで撮った」
それはまさしく、露出補正マイナス側のセッティングだった。
お~、やるなぁ~。
そんな按配で、娘がコンパクトデジカメで撮った、満月の写真がこれだ。
いや~、凄い。素晴らしい! 天晴れだ! (親ばか)
チェケラベイビィ! おまえ、良くやったぞ!(←ランディー・ジャクソン風)
(ランディー・ジャクソン=アメリカン・アイドル審査員)
そして、俺がデジタル一眼でマニュアルモードでセッティングを調整して撮った満月の写真がこれだ。(手持ち撮影)
こういう写真だとコンパクトデジカメとの差が出るね。
ん? 何? 大して違わねぇ? むしろ娘の写真の方が味があってイイって?
それを言っちゃぁおしめーよぉ~。
娘は自分で撮った会心のショットを自分のブログにアップしていた。
息子もわっさわさ満月写真を撮りまくり、彼なりに納得行くショットが撮れてご満悦。
まぁ、息子は写真はまだまだだな。
写真はまだまだだけども、彼にも俺を唸らせる能力があるのさ。
翌日、
息子が叫びながら階段を降りて来た。 「できたぁ~!」
その時、息子が抱えて持ってきたのが、これだ。
これ、レゴの ”T・レックスセット” じゃなく、息子が自力で組み上げたもの。
おぉ~!スゲー! ティラノサウルス・レックスじゃんか!!!
「お前、凄いな、それ。えぇ。凄いなぁ。 あのな、お前、それ、凄いな」
(親ばか)
またしばらくしたら、恐竜がもう一頭増えた。
ナントカカントカサウルスだそうだ。(名前忘れた)
流石に右も左も分からないうちからレゴ教室に通ってきただけのことはあるな。
小学2年の頃の俺には、ダイヤブロックでこんなに凄いものなど到底作れなかったぜ。
チェケラチェケラベイビィ!お前、凄いぞ!(← ランディー・ジャクソン風)
なんやかんや言っても、子供らが学校の勉強ができたり、良い成績を取ったりした時は、そりゃやっぱりホッとするし喜ばしく思う。
けど、こういう、写真でもブロックでも、あるいは音楽、その他何でも、自分で考えて、うまく出来て「やったー!」ってのは、学校の勉強ができることの数倍、数十倍、いや数百倍も喜ばしく嬉しく思うな。
いや、ま、数倍、数十倍、数百倍ってのはここだけの話として。ハハ!
どもしす♪
返信削除>それはまさしく、露出補正マイナス側のセッティングだった。
凄いっすね娘さん!
今からそこまで理解して、こんな綺麗な月面写真撮れるなら
将来は確実にとーちゃんを超えますね
つか
ある意味越えてると思うよもう
おっそろしいなこの歳で・・・
息子さんのレゴ
参ったにゃ又こりゃ
二年生の作品とは思えないよ
何か写真から感じるのは「生命」です
俺達大人にはわからない(忘れてる)、計りしれない「感覚・感性」で確実な感覚で恐竜を思い描きながら
組み立てたんだろうね
そうじゃなきゃこんな生命感が感じないもん
いやホントすげーよ
さすがタイケの分身だ
決して親ばかじゃないぞよ。
>学校の勉強ができることの数倍、数十倍、いや数百倍も喜ばしく嬉しく思うな。
本当に嬉しいですね
そして今回遺伝って凄いと感じました。
川上ぃ~! コメントどーもありがとー!
返信削除> 将来は確実にとーちゃんを超えますね
アハハ!こりゃどうも!
そうだー!俺を乗り越えて行くのだー!
> ある意味越えてると思うよもう
まぁ超えるとか超えないとかはともかく、それぞれの人格やパーソナリティーを尊重して行こうぜってことだわね。
> おっそろしいなこの歳で・・・
恐ろしくねーって。ダハハ!
> 息子さんのレゴ
> 参ったにゃ又こりゃ
> 二年生の作品とは思えないよ
こりゃどうもっす~。
> 何か写真から感じるのは「生命」です
ワォ!
> 俺達大人にはわからない(忘れてる)、計りしれない「感覚・感性」で確実な感覚で恐竜を思い描きながら
> 組み立てたんだろうね
子供特有のノリって意味では確かに。
> そうじゃなきゃこんな生命感が感じないもん
> いやホントすげーよ
あいや、恐縮っす。
> 本当に嬉しいですね
ま、なんつーか、俺が言うのも何だけど、学校の勉強を否定してる訳じゃなくて、そりゃ「何かを考えてやってみる」ってののベースにもなる訳でね、学校の勉強も。
でもなんか、それがすべて的に必死こいてるより、別の分野で、考えて、工夫して、失敗を重ねて、上手く出来て「やったー!」ってのを経験してることが、嬉しく喜ばしいだす。
> そして今回遺伝って凄いと感じました。
ダーッハッハッハッハッハ! ちとマジで笑いました。