家康? 頼朝?
先週末、真夜中ちょっと前に仕事から帰宅したところ、リビングのソファーでカミさんが寝ていた。
「な゛ー!寝ちゃった寝ちゃった。寝ちゃったよー」
慌てて起きるカミさん。
「風呂の電気点けっ放しだぞ」 「え? それ、もしかして・・・」
風呂のドアを開けてみた。
息子が湯船の中に座ったまま、通勤電車のおっさんのように寝ていた。
「おい!コラ!」
「んん?」
こんな時、反射的に ”いや、俺、全然寝てねーし” な感じを醸し出そうとするのは生存本能の為せる技だろうか?
「風呂ん中で寝てんじゃねー。早く出ろ!」
「んん~?」
「”んん~?”じゃねー! 何時間浸かってんだ、オメー!」
「んん~?」
湯船に手を入れてみた。「ぬるぅっ! ほら、早く出ろよ!」
「んん~・・・」
ようやく出てきた息子は2時間以上湯に浸かってふやけまくり、手の皮膚は表面積が牛3頭分にはなろうかと思われるほどシワシワだった。
そんな自分の掌を見つめつつ「んん~?」
「早く寝ろや!」
いや~、おもろい。
さてさて、(例のごとく話はガラガラっと変わるのだが)
実は今回、クイーンのギタリストであるブライアン・メイが書いた(共著だけど)『BANG!』って本について書こうと思い、まずは俺とクイーンとの馴れ初め(小5の時さ)は、なんて書いてたら調子ぶっこいちゃって、メインテーマ書く前の、余計な前置きだけでブログトピック10本書けるぞってくらい長くなっちまったんでバァ~ッサリカーット!
てな訳で、『BANG! 宇宙の起源と進化の不思議』の話。
どうよ?このタイトル。 面白そうでしょー?
そう、BANG てのは「バング」じゃなくて「バン」ね。 宇宙の起源、つまりビッグバンね。
その後の「進化の不思議」の部分もウルトラそそられる。
ブライアン・メイはデビュー当時、天体物理学の博士課程在籍中の学生さんだったのだ。
知ってたかい? 俺は知ってたぜ。
ところがバンドが思いのほか(?)売れちゃって、学位を取り損なっていたんだが、数年前から研究を再開し、めでたく学位を取得したんだそうだ。 凄いねー。
俺もクイーンは好きだが、カミさんは俺のクイーン好き度の10の64乗(1の後ろに0が64個続く数値)倍くらいクイーンが好きで、LPもほとんど持っていながら、CDもコンプリートしてるけど、レーザーディスクで持ってるコンテンツのDVDへの買い替えは途中で放棄したほどのファンだ。
この本は2007年に出ているんだが、カミさんもちょいちょい買い物をしている魔窟Amazonから、カミさんに魔の手が伸びた(この本の紹介メールが来た)のが去年のことだった。
内容的には俺系の本なので俺が買おうとしたのだが、10の64乗倍好き好きパワーは伊達じゃない。
カミさん、10のマイナス23乗(0. の後に0が22個並んで1)秒の早業でAmazonで発注!
それがこれだ。
表紙がホログラムになっていて、角度を変えると何段階かで火の玉がデカくなっていく。
ちょこちょこっと暇を作っちゃ読んだりしてるんだが、まだほとんど進んでない。
けど、内容は素晴らしい。
写真やイラストがふんだんに使われているのがナイス。
専門的なこともなるべく解りやすく別項で解説してるし、ややこしい数式なんかは出てこない。(いや、最後までは読んでないけどね。ノリとして)
3人の著者による共著なのだが、どこを誰が書いてるのはは判らない。
実際、ブライアン・メイはどこの部分をどんだけ書いてるんだろうか?
ちなみに、この日本語版は、翻訳の他に国立天文台の渡部さんて人が監修で関わっている。
この渡部さんの趣味なのか、本文の中に、徳川家康や源頼朝が出てくる。
仮定の話として、今、地球から400光年とか800光年とか離れた星から超高性能な望遠鏡で地球を見ることができたら、徳川家康や源頼朝が見えるってな具合。
見えるかボケェー! 見えても探せるかぁボボボボボボケェー!
じゃなくて、
イギリス人が家康や頼朝なんて書く訳ねーし。
小説と違って、科学書になると、こういった「監修」が入る訳か。 おもろいのぉ~。
通勤電車で読んだり、一時に集中して読んだりじゃなく、時間見つけてはちょびちょびと読んで行くには最適な本。
でまた、そういった読み方ってのもなかなかオツなもんだと思える本だ。
まぁ、
この際ぶっちゃけると、、、
ブライアン・メイ、どうでもよくなくね? って感じかも。 この本。フハハ。
だって、誰がどこ書いてんのか判んねーんだもん。
本文中にブライアン・メイの写真は一枚しかないし。
家康とか頼朝とか言ってるし。
いや、イイ本だけどね。俺的には。面白いし。
けど、ブライアン・メイ、どうでもよくなくね?
ブライアン・メイが共著じゃなかったらカミさんはもちろん、俺も買ってないよな。
ん?!! やられた!って話か?
あー、やられてるわ。完全に。
悪の枢軸Amazonめー!
ま、いっか。ブライアン・メイだし。
それにしてもライブエイドでのクイーンのステージは良かったよな。
ミュージカル『We Will Rock You』もスゲー良かったぜ。
ハ~~~ッハッハッハッハ! × 10の26乗
タイケーさん こんにちは
返信削除息子さん。
お風呂で寝たらアブネーッスよ!www
>メイさん
む〜
メイさんにそんな分野があるなんて、もちろん知りませんでした。
この本をブライアンメイを知らずに
フツーに興味があって購入した人は
「ブライアンメイって・・・?」
う〜、
レッドスペシャル弾いてみたいな〜。
あっか~ん! こんにちは。 コメントどーもありがとー!
返信削除> 息子さん。
> お風呂で寝たらアブネーッスよ!www
アハハ、あぶねーっすね。ご心配痛み入りまする。
まぁ若いうちならあぶねー時は流石に起きるでしょ。
> >メイさん
> む〜
む~て。
> この本をブライアンメイを知らずに
> フツーに興味があって購入した人は
> 「ブライアンメイって・・・?」
あー、そりゃそうだよね。「誰じゃいこのもじゃもじゃ!知らんがな!」だよね。
> う〜、
> レッドスペシャル弾いてみたいな〜。
レプリカじゃなくて本物ね。
弾いてみたいねー。
ちなみに、ミュージカル『We Will Rock You』のバンドのギターはやっぱりレッドスペシャルだったよ。もちろんレプリカだけど。
てか、ギター二人居るんだけど、両方ともレッドスペシャル。
そりゃそうだよねー と思いつつも、やっぱ笑った。
どもしす♪
返信削除いや本当にお風呂で寝たらあぶねーっすよ
つか
すごい男の子なんですねー
器がでかいっすね
将来大者間違いなしだ。
いやこ『BANG!』って本興味津々です
>仮定の話として、今、地球から400百光年とか800光年とか離れた星から超高性能な望遠鏡で地球を見ることができたら、徳川家康や源頼朝が見えるってな具合。
これは実際に理論上では正しいのでしょうか?
今ここから400光年先の星を見ている場合
400年前の状態を観察しているんでさよね?
つーことはリアルタイムで今の400光年先の星の状態を観察する事は不可能なんですよね?
太陽でさえ何秒か前の状態を見てるんですよね
つーことは
実際には一キロメートル先100メートル先の物体・事柄も
本当の本当には「リアルタイム」で見えているのではないのでしょうか?
よく音が遅れて聞こえてきますが
あらゆる物体も遅れて見えているということですかね?
瞬間・リアルって自分の中だけなんでしょか?
他者との実際のリアルタイムでの時間の共有ってありえないってことでしょか?
あー時間と空間・・・存在、意識・・・わがんねーっす 笑
川上ぃ~! コメントどーもありがとー!
返信削除> いや本当にお風呂で寝たらあぶねーっすよ
んだんだ。あぶねーあぶねー。
でも親が四六時中見張ってる訳にもいかんしね。
危ない目ぇ見た方がイイ経験になってイイっしょ。ハハ。
> 将来大者間違いなしだ。
アハハハ!だとイイけどねー。
> いやこ『BANG!』って本興味津々です
だべ。
> これは実際に理論上では正しいのでしょうか?
うん。疑いの余地なく。
> つーことはリアルタイムで今の400光年先の星の状態を観察する事は不可能なんですよね?
その通り。
> 太陽でさえ何秒か前の状態を見てるんですよね
何秒ちゃうよ。何分だよ。 てか、約8分だよ。
> 実際には一キロメートル先100メートル先の物体・事柄も
> 本当の本当には「リアルタイム」で見えているのではないのでしょうか?
当然、厳密にはその通りです。
> あらゆる物体も遅れて見えているということですかね?
まったくもってその通り。
しょうがねえ、計算してやっからな。いいか?
自分を中心とした半径100メートルの円周上を時速100km/hで走るバイクを見てるとしましょう。
光の速度は秒速299,792,458メートルだから、
光が100メートル進む時間は、
100 ÷ 299,792,458 = 0.000000333564095198152秒
ま、およそ、0.000000334秒としましょう。
100メートル先になると、0.000000334秒前の状態を見てることになりますな。
1千万分の3.34秒です。
さて、
時速100km/hは秒速に換算すると27.777777・・・ ≒ 27.78m/s
27.78メートル × 0.000000334秒 = 0.00000927852 メートル
0.00000927852m = 0.000927852cm = 0.00927852mm
つまり、実際は見た目よりも 0.00927852mm(千分の9.27852ミリメートル)前に居ることになりますな。
うん。なんだか物凄くアホらしくなってこねえか?
100m先を100km/hで移動してるもんは見た目よりも実際は0.00927852mm先に行ってるってよ。アハハハ!
てか、そもそも脳内でシナプス間を信号が行き交う速度って音速くらいの速さだぜ。
電気信号ったってシナプス間隙は化学物質が媒介するから、脳内信号は光速じゃないんだぜ。
つまり、光が目から入ってきてから脳で映像として知覚・認知するまでの時間の方がよっぽど掛かってる。
そういう意味じゃ、すぐそばに居る人の見た目や声も厳密にリアルタイムとは言えなくなっちゃう。
でもそんなこと言うのはあまりにナンセンスでしょ。つまり・・・↓
> 瞬間・リアルって自分の中だけなんでしょか?
> 他者との実際のリアルタイムでの時間の共有ってありえないってことでしょか?
物事を点で捉えすぎなんだよね~。
上の計算、よく見てみ? あんなもんに意味なんかねーべ?
物理的に厳密な意味での「実際」とか「リアルタイム」と、概念や感覚としての「時間の共有」を並べて論じることがナンセンスだべ。
> あー時間と空間・・・存在、意識・・・わがんねーっす 笑
つまり、川上の言ってるのは、サイエンスじゃなくてやっぱフィロソフィーだよね。哲学。
わがんねーから考えるんでしょ?それが哲学だ。それでイイじゃん。
ソクラテスは「俺って、自分が物を知らないってことを知ってる分だけ、みんなよりちょっとイケてるかもな」って言ってたんだぜってプラトンが自分の著書に書いたんだぜって話を高校時代の先生から聞いたことがあるぜ。