2010年3月1日月曜日

『WALL・E/ウォーリー』観たぜ。  ついでに「不気味の谷」のお話

映画はイイね~

WALL・E 『WALL・E/ウォーリー』、やっと観たぜぃ。

PIXERのフルCGアニメ映画ね。 2008年の作品。

PIXERの作品は『WALL・E/ウォーリー』の一つ前の『カーズ』までは全部DVD持ってて観てるんだが、今後はBlu-rayかな~と思って買い控えちゃってたのだ。

つまり、そう、Blu-rayで買っちまったのだ。
画質、生半可じゃなく綺麗。
流石にMAX行くと、地デジやスカパーのハイビジョン放送よりも画質のクオリティーは高いな。

『カールじいさんの空飛ぶ家』も観たいんだが、あれって3D作品なんだよな。
今年は『トイ・ストーリー3』が3D作品として公開されるらしい。
来年は『カーズ2』ってか。
参っちゃったねー、あーこりゃこりゃ。


で、『WALL・E/ウォーリー』の話。

PIXERの作品って、作品ごとにCGのクオリティーが上がって、毎回びっくらこいちゃうんだけど、
やっぱりまた上がってたよ。 本当に凄いな。

人間が出てくる前までのシーンは、CGじゃなくて高度な特撮でしょ?ってくらいのクオリティ。
(人間はデフォルメされてるので、そこで初めてアニメらしくなる)

描写も細かいところまでこだわってて、笑うくらい感心する。

でも、大事なのは中身だわね。映画は。

中身も良かったさぁ。
そうねぇ、
環境問題、ふれあい、愛、勇気、自立、、、って感じかな。
(もっと書きたいけどネタバレになっちゃうんで)

唸るほど深い訳じゃないけど、実にイイ~感じ。
『2001年宇宙の旅』や『エイリアン』へのオマージュも含まれててちょっと笑う。
あ、パクりとかパロディーじゃなく、あくまでもオマージュね。

ちなみに言うと、作品中のコンピューターの声、英語版ではシガニー・ウィーバーが演ってる。

うん。イイ作品だった。
俺は好きだな。 俺はね。 かなり好きかな。


ところで、話は関連しつつもガラっと変わるんだけど。

随分前にPIXERの監督、ジョン・ラセターが、
「CGアニメで人間を描こうとする時、リアルであればあるほど違和感が出てしまう」 とかなんとか、そんな感じのことを言っていた。

あー、確かに。
『トイ・ストーリー』に出てくる人間は、ちょっと気持ち悪い。
その他の作品は人間出てないか、もしくはかなりデフォルメしてるんで、気持ち悪くはない。

PIXER以外の作品だけど、『シュレック』なんかは、人間の描写が気持ち悪い。
群舞のシーンなんか、気持ち悪い上にあまりに画一的な動きで、まるで北の方のとある国のマスゲームみたいで怖かった。
人間以外のキャラはフツーに観られるんだけどねぇ。

あと、去年だか一昨年だか、ファイナルファンタジーがフルCG長編映画になって、興行的に大失敗しましたわな。
あれ、本編は観てないけど予告が十分気持ち悪かった。

と、この手の「リアルすぎると気持ち悪い」ってどういうことなんだろう?と思っていたんだけど、去年、俺は、その解答を見つけたのだ!

こういうのは「不気味の谷現象」って言うんだそうだ。

元々は1970年に日本のロボット工学の博士が言った というか「予想」したことなんだけども、
人間の形をしたロボットが、人間のリアルな形や動作に近づくに連れ、人がそのロボットを見た時の感情的反応は好感的・共感的度合いを増すのだが、リアル度がある一定レベルを超えると、反応が突然嫌悪感に変わるってんだ。
で、リアル度がさらに上がって人間と見分けが付かなくなると、再び強い好感に変わる。
これをグラフで表すと、完全リアル手前の嫌悪感の部分が局所的に凹んだグラフになる。 ここを「不気味の谷」って言う。

これが今、ロボットではなく、CGアニメで起こっていて、ちょいちょい「不気味の谷現象だね」とか語られているそうだ。

この現象、実に面白い。 (俺はね)

何でリアルだと不気味なのか。
それは、例えば病気の人を見たときの「あれ?」とか、ちょっとフツーでないぞこの人って人を見た時の「ヤバっ」とか、死んでる人を見た時の「怖っ」 っていうのと繋がってるんだそうだ。

あまりにリアルなので、リアルに人間と認識しようとするものの、なんだか微妙~に普通と違うってのを無意識に認識しちゃうみたいなんだな。

それで、「なんか怖っ」とか「気持ち悪っ」って感情が出てきちゃうって話。

進化の足跡にも繋がってて、死体とか病人を「怖っ」とか「ヤバっ」って避ける方向の感情が生まれる個体の方が、ウィルスや危険から逃れる行動に結びついて、生存に有利に働いたと。
そういう個体だけが選択的に種を保存して行ったと。 ようするにこれ「本能」ってやつね。
いや~、おもしろい。


そう言えば、
どこぞの保険会社のCMの、まねき猫ダック~♪の猫、
俺には気持ち悪くてしょうがない。
なんだかあのCM、CM好感度でそこそこ好感されてるってのが解らない。 気持ち悪いじゃん、あの猫。
あれも「不気味の谷現象」でしょ?
ちなみにあの猫、CGじゃなくてロボットだってね。


さらにちなみに、
昔、「そのうち、役者なんか要らなくなる。実写映画もなくなる。 みんなリアルなCGで作れるようになっちゃうからね」
なんてことを本気で言っている人が居た。

俺はそんなのあり得ないと、当時も思ったし、今も思っている。
技術的に不気味の谷を乗り越えるのは無理だと思うな。

そもそも、実写は実写、アニメはアニメ。 生身の人間が演じるのと絵を動かすってのはまるで違うし、それぞれイイんだし。

うん。映画はイイね。
実写も、CGアニメも、セルアニメも。 みんなそれぞれイイ。

2 件のコメント:

  1. タイケーさん こんにちは

    確かにCG映画の「人」って気持ち悪いのが多いかも知れませんね~
    特にトイストーリーの「人」はやっぱり気持ち悪かったですねw
    でも不思議とゲームのCGの「人」って
    案外気持ち悪くないんですよね~(俺だけ?)
    不気味の谷の手前なのかな?

    いや~映画って本当にいいもんですね
    それでは、
    さよならっ、さよならっ、さよならっ!

    返信削除
  2. あっか~ん! こんにちは。 コメントどーもありがとー!

    > 確かにCG映画の「人」って気持ち悪いのが多いかも知れませんね~

    多いよねー。
    最近、外資系の保険屋かなんかのCMで、CGアニメ使ってるけど、やっぱり人が気持ち悪い。
    ゾンビの親子みたいなの。ぜってーあんな保険入りたくない。

    > 特にトイストーリーの「人」はやっぱり気持ち悪かったですねw

    そうなの。でもあれ、おもちゃの方が主役だから、作品的にはOKなのね。
    『トイ・ストーリー2』ではCGのクオリティーが上がって、ママの髪の感じとかが良くなってんのね。やっぱリアル系な「人」は違和感あるけど。

    > でも不思議とゲームのCGの「人」って
    > 案外気持ち悪くないんですよね~(俺だけ?)

    そーなの?
    俺はリアルCG系のゲームで遊んだことないんでね。興味深いね。

    > 不気味の谷の手前なのかな?

    なのかな? ゲームキャラとして確立してるからOKってことなのかな?
    おもろいね。


    > いや~映画って本当にいいもんですね
    > それでは、
    > さよならっ、さよならっ、さよならっ!

    来週はモア・ベターよ!

    返信削除

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