息子のやらかし， 娘のお出かけ

ゆっくり、少しずつ

息子がまたやらかした。
その日はかーちゃんに絞られ、翌朝はとーちゃんに締められ、その後、かーちゃんと菓子折り持って被害者宅へ詫びを入れに行った。

悪意を持ってのことじゃないとは言え、思慮の足りなさ過ぎで人を傷つけてしまうなんて、あっちゃならない。
それでなくても、ついうっかりなんてえのは往々にしてあることなんだからよ。大人になってもな。
相手が仲良しだったから逆に慢心したんだろうか？

幸い相手は息子の謝罪を笑顔で受け入れてくれた。
仮に、俺が一緒に行って、彼の笑顔での謝罪受け入れの様を見たとしたら、俺はその場で泣き出してドン引きされてたかも。
え？何でお父さんが泣いてるんですかー？ なんつーて。

息子は、やっちまったことの重大さを意識できただろうか？
本来は親の介入なしに、失敗して友達なくしたり、信用や信頼の回復がどれだけ大変なことかを身に染みて思い知ったりして成長して行くもんだが、今回は息子の脳天気っぷりと相手のダメージのギャップがあり過ぎ、介入のやむ無しに至った。

かーちゃん付いて行ってくれて良かったなぁ、おい。
俺がガキの頃なんか、菓子折り持たされて「謝りに行って来い！」っておん出されたもんだぜ。 （小6の頃でした）
今考えると、、、なんかおかしいな、子供が一人で菓子折り持って詫び入れに行くのって。 あぁ・・・変だわ。 やられた。

そういや、あの時も、俺の思慮の足りなさから起こったアクシデントだった。
あ！・・・そうかぁ・・・・ DNAかぁ～・・・
とりあえずかーちゃんに謝っておこう。 ごめんなぁ、かーちゃん。（← カミさんな）

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日曜日、娘はお友達と二人だけで電車を乗り継ぎ、横浜-山下公園へ出かけた。
ただ遊びに行くんじゃなく、写生大会に参加するためなんだが。
それでも、娘の行動範囲が少しずつ広がって行くのを、心配しながらも、かくあるべしと歓迎し見守るこの微妙な気持ちが我ながらイイ感じにおもろい。

「駅から山下公園まで迷わないで行けるかなぁ？」
「まぁ、周りの看板見たり、人に聞いたりすれば大丈夫だろうよ。」
と言いつつも、過保護だなと思いながらグーグルマップで最寄駅と山下公園が入った地図をプリントアウトして渡してしまう俺。
でもついでに、縮尺を小さくした周辺地図も何気に渡しておいた。
もしかしたらちょっとした冒険心でも芽生えて、帰りに中華街とか元町とか、みなとみらいでも、寄り道しようってことにもなるかと思ってさ。

じゃ、気をつけて行ってらっしゃい。

果たして、
午後、家の電話が鳴った。 カミさんが取る。 娘からだ。
「うん。はいよ。暗くなる前に帰ってきなさいよ」

お！目論見通り、横浜で寄り道か！ 心配だけどワクワクするのぉ～。

「なんだって？」
「写生大会終わって、今、元町中華街なんだけど、遊んで来ていい？って」
「おぉ、そうか。何！元町ってか！中華街ってか！」
「それは駅名。（みなとみらい線 元町・中華街駅） こっち帰ってきてから駅のショッピングモールで遊ぶって」
「地元かいー！ せっかくのチャンスなのになぁ。ハハハハ」

まぁでも、少しずつだわな。

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二人とも、ゆっくり、少しずつだ。
でも着実に。 いや、時には行きつ戻りつ。
そんなんでイインダヨー。

とは言うものの・・・
娘は夕方やや早めに帰宅。
速攻でPCを起動し、デジカメで撮ってきた写真を取り込み、内２枚をメールに添付して一緒に行ったお友達に送信した。 （ま、俺が手伝いながらだけど）
その傍らで、チャットまでしてやがるし、裏で嵐やV6の動画まで再生してやがる。
お友達はケータイも持ってるし、自分用のウォークマン（もちろんメモリータイプ）も持っていたりする。

凄いことだな、これ。 俺が小6の頃とかけ離れてる。 SFだよ。 ドSFだよ。
技術の進歩は早いし凄いなぁ。

けど、そんな世間のあれこれにも踊らされることなく上手く付き合って、
やっぱりゆっくり少しずつやってきゃイイのさ。

で？ Googleのタブレットどうなった？ iPadの勢いスゲーな。 DELLもタブレット出すってか！ au の Androidケータイは？ Canonの新EOS Kiss Digital は買いだろ！ HDビデオカメラー！ 3Dテレビー！ ワーワーワーワー！ コンチクショー！

踊らされっ放しだぜ。