バント成功!
どうやら、男にとって、父親とのキャッチボールってのは大事な事らしい。
って話のつづきだ。
先日、世間でシルバーウィークなどと呼称されていた連休中のある日、
娘が母親と、ピアノ発表会で着る衣装を買いに行くことになった。
一緒に出るお友達とそのママとも一緒だ。
俺と息子は留守番。
「俺達は何して遊ぼうか?」俺が息子に問う。
「え~っと、マリオカート、マリオパーティー、ゼビウス」
日がな一日ゲーム三昧ってか。 このどアホー! あ!そうだ!
「お前さ、グローブ買ってやるから大きい公園でキャッチボールやんねーか?」
「あ゛ー! やるー!」
意外と食いつきが良かった。
カミさんと娘を駅まで送って行ってから、俺達はスポーツ用品も扱っている大型のおもちゃ屋へ。
おぉ、そこそこ数あるもんだねー。
息子用と俺用とそれぞれ物色。
あれがイイ、これはヤダ、あーだこーだ、やいのやいの。
それぞれお気に入りのグローブを選び出した。
「ちょっと試しにエアキャッチボールしてみようぜ」
「うん!いいよ!」
お互いグローブを左手に嵌め、3メートルほど離れて向き合った。
「いくぞ!そりゃ! ピシュッ!」 (俺、ボールを投げる態)
「パシっ! ピシュッ!」 (息子、捕球し、投げ返す態)
「パシっ! おー、いい球だ。 ピシュッ!」
「パシっ! じゃあ剛速球、ブシュッ!」
「わっ! 暴投かよ!」(ジャンプしたけど届かない態)
「うん、これ、いい感じだな。これにするか?」
「うん!」
といった按配でグローブは決まった。(どんな決め方だよ!)
息子の選んだやつは小学校低学年用で、合皮のグローブ。
息子には微妙に固いようだが、いきなり使えるくらい柔らかい。
大きくなって、次に買い換える時があれば、その時は本革のやつを買ってやるぜ。
俺のは一応本革製だが、ごわごわ感はあるものの、それでもいきなり使えるほど柔らかい。
それが売りの製品のようだ。 こういうのはきっと、その道の人に言わせたら邪道なんだろうな。
ボールは、いきなり軟球ってのも何なんで、軟球より微妙に柔らかい変なボールにした。
レジで支払いをする時、値札や取説のタグが気になった。 ハサミ持ってねーし、あれ付けたままじゃ鬱陶しいな。
レジのお姉さんに、値札や取説のタグを外して貰えるか聞いてみよう。
「あの、それ、パッツン、、、いいですか?」(右手でチョキチョキ)
って話のつづきだ。
先日、世間でシルバーウィークなどと呼称されていた連休中のある日、
娘が母親と、ピアノ発表会で着る衣装を買いに行くことになった。
一緒に出るお友達とそのママとも一緒だ。
俺と息子は留守番。
「俺達は何して遊ぼうか?」俺が息子に問う。
「え~っと、マリオカート、マリオパーティー、ゼビウス」
日がな一日ゲーム三昧ってか。 このどアホー! あ!そうだ!
「お前さ、グローブ買ってやるから大きい公園でキャッチボールやんねーか?」
「あ゛ー! やるー!」
意外と食いつきが良かった。
カミさんと娘を駅まで送って行ってから、俺達はスポーツ用品も扱っている大型のおもちゃ屋へ。
おぉ、そこそこ数あるもんだねー。
息子用と俺用とそれぞれ物色。
あれがイイ、これはヤダ、あーだこーだ、やいのやいの。
それぞれお気に入りのグローブを選び出した。
「ちょっと試しにエアキャッチボールしてみようぜ」
「うん!いいよ!」
お互いグローブを左手に嵌め、3メートルほど離れて向き合った。
「いくぞ!そりゃ! ピシュッ!」 (俺、ボールを投げる態)
「パシっ! ピシュッ!」 (息子、捕球し、投げ返す態)
「パシっ! おー、いい球だ。 ピシュッ!」
「パシっ! じゃあ剛速球、ブシュッ!」
「わっ! 暴投かよ!」(ジャンプしたけど届かない態)
「うん、これ、いい感じだな。これにするか?」
「うん!」
といった按配でグローブは決まった。(どんな決め方だよ!)
息子の選んだやつは小学校低学年用で、合皮のグローブ。
息子には微妙に固いようだが、いきなり使えるくらい柔らかい。
大きくなって、次に買い換える時があれば、その時は本革のやつを買ってやるぜ。
俺のは一応本革製だが、ごわごわ感はあるものの、それでもいきなり使えるほど柔らかい。
それが売りの製品のようだ。 こういうのはきっと、その道の人に言わせたら邪道なんだろうな。
ボールは、いきなり軟球ってのも何なんで、軟球より微妙に柔らかい変なボールにした。
レジで支払いをする時、値札や取説のタグが気になった。 ハサミ持ってねーし、あれ付けたままじゃ鬱陶しいな。
レジのお姉さんに、値札や取説のタグを外して貰えるか聞いてみよう。
「あの、それ、パッツン、、、いいですか?」(右手でチョキチョキ)
何?俺? パッツンいいですか? だって。ギャハハハハハ!言語能力低ぅ~~~~!小学生かよ!
お姉さんは気持ち良く対応し、すべてのタグをパッツンしてくれた。 どうもありがとう!
店を出て、途中コンビニでおにぎりなんかを買って、隣り町の大きな公園へ。
ちょっと暑いくらいの見事な秋晴れ。
息子は案山子と同化。 秋の雲が俺のテンションに発破を掛ける。
「日差しの下でやるのはキツいなぁ」「うん、いやだねー」などと根性なしな俺たちは、林の中のちょっとした木漏れ日の空間を見つけ、そこでキャッチボールを始めた。

「いいかー、良く見てちゃんと捕れよー!そりゃっ」
いきなりオーバースローで放ってやったが、息子、難なくキャッチ。
「おー、イイねー」
今までもボール遊びはしてきているので、違和感もなくスムーズに入れたようだ。
しかし、その後はグローブがまだ馴染んでないせいか、エラーよりも捕りこぼしが多かった。
まぁそれでも思ったよりイイ感じだ。
俺は、か~な~り久々なグローブなもんで、実はちゃんと扱えるのか不安だったんだが、意外といけるもんだ。
ゴロもイレギュラーバウンドも対応できてるし。 なんかガキの頃より上手いかも。
熱血野球親父じゃなくても、エラーした息子がダラダラ歩いていると腹が立つ。
「コラ~! 走って取りに行けー!」
キャッチボールってのは、物事に対する姿勢を教えてくれるね。
俺がちょっとよそ見をしている時、構わず息子が投げた球はごく浅い放物線軌道に乗って俺の方へ飛んで来ていた。
俺が気づいた時、球は俺の股間に激突する0.02秒前ほどだった。
俺はとっさに、タイミングを合わせ、球威を殺すように、絶妙に俺のバットをさばいた。
バント成功! これにより未曾有の大惨事は回避された。
バントって、、、 下ネタかよ!
キャッチボールってのは、相手の状況を考え判断する力を養い、時に笑いも誘うね。
ぞんざいな投げ方や、ミスであらぬ方に投げちゃうと、相手が辛いよな。
キャッチボールってのは、相手への思いやりや寛容の精神を育んでくれるね。
近くを誰かが通る時はちょっと休止。 エラーして球をぶつけちゃいけないからな。
キャッチボールってのは、周囲への気配りを学ばせてくれるね。
何より、キャッチボールってのは、これは、コミュニケーションなんだね。
行ったり来たりするのは、ボールだけじゃないねぇ。これ。うん。
あぁ、 良いもんだ。
1時間ちょっとやってから昼食休憩。
昼食後、もっとやろうと言い出したのは息子の方だ。
飽きっぽく集中力の持続性に乏しい息子にしてはなかなかのもんだ。
その後、3時過ぎまで続けた。 俺としては得るものの多いひとときだった。
楽しかったの~。
帰宅してすぐにグローブのお手入れ。
息子にスニーカー用ブラシを渡し、俺はブーツ用ブラシで、ササーっとブラッシング。
そして乾拭き。
さらに俺はミンクオイルを塗った。
息子も塗りたいと言うが、合皮だし、、、いやイイか。かんけーねー、塗っちまえー!
「おうちコープ」から宅配の食材が届いていた。
息子と二人でいくつもの箱をキッチンへ運び、中身を冷蔵庫へ。
お!冷凍食品の箱にドライアイスが!
シンクに水を張ってドライアイス投入! モクモクモクモク~
息子はテンション上がりまくり。ワーワー!煙だー!ワー!
カミさんと娘はちょっと遅くなりそうなので、先に風呂に入ることにした。
二人で浴槽を洗い、湯を張って入った。
「とーちゃん、キャッチボール、またやろうね!」
「おう、またやろうな」
風呂に入っている間にカミさんと娘が帰って来た。
風呂から上がり、体を拭いている時、先に出ていた息子がリビングのかーちゃんの元へ走って行った。
「かーちゃん!かーちゃん!今日ね、すごく楽しかったんだよ!」
声から察するに、その時の息子の目はキラキラ系だったに違いない。
「そう、何がそんなに楽しかったの?」
「あのね、あのね、水の中にドライアイス入れたら煙がモクモクモク~って」
お姉さんは気持ち良く対応し、すべてのタグをパッツンしてくれた。 どうもありがとう!
店を出て、途中コンビニでおにぎりなんかを買って、隣り町の大きな公園へ。
ちょっと暑いくらいの見事な秋晴れ。
「日差しの下でやるのはキツいなぁ」「うん、いやだねー」などと根性なしな俺たちは、林の中のちょっとした木漏れ日の空間を見つけ、そこでキャッチボールを始めた。
「いいかー、良く見てちゃんと捕れよー!そりゃっ」
いきなりオーバースローで放ってやったが、息子、難なくキャッチ。
「おー、イイねー」
今までもボール遊びはしてきているので、違和感もなくスムーズに入れたようだ。
しかし、その後はグローブがまだ馴染んでないせいか、エラーよりも捕りこぼしが多かった。
まぁそれでも思ったよりイイ感じだ。
俺は、か~な~り久々なグローブなもんで、実はちゃんと扱えるのか不安だったんだが、意外といけるもんだ。
ゴロもイレギュラーバウンドも対応できてるし。 なんかガキの頃より上手いかも。
熱血野球親父じゃなくても、エラーした息子がダラダラ歩いていると腹が立つ。
「コラ~! 走って取りに行けー!」
キャッチボールってのは、物事に対する姿勢を教えてくれるね。
俺がちょっとよそ見をしている時、構わず息子が投げた球はごく浅い放物線軌道に乗って俺の方へ飛んで来ていた。
俺が気づいた時、球は俺の股間に激突する0.02秒前ほどだった。
俺はとっさに、タイミングを合わせ、球威を殺すように、絶妙に俺のバットをさばいた。
バント成功! これにより未曾有の大惨事は回避された。
バントって、、、 下ネタかよ!
キャッチボールってのは、相手の状況を考え判断する力を養い、時に笑いも誘うね。
ぞんざいな投げ方や、ミスであらぬ方に投げちゃうと、相手が辛いよな。
キャッチボールってのは、相手への思いやりや寛容の精神を育んでくれるね。
近くを誰かが通る時はちょっと休止。 エラーして球をぶつけちゃいけないからな。
キャッチボールってのは、周囲への気配りを学ばせてくれるね。
何より、キャッチボールってのは、これは、コミュニケーションなんだね。
行ったり来たりするのは、ボールだけじゃないねぇ。これ。うん。
あぁ、 良いもんだ。
1時間ちょっとやってから昼食休憩。
昼食後、もっとやろうと言い出したのは息子の方だ。
飽きっぽく集中力の持続性に乏しい息子にしてはなかなかのもんだ。
その後、3時過ぎまで続けた。 俺としては得るものの多いひとときだった。
楽しかったの~。
帰宅してすぐにグローブのお手入れ。
息子にスニーカー用ブラシを渡し、俺はブーツ用ブラシで、ササーっとブラッシング。
そして乾拭き。
さらに俺はミンクオイルを塗った。
息子も塗りたいと言うが、合皮だし、、、いやイイか。かんけーねー、塗っちまえー!
「おうちコープ」から宅配の食材が届いていた。
息子と二人でいくつもの箱をキッチンへ運び、中身を冷蔵庫へ。
お!冷凍食品の箱にドライアイスが!
シンクに水を張ってドライアイス投入! モクモクモクモク~
息子はテンション上がりまくり。ワーワー!煙だー!ワー!
カミさんと娘はちょっと遅くなりそうなので、先に風呂に入ることにした。
二人で浴槽を洗い、湯を張って入った。
「とーちゃん、キャッチボール、またやろうね!」
「おう、またやろうな」
風呂に入っている間にカミさんと娘が帰って来た。
風呂から上がり、体を拭いている時、先に出ていた息子がリビングのかーちゃんの元へ走って行った。
「かーちゃん!かーちゃん!今日ね、すごく楽しかったんだよ!」
声から察するに、その時の息子の目はキラキラ系だったに違いない。
「そう、何がそんなに楽しかったの?」
「あのね、あのね、水の中にドライアイス入れたら煙がモクモクモク~って」
そっちかよ!!!
キャッチボールってのは、数多あるうちの一つの遊びに過ぎないんだな。
でも、長じてガキの頃のそれを思い出した時に、あぁいいもんだったなぁと思えるものなんだろう。
息子にとってそういうものになればいいなぁ。
いや、別に、そんなもん、どっちでもいいや。ダーーーッハッハッハッハ!
翌日は右上腕と左ケツが筋肉痛だった。 バットは異常なしだ。(下ネタかよ!)
歳取ると筋肉痛は2日後に出ると言うが、俺は翌日に出る。エッヘン!
だが、なにせ腹立たしいのは、さらにその翌日の方がより痛いってことだ。
どもです!
返信削除いやー相変わらず写真がいいねー
感動したっす
バント成功ってあーた あはは
>「そう、何がそんなに楽しかったの?」
「あのね、あのね、水の中にドライアイス入れたら煙がモクモクモク~って」
>そっちかよ!!!
ハッハー大者だ いいぞー!
それにしても親子のキャッチボール羨ましすぎる・・・いいな。
タイケーさん こにゃにゃちです。
返信削除>ドライアイス、そっちかよ!
笑った!仕事中なのに笑った!www
それにしても
キャッチボールってタイケーさんのおっしゃる通り、ボールの受け渡しだけでなく、相手や周りへの気配りなど、色々なことを学べますよね~~。
しかもその時は気がつかないけど
翌日翌々日の筋肉痛!w
衰えを実感できますよねwww
私事ですが
以前子供とキャッチボールをしている最中、長嶋さんの真似をして
球をなげたら、わき腹を痛めたことがあります。
>「そう、何がそんなに楽しかったの?」
返信削除>「あのね、あのね、水の中にドライアイス入れたら煙がモクモクモク~って」
もう、声だして笑っちゃった。
外じゃなくてよかった。
子供ってーのは 楽しかった最新情報を
まず報告するんですかね?
もっちろん、キャッチボールは
父の愛を後に感じる 思い出になってる
だろーねぇ。
んもう~
あったかくて やさしい気持ちになるね。
川上ぃ~! コメントどーもありがとー!
返信削除> いやー相変わらず写真がいいねー
いや~、それほどでも~
> 感動したっす
マジすか? 嬉しいっす。
> バント成功ってあーた あはは
チーン なんちゃってねぇ。
> ハッハー大者だ いいぞー!
イェーイ!ラッケンローーー!
> それにしても親子のキャッチボール羨ましすぎる・・・いいな。
こりゃどもっす。
あっか~ん! こにゃにゃちー! コメントどーもありがとー!
返信削除> 笑った!仕事中なのに笑った!www
アハハ! 笑うでしょ。もうほんと、俺も笑ったわ。
> キャッチボールってタイケーさんのおっしゃる通り、ボールの受け渡しだけでなく、相手や周りへの気配りなど、色々なことを学べますよね~~。
だねー。イイもんだねー。
> 衰えを実感できますよねwww
ダハハー!実感したくねぇーーー!
> 以前子供とキャッチボールをしている最中、長嶋さんの真似をして
> 球をなげたら、わき腹を痛めたことがあります。
あ、その話、聞いたことあるぞ。
ブログに書いたっけ? 直接聞いたんだっけ?
アハハ! ミスターの真似して直後に脇腹押さえてるとこ想像して笑える。
ネコキックさ~ん! コメントどーもありがとー!
返信削除> もう、声だして笑っちゃった。
あ、本当? そりゃ何より。
笑うでしょ。あいつめー。
> 子供ってーのは 楽しかった最新情報を
> まず報告するんですかね?
短期記憶力、鳥よりちょっと上くらい?
> もっちろん、キャッチボールは
> 父の愛を後に感じる 思い出になってる
> だろーねぇ。
であればイイと思っちょりまする。
> んもう~
> あったかくて やさしい気持ちになるね。
こりゃどうもー!