江ノ島へ

ネジ緩む・・・

昨夜、仕事から帰宅し、すぐさまヘルメットとグラブを持ってガレージへ。
すでに日付は回っている。
近所に気兼ねしつつエンジンを掛ける。（おぉ～、堪んねー！）


オイルがエンジン各部に回った頃合を見計らい、静かに発進。
往復１時間強の予定。今夜はどこを流そうか・・・

国道１号に出た。　西へ。

昼間はなかなか流れないこの道も、夜中は流しそうめん並みにスイスイ流れている。

しつこいようだが、
ただ乗ってるだけで本当にウキウキしてしまう。
鼓動感に堪らずハイになり、
重量感が気持ちを落ち着かせてくれる。

停止時のアイドリングの振動がこれまた堪らない。
全体が振動し、ハンドルは細かく揺れている。
俺も揺れている。
俺の中のネジってネジが緩み出す。

しばらく走ると、「藤沢・江ノ島方面」という看板が出てきた。
とりあえず江ノ島方面へ。

すぐに藤沢駅に出た。　藤沢駅周辺の変貌ぶりに驚く。
藤沢抜ければ江ノ島はさほど遠くないだろう。
看板を頼りにひた走る。

江ノ電の線路が横切っている交差点を鋭角気味に折れ、さらに切り返してその先の信号で止まる。
ぉおーっ！目の前海ーっ！
暗くて海面は見えないが、そこは確実に海だ。　灯台の灯りも見える。
なんだかチト感動・・・。

海沿いちょっと走ればすぐに江ノ島への橋。
生憎夜１０時以降は入れない。少し先を海側に折れると海の際に出られた。

ハーレーを停めてしばし休憩。
ふぅ～・・・
江ノ島まで30分ちょっとで来られた。意外と近いもんだ。 （イマイチ土地鑑薄いのだ）

イカレポンチックな若人達、ストリートダンサー、スケボー野郎共、珍走団、、、などはまったく居ない。
たまにアベックが歩いている程度。静かなもんだ。
海際には愛を育んでいるアベックが乗っていると思しき車が数台。
平和だねぇ・・・

- 真っ暗で良く判らないが、心の目で見れば江ノ島がそこに -

さてと引き返すか。

帰路、道に迷う。
ハーレーに乗っていると、道に迷っても楽しい。
方向的には概ね合ってる。気楽に行こう。
あっち曲がりこっちに折れ、、、ついに方向感覚完全ロスト！
それでも楽しい。あー楽しい。

ん！・・・楽しい楽しいでこのまま朝を迎えてしまったら、あまり楽しいことにはならないぞ。
スゲー！そんな先の事まで見据えられるなんて、俺も大人になったもんだ。

ＪＲ線路脇の道に出た。
線路～の脇のつぼ～みは～♪
おっ！11時の方向に4人のポリスマン発見！ 検問のようだ。
中村ゆうじ似の警官に道を聞く。
近いが複雑な道順と単純だが遠回りの道順を教えてくれた。
迷わず遠くて単純な方を選び、元気に礼を述べて帰路に付く。


帰りは寒かった。
ハーレーの振動が空きっ腹に堪える。
でも楽しい。

熱いシャワーを浴び、床に就く。
まだ昂ぶちゃってて寝られな・・・zzz