ヘビ君に首ったけ
(前回トピックからの続き)
なんとこの店、今年の2月にオープンした店なのだ。
またもやこれも・・・巡り合わせを感じずには居られない。
何台ものアルファロメオの中古車と試乗車が並ぶ屋外駐車場に車を乗り入れると、物腰の柔らかい、グレイヘアーでポッチャリ系の紳士が誘導してくれた。
ショールームは綺麗で明るくイイ雰囲気だ。
もしも買うならコレだな と思っていたモデルを仔細に観察し、コクピット(←店の人はそう言っていた)に乗り込んだりしてみた。
いや~、イイな。実にイイ。 ウーハハハ!ウーハハハ!
一人盛り上がっていると、その店のマネージャである ”みかん”さんが話しかけてきた。
珍しい苗字だが、本当にみかん(美柑)さんなのだ。
店員のお姉さんが子供たちの面倒を見てくれている間、マネージャとお話。
マネージャはAlfaの魅力を語ったり、一般的に持たれているマイナスイメージ(壊れやすいとか)の払拭に努めたり。
感じは悪くない。 いや、悪くないというより、かなり良い。
「いや、まだいつ買えるかも分からなくて、とりあえず見に来ただけなんだけどね」
と言いつつも、結構会話は弾んでしまう。
まぁ色々会話しながらも、こっちの腹を探られてるんだろうなぁ・・・
「いかがですか?試乗されますか?」
「え!いや、、、あぁ?・・・う~ん・・・ じゃ、折角だから」
ってことで試乗することに。
お姉さんが相手してくれてる子供らをお店に残し試乗車へ。
マネージャが運転席(あ、”コクピット ”ね)、俺が助手席、カミさん後部座席。
エンジンが掛かった。
おぉ~・・・
静かだが、「ルロロロロロロロロ~」って言ってる。
堪らんぞ、このアイドリング!
走り出した。
しっとり&しっかりな走り。イイ!
おっ! 結構シャープな加速感! そして安定感。
エンジン音、イイ!
途中で運転を替わった。
右ハンドルだが、ウィンカーとワイパーのレバーの位置が日本車と逆になっている。
これ、実はISO規格で「ハンドルの左右にかかわらずウィンカーレバーは左」って決まってるらしい。
だったら日本車もそうしちゃえばイイのに・・・
左レバーでウィンカーを出し、緊張しつつ発進。
おっと、おっと、おっとっとぉ~!
右脚とエンジン・タイヤまでが一体化したような感じ。
ショックは固めだが、ガチガチに固いのではなく、心地良く固い。
しっかりした足回りって感じか。
ハンドリングはウチの車よりも重いが、その分、しっとりとした安定感がある。
「うぉ~!箱根行きてぇ~!」 走りながら叫んだ。
するとマネージャ、
「私ども、社員研修ではターンパイクを何度も何度も走り、Alfa の走りを叩き込まれます」
へぇ~。
ターンパイクはイイな。そこそこイイ感じに気持ち良く楽しめる道だよなぁ。
ハーレーでも走りたいし、アルファでも走りたい!
セミオートマであり、ハンドルの裏についている左右のパドルを手前にカチっと引くことで、シフトチェンジが出来る。
よっし、シフトアッ~プ!
「ビッシューッ!」ウィンドウウォッシャー液発射っ!
間違えて、パドルより奥のワイパーレバーを引いてしまったのだ。
車内は笑いの坩堝へ。
「かーちゃんも運転してみっか?」
「いやいやいやいや、怖い怖い怖い怖い」
「いや、慣れりゃどってことないからしてみなさいよ」
「あわわわわわわ、ぶつけたら困るし・・・」
ってことで、カミさんパス。
いや~、食らった。
ずっとアルファロメオが好きだったと言っても、憧れてた訳じゃないし、欲しいと思ったこともなかった。
ただ「アルファロメオってカッコイイよなぁ」くらいのものだ。
それが、実際にじっくり実車を見て、触れて、試乗してみて、完全に虜になってしまった。
「ヘビ君に首ったけ」ってところだ。
店に戻り、駐車場にてエンジンルームやらラゲッジルームやら、あちこち見まくった。
車はブリジストンのタイヤを履いているのだが、ラゲッジルームの床下に格納されているスペアタイヤはピレリーだった。
スペアタイヤがピレリーって・・・ ま、本国では別段どってことない話なんだろうが、ちと笑える。 というか、カッコイイ!
俺は来店からずっと右肩上がりでテンション上がりまくり。チョー分かりやすい奴なのだ。
マネージャ、ここぞとばかり、
「お見積もり出しましょうか?」
「えっ!あ、、、いや、まだそんな、、、」
「まぁ、ラフで、今後の参考までに」
「あ、そうですね、参考にね」
「はい、参考までに。では少々お待ちください」
え~っと・・・これってヤバい状況?
完全に相手のペースに巻き込まれまくりの飲み込まれまくり?
いや・・・相手というより、『アルファロメオ』にだな。
というより、ヘビ君の毒が回って、あーコリャコリャ!
見積書が出てきた。
う・・・ やっぱカーナビやら必須オプションと諸経費入れると結構行くなぁ・・・
その金額は俺のテンションを下げ、俺を現実に引き戻させた。
ラフの見積もりとは言え、買うのはまだ先の話とは言え、、どうにかする術があるものなのだろうか?
俺のテンションを最高潮まで引き上げておいて一気に追い落とす、運命の女神のこの残酷さは何だ?
でも俺は「これじゃ無理だ」とは言いたくない。
何か「道」はあるはずだ。
アルファロメオ オーナー = 別名アルフィスタ への「道」が!
今思えば、運命の女神のやりかたは実に周到で緻密だ。
ここで一旦落とすことが、後の「事件」へと繋がって行くとは、まだこの時点では予想だにできてない俺だった。
アルフィスタへの道(3)へ続く...
タイケーさん こんにちは
返信削除アルファオメオ
よさそうですね~~
Blogタイトルが
「ハーレーへの道」から
「アルファへの道」に変わったりしてw
あっか~ん! こんにちは。 コメントどもありがとう~!
返信削除> アルファオメオ
> よさそうですね~~
イイィ~~~ぞぉ~~~~!
でもアルファロメオだじょー!
> Blogタイトルが
> 「ハーレーへの道」から
> 「アルファへの道」に変わったりしてw
アハハ。それはないわ。
まず第一義的に「ハーレー乗り」でありたい。ナハハ。
いや、その前に「夫であり父」でなきゃいけないんだけど、この辺りのジレンマの解消が「アルフィスタ」なんじゃないだろうか? な~んて都合よく考えている今日この頃~。
アチャチャー
返信削除アルファは乗ったらヤバイやね
カッケーに決まってるしね
エンブレム、ヤバヤバだし
一度俺もアルファまじ考えたんだけれど
限定で買えませんでした
キチゲーみてーに速い速い
ほんとターンパイク最高ですよね!
「3」気になりますぅ・・・
川上ぃ~! コメントどもありがと~!
返信削除> アチャチャー
> アルファは乗ったらヤバイやね
うん。ヤバい。 乗ったらもうヤバい。
> カッケーに決まってるしね
決まってるね。満場一致で可決成立だね。
> エンブレム、ヤバヤバだし
ヤバ過ぎだよね。ヘビ君、子供食べようとしてるしね。
でもディーラーの人は、「それ、子供じゃなくてベロです」って言ってた。
> 一度俺もアルファまじ考えたんだけれど
> 限定で買えませんでした
なんと!
> キチゲーみてーに速い速い
そーとーイってるやつだわね、それ。
俺が狙ってるのは 2,000cc です。
でも、今乗ってるラフェスタも2,000ccなのに、何だ?この違いは!ってくらいシャープですね。
ま、燃料も違いますけど・・・
> ほんとターンパイク最高ですよね!
イイですねー。あくまでも楽しくアグレッシブに行ける感じがイイですね。
> 「3」気になりますぅ・・・
(3)では「事件」の全貌が詳らかにされるのか? 乞うご期待!