2006年10月19日木曜日

技能教習#4

怖~い話

朝9時からの教習。
今日の相方は、ちょっとバイクオタク的雰囲気を漂わせた兄ちゃん。

兄ちゃんっつっても30代中盤あたり。
俺の方が後だったので、こちらから挨拶すると気持ちよく挨拶してくれた。
ライダー暦3年(ただしほぼ毎日乗ってたそうだ)の後、15年のブランクとのこと。

今日の教官は若い兄ちゃん。
優しげな感じだ。
俺は今日もHONDA CB750をリクエスト。
昨日乗った56番車は第2段階の人に充てられ、俺は初日に乗った55番車だった。
クラッチを握ると、、、重い・・・ やっぱり個体差だったのか。

しかもこの55番車、ちょくちょくギア抜けするのだ。
初日、8の字進入前のギアチェンジで抜けてしまい、あわや転倒するところだった。
その時はとっさに2速に入れられたのだが、、、ギア抜けは怖い。
稲川淳二の怪談話と同じくらい怖い。
いや、もっと怖い。
あ~怖い怖い。
「55番車かぁ・・・嫌だなぁ」
あ~あ、やっちゃった。
「嫌だなぁ」なんて思っちゃいけないのだ。
思う前に速攻で開き直るべきだったのだ。
俺としたことが・・・
この、「嫌だなぁ」で今日の教習にケチが付くことに・・・
ウォームアップ走行から課題走行へ。
例の如く、一本橋、スラローム、波状路、小回りして8の字、超小回り、の繰り返し。

今日はどうも調子が出ない。
自分の中にケチが付いてるのだ。
気分を切り替えないと・・・
が、なんだか調子が乗って来ない。
気は引き締めてるのだが、、、う~む・・・
「なんだろなぁ~・・・」
などと思ってはいけないのだ。
思った瞬間、ギア抜け。
気付かずに8の字進入前の小回りへ。
あっと思った時には修正不能な程車体が傾いていた。
こんな時は無理に踏ん張らず、逃げるが勝ちだ。
左手を離し、同時に左足を地面に着く。
「ガシャっ」
記念すべき初コカし! イェ~イ!
後ろで待ってる相方に詫びを入れ、速攻で引き起こしてコースへ。

コカしたらちょっとすっきりした。

またギア抜けしたら嫌なので、シフトチェンジは超慎重に。
かつ、ランプ確認。
うん。最初からこうすりゃ良かったんだ。
少しずつ調子が戻ってきた。
でも、スラローム、
やっぱり納得行かない。
ちょっと進入角度を変えてみっか・・・あー!失敗だった!
ちょうどその時、タイム計測される。
「今のタイム、6.9秒」
ぅえ゛っ、それでも7秒切ってるの? (また自慢かよ!)
次の回のスラロームは、まぁまぁそこそこな感じに通過。
「今回のは凄く良いですよ!」
あ、タイムは計測してないのね~
一本橋は無理せず無心で通過。12秒だった。

一本橋の脱輪も、波状路でのエンストもなく。
まぁ、、、なんやかんやで良い感じじゃん。


急制動コーナーへ。

一本目、
またまた手前の線で止まってしまう。
だってそこに線があるんだもん。
頼むから消してくれや!
「この線の手前まで来て止まってください」
と、2本目の線を指定されてしまった。
2本目の線、2本目の線・・・
意識し過ぎた。
視線が線に釘付けになってしまう。
すべてにおいて視線は重要だ。
急制動では前方に視線を置かなければいけない。
停止前に視線が手前に来ていたため、停止時に若干ふらつく・・・
あ・・・ ノォーーー!右足着いてしまった!
「あーーーっ!右足着いちゃいましたー!」
教官、笑う。
視線について注意され、停止時に右足を着かないコツを伝授された。
「完全停止するまで足を出さないからいけないんです。 一歩手前で左足を出せば、バランスは左側に寄りますよ」
おぉ~!なんと!!! 目から鱗とはこのことだ!
俺はなんで今まで曲芸師みたいなことしてたんだろ?
スゲー!スゲー! 止まる直前に左足を出せば良いんだ!スゲー!
止まる直前に足を出すなんて、超当たり前のようだが、俺には革命的なことだったのだ。
言われるまで自分のこんな癖に気付かなかった。
ありがたやありがたや・・・

はい、おしまい。
「お二人とも、今の段階としては大分良い感じに乗れてますよ」
「ありがとうございましたー」
やっぱ中型バイク歴ってプラスなんだなぁ。
中型バイク歴+ブランクってのがミソなのかも。
初日は腕がかなり疲れたが、教習を重ねるにつれ、腕の疲労度は落ちてきている。
腕が慣れて来ているのではなく、操作に慣れて来ているのだそうだ。
腕の力で押さえ込んだり、ねじ伏せたりなんてえのじゃ、ちゃんと乗れてない。
ちゃんと乗れていれば腿が疲れる。

うん。そうだな。
下半身で操作するってのが重要だ。
スパーン!スパーン!・・・
あ、いや、、、ほんますんません・・・

2 件のコメント:

  1. なんとも調子が悪い時ってあるよね
    たぶん
    乗馬もそうだろうね
    うん
    乗馬と同じなんだよ
    自分の心境。心持が素直にマシン(馬)に
    伝わってしまうのかな・・
    だから いい んだけれどね
    生意気言ってすいません・・m(__)m
    (下半身だよねー、背中の線もだけどね、目線とね)

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  2. 川上、まいどどもです。
    いや、ほんと、まったくその通り。
    だから良いんだよね。うん。

    あい。下半身、背中の線、目線、、、ほんと大事っすね。
    そして心も大事っすね。
    もっと言えば、心と身体全体のバランスも大事っすね。

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